2021.05.25
こんにちは、momoレンジャーTKGです。
さて、momoのSNS等を通じてご存知の方も多いと思いますが、4月14日から5月5日に、momo融資先「タチキカラ」の杉野さんが、豊田市旭地区で炭窯を作るクラウドファンディングを行いました。
(クラウドファンディングのサイトはこちらから)
momoとしてもこのクラウドファンディングを応援させていただき、私TKGを含むmomoレンジャーで、ページやSNSの更新などサポートさせていただきました。
クラウドファンディングは見事成功!
目標額70万円を1週間で達成し、約3週間で、目標額の167%となる111万280円を調達しました。
クラウドファンディングが終わって少し経ち、杉野さんにクラウドファンディングを終えての気持ちなどを伺いました。
実は杉野さん、クラウドファンディングをやる前は「お金をいただくことに、抵抗感や後ろめたさがあった」と言います。
しかし、目標額の70万円を超えた時、知人に「ここまできたら甘えちゃえば?」と言われたことをきっかけに「開き直れた」のだとか。
「これまではお金を支援して、とは言えませんでした。しかし今回のクラウドファンディングを機に、お願いします!と言えるようになりました。本当にお金に関して心境の変化がありましたね。」
また、それ以外にも様々な変化が。
「これまで、後回しにしていたことが山のようにあって、その1つに自分の仕事の映像化がありました。
第三者に自分の映像を撮ってもらって、自分の仕事を伝えたい、こんなかっこいい仕事なんだと後継者に伝えたいと思っていたんです。これまでやっていなかったんですが、今やった方がいい!と思い、近くに住んでいるカメラマンに撮ってもらっています。」
「それから、これまでずっと1人で仕事をしてきましたが、クラウドファンディングを通して、炭やきの仕事をしたいという方からのメッセージをもらいました。その人は既に2回ここに来てくれました。これまでは照れがあって、一緒にやりたい人来てー!と言えなかったんですが、開き直れました。」
クラウドファンディングというと資金調達としての面が注目されがちですが、映像化が進んだり、一緒に事業を進める人が増えたり、杉野さん自身の考え方にも変化があったようです。 クラウドファンディングをサポートさせていただいた立場としても、とても嬉しいなと思います。
この日の最後には、杉野さんには「130人もの方に支援していただいて、本当にありがたいです。今回支援していただいたお金は、一円も無駄にせずに、使いたいと思います。僕は仕事を頑張りますし、そこには自信を持っています」と語っていただきました。
クラウドファンディングは終わりましたが、炭窯作りはいよいよこれから!続報がとっても楽しみです。
2021.04.08
お久しぶりすぎる古参レンジャーのキャリーです。
momoに関わり始めた頃と今ではライフステージも大きく変わり、事務所へ気軽に行けるところに住んでおらず、子どもたちもまだ小さいので、ミーティングにすら参加できない時期もありましたが、なんとか活動を続けています。
そんなこんなで、またmomo通信を書けることを大変うれしく思っています。
それはさておき、12月26日(土)に開催したオンラインmomo忘年会について!
実はレンジャーのみで内々にやっていました。
今回は二部制で、お昼と夜に開催しました。私は前述のとおり、子どもが小さく、夜はなかなか参加が難しいので、昼の部に参加しました。
まなみん、TKG、ひらっちと私というベテランメンバーで、電波状況に翻弄されたり、同居人の声や電話の音にビクりとしながら、オンラインあるある満載の中、ゆったりまったり雑談させてもらいました。
本当に雑談すぎて、正直何を話したのか覚えてないくらいです。
でも改めて、momoレンジャーって居心地いいなぁと感じました。
みんな自由で、無理していない感じがするからでしょうか。もちろん真面目で締めるところは締めて活動しているので、その点は心配しないでくださいね。笑
最後に、来年の抱負を語ったところ、半分が「結婚!」という…誰が言ったかは、わかる人にはわかってしまうやつですね!笑
私は真面目に(もちろん結婚が目標のお二人も大真面目ですが…)来年スタート予定の新規事業のことを話しました。
私は普段、サービス業の事務方で働いていますが、子育て支援や教育支援、プレゼンイベントなどの市民活動もしているので、思えば毎年何かしらの新規事業をスタートさせています。
そこでmomoを通してのつながりに助けられたり、つながりを活かせたりと、細々でもmomoレンジャーを続けさせてもらっているご縁を日々感じているので、そういうつながりの結果を抱負として伝えられたことが嬉しかったです。
忘年会で結束を新たにしたmomoレンジャーたちと、今年も楽しく活動していきたいと思います。
2021.03.14
<近況>
福祉分野でも、新型コロナウイルスの影響は現在も引き続いています。
そんな時でも利用をしている方を、より多角的に支援していけるよう、新しく事業を拡大しました。就労に向けてのサポートと、こども食堂の展開に少しずつ取り組んでいます。
<出資者のみなさんに向けて>
コロナ禍で、より人のつながりが重要になってきています。今後とも人のつながりを大切にしていきたいと思っています。
施設の様子
2021.02.28
昨年12月、ある法案が参議院本会議で、全会一致で可決、成立しました。持続可能で活力ある地域社会の実現に資することを目的に、労働者や市民が主体者となる「労働者協同組合法」です。
「協同労働」という働き方は、働く人や市民が出資し、民主的に事業を運営し、人と地域に役立つ仕事を創っていくことで、40年にわたり全国で活動を行っています。
今回、東海事業本部にお話を伺い、この地域における取り組みや今後への期待などについて取材を行いました。
※2021年1月19日、特措法に基づく緊急事態宣言の発出に伴い、オンラインでのリモート取材を実施しました。
取材先:日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会センター事業団・東海事業本部 <岡田本部長、鈴木事務局長>
〇この法律によって何が変わる?
-はじめに、本法案が成立した今のお気持ちをお聞かせください。そして、法律の施行に向けてどのようなことが、今後変わっていきそうですか。
岡田 自分たちでお金を出し合って仕事をつくっていく協同労働の考え、40年取り組んできたことをみなさんに知ってもらえることが一番大きいです。厳しい雇用情勢にある昨今、働き方の選択肢が新しく増えたのです。東海事業本部は15年と歴史が浅いため、この地域に根づき貢献できる事業を広めていく後押しにもなると考えています。
鈴木 これまで適した法人格がありませんでした。例えば、新しく働く人を募集する際、出資の話をすると怪しい団体と思われてしまうことが多々あり、説明するのにとても苦労しました。法律で定義されることで根拠が明確になり、信用も変わってくると思います。
〇海外で協同労働はあたりまえの働き方のひとつ
-イギリスでは150年以上も前に法制化(株式会社よりも4年早く実施)されたように、海外ではあたりまえの働き方のひとつという印象があります。
岡田 はい、先進国で法制化されていないのは日本ぐらいです。ほとんどの国で労働者協同組合に関する法律が存在しています。韓国では日本を手本に進め、日本よりも早く法制化されました。今では協同労働による働き方が続々と生まれているそうです。イタリアやスペインでは製造業や金融業など幅広く取り組んでおり、国や地域に合ったやり方を目指せたらと考えています。
-全国的な歴史から、建物管理や清掃、物流。近年では介護・福祉ということを聞きました。労働者協同組合法によって取り組みことができる事業はかなり幅広いんですね。
岡田 市民の自発的な仕事を大事にしているため、そこで制限をつけてしまうのはどうか?ということがありました。一方、労働者派遣事業は主体的な働き方とは趣旨が異なるため、今回の法律からは除外されました。
〇日本でもっと根づいていくために
-新しく立ち上げたい。協働労働について知りたいなどの相談はありますか。
岡田 地元でこういう活動をしたいから労働者協同組合法を活かせないか?あるいは出資して働くにはどうしたらいいか?などという相談は来ます。この法律で見誤ってはいけないことは、「自分たちがやってきたこと(だけ)が労働者協同組合ではない」。いろいろな形の労働者協同組合が今後出てきていいと考えています。
-新規立ち上げにあたりネックになることはありますか。
岡田 一番は立ち上げ資金です。最近相談した金融機関では地域活動に力を入れていますが、立ち上げ資金についてはなかなか難しいという話でした。そのための基金創設や地域の参考事例を今後学んでいく必要があります。
-どのような人が協同労働という働き方に合っていると思いますか。今後の期待と課題と合わせてお教えください。
岡田 協同労働においてという、特別な答えはありません。しかしみんなで協力して働き、実感を積み重ねていくうちに、効率だけではなく、現場で考え話し合う。全員から意見を引き出すことが求められているなと感じます。
鈴木 目指しているビジョンや想いがあるかどうかが、その人の働きやすさにつながっている気がします。かと言って、なくてもその人を排除することはありません。うちには7つの原則があり、話し合いをとても大事にする組織です。時に考えや意見が異なってもそれを受け入れ、尊重し合う。基本的にはこれが一番大事だと思います。
岡田 今後に向けて課題は山積みです(笑)。労働者協同組合としての事業の意義を、どうやって深めていくか。主体的になれるかどうかの葛藤や、職員同士が共感し合えないことが時には起きます。この法律に見合う組織か、いま改めて問い直されています。また職員の待遇を改善したいです。若い人が夢を持ち、生き生きと働き続けることができるようにしたいです。
2021.02.27
こんにちは、momoレンジャーTKGです。
昨年12月に、momo65件目の融資先「タチキカラ 北三河」代表の杉野さんの元に、momoの理事や出資者の方と訪問をさせていただきました。
▲タチキカラの事務所
今日は、杉野さんが着目している「熱化学還元処理」と「炭やき」について、また、杉野さんの今後の展望をみなさんに紹介したいと思います!
タチキカラに到着するやいなや早速始まったのは「熱化学還元処理」についてのお話。何やら聞き慣れない言葉ですが、木材のねじれや曲がり、割れなどを軽減させて木を乾燥することができる、先進的な技術なのです。
前回の取材で、木材のねじれや曲がりが起こりにくい時期を選んで木を伐採している、とお話していた杉野さんですが、なぜ「熱化学還元処理」に注目しているのでしょうか?そのポイントは「働き方」と「木の市場価値」にあります。
「今、僕がスギやヒノキを伐るのは、木が割れにくく、品質の高い”伐り旬”といわれる秋の彼岸から春の彼岸までの半年にしています。しかし、熱化学還元処理で乾燥することができれば、伐り旬ではない時期にも、木を伐ることができ、市場価値の高い木を出すことができます。これによって働き方が変われば、僕の次の世代で、この仕事を引き継ぐ人も面白くなると思うんです。」
木の変形や割れは、それ自体がロスになり、市場価値の低下にもつながります。そして、それを防ぐ形で木を伐採しようとすると、働く時期に制限が出てきます。 つまり、それを解決することで杉野さんだけでなく、その次の世代で働く人にとっても持続的な事業になる、というわけなのです!
私自身も全然知らなかったお話ですが、聞けば聞くほど、ワクワクする話…!
さらに、これまで「木こりとしての杉野さん」をmomo通信では主に紹介してきましたが、杉野さんは炭やき職人でもあります。40代まで横浜でSEとして働いていたものの、炭やき職人に憧れて炭やきの世界に飛び込んだのだそうです。
杉野さん曰く、炭やきは技術というよりは文化。
「伝統的な文化を絶やさずに残していきたい」と語る杉野さんですが、現在は、自分の炭窯を持っていないのだそう。
そこで現在、炭窯作りの準備を進めています。
「自分だけでもできないわけではないけれど、それでは広がりもないし、つまらないんです。色んな人に、見てもらったり、関わってもらったりしながらやれたらと思います。」
momoとしても、杉野さんの挑戦を応援したい!伝統的文化としての炭やきを残していきたい!と考えています。
杉野さんと一緒に、この企画を形にできたら…と思って、準備をしていますので、続報をお待ちください!
2020.12.20
momoレンジャーのたけひろです。
静岡に住んでいますが、オンラインが増えたこともあり、最近リモートレンジャーとして活動に参加しています。
現在私が所属しているNPO法人で、外国人技能実習生とのオンラインでの交流活動を行っています。
もともとは私は個人的に地域の日本語教室の活動に参加していたのですが、それがコロナウイルスの影響でストップしてしまいました。繋がりのある外国人から「日本語を話す機会がなく困っている」という相談を受け、私が所属しているNPO法人が主体となって、地域の日本語教室の代替として試験的にオンラインで日本語教室を開催したのです。
やってみてわかったことは、オンラインだと、日本語がある程度話せる人でないと少し難しいというデメリットがある一方で、日本語教室の開催場所が近くにない外国人や、日本語教室に直接ボランティアに行くのは難しい人の双方が参加しやすいというメリットもある、ということです。
そこで、そのメリットを最大限に生かし、土曜夜に1時間だけ会話を中心とした交流活動を行う外国人技能実習生向けオンライン日本語サロンを、大学生のボランティアとともに9月からはじめました。
なぜ外国人技能実習生向けなのかというと、もともと参加していた地域の日本語教室に参加していたため比較的日本語レベルが高い人が多いにもかかわらず、職場・アパート以外のコミュニティとのつながりが少ないという人が多いためです。
私は、元々日本語を教えることが好きというより、日本で生活する外国人の暮らしが気になるという気持ちが強いです。日本語を使いながらも、交流を軸としてお互いの暮らしや文化を相互に楽しんで学ぶ場を目指して活動しています。
外国人技能実習生をめぐるニュースでの報道といえば、家畜の盗難、労働問題などが多く、楽しく交流なんてとても想像できない、と感じる人も多いと思います。
確かに、外国人技能実習生の制度上には課題があると思います。(今回は深くは触れませんが)
一方で、労働環境などに問題がなく、日本での生活をより充実させたいと思っている外国人技能実習生もいます。しかし、メディア報道によって、技能実習生への日本人のイメージが悪いのが現状です。それにより、とても交流を楽しもうという発想が生まれず、いい環境にいて日本語が話せる人も、職場以外では日本人と接点がない人が多いというのが私の感覚ではあります。
現在、欧米諸国で起こる移民をめぐる社会の分断の問題を将来日本で起こさないためには、外国人と共に暮らすためにできることは何かを、みんなで考えていく必要があるのではないでしょうか。
コロナ以前から接点が持ちにくく、社会の中で見えにくい存在の外国人技能実習生を少しでも身近な外国人として感じられる人を増やすために、微力ですが、オンラインでの活動を続けていきたいと思います。
2020.12.13
momo65件目の融資先「タチキカラ 北三河」代表の杉野さんはサラリーマンから転向し炭やき職人、木こり、木挽き職人、自治区の定住委員、自然ガイドと幅広く活動されている方です。
建設会社跡地を居抜きで購入し、ご縁で使わせていただいていた製材機を購入し、移転しました。その購入、移転費用の一部をmomoで融資させて頂きました。
今回のmomo通信では「杉野さんってどんな人?」を、豊田市の現場に訪問してインタビューしてきた、momoレンジャーひとみんがお届けします!
杉野さんは、豊田市の山の中にある製材所で、森林組合と材木屋で購入した木やご自身で伐採した木を製材されています。
脱サラしてから17年、豊田市旭地区に移住して11年目となる杉野さん。 山のあり方、里に住む人のあり方や生き方に信念を持って関わっていらっしゃいます。
杉野さんが日々どんな事を思い、自然や人・ご自身と向き合っているのか、どんな仕事をされているのかは、杉野さん のフェイスブックやホームページで垣間見ることができます。
そんな杉野さんは、木工製品を作る際に、山にある元々の立ち木から、木工製品を購入したい方に、山で育てている木をいくつか紹介し気に入った木を選んでもらい「今日からあなたの木ですよ。」と、伐採し製材して商品にする、という全ての工程がわかるような取り組みをしています。製品となる前の「立ち木」の状態から始まる…だから「タチキカラ」なのです。
自分と暮らす家具や家の材料が、どこで生きてきて誰がそれを収穫し、誰が加工したかが分かり、オーナーまたは購入者の安心安全につながる。それはシンプルな方法に見えるかもしれないけれど難しい仕事でもあります。
「小さな規模でなるべく多くの工程に深く関わり、木を生き物として扱う」ことがタチキカラのポリシーです。
木を生き物として扱うため、木を伐採する時期も大切にされています。 スギやヒノキを伐るのは伐り旬といわれる秋の彼岸から春の彼岸までの半年。その半年間に6〜7回訪れる「新月期」と呼ばれる期間に伐ります。
「新月期」とは、下弦から新月までの一週間です。 杉野さんは旧暦をいつも意識されているそうです。
旧暦とは、まさしく月の巡りそのもの。旧暦と24節気を身体で意識することで、少しでも山に近づきたいと思い暮らしている、というお話からも山と向き合って山と共に暮らしてみえるご様子が伝わってくるように思いました。
なぜ新月期かというと、月の満ち欠けは海面を上昇・下降させるため、生き物に多大な影響を与えま す。木のバイオリズムにも影響を与えます。 満月の頃はバイオリズムが上昇のピークで、植物のデンプンが増える為、虫が寄りやすくなります。
一方、新月期はデンプンが下降のピークで虫が寄りにくく、生き物として大人しくしている時期なので木材にした時も暴れにくいのです。新月期に伐った木は燃えにくいという話もあります。木を伐るのに月の満ち欠けが関係してくるなんてロマンチックであり、科学的な根拠もあるということで驚きました。
また、タチキカラでは「目切れ無し製材」も大切にされています。「目切れ無し製材」とは年輪を切らない強度を考慮された切り方です。
杉野さんのお話はどれも驚きや学びが多かったのですが、中でも印象的だったのが、間伐材のお話でした。
杉野さん曰く「間伐材という木材はなく、それは人がつけた名前。 間伐は悪い木を見つけるのでなく、“より良い木を残す、残したい木を見つけ育てていくために支障のある木を切ること”」なのだそう。
間伐材という言葉一つからも、杉野さんの山や自然に対するこだわりが伝わってきました。
こぼれ話ですが、うかがった際にスギの赤身を短く刻んで煮出した飲み物を出して頂きました。 木の香りと味わいがとても素敵でした! 味や香りが上手く伝えられないのが残念ですが、今後商品化 もあるかもしれないとのことなので、ご興味のある方はその際はぜひ!
杉野さんが日々どんな事を思い、自然や人・ご自身と向き合っているのか、どんな仕事をされている のかは、杉野さんのフェイスブックやホームページで垣間見ることができます。
木の話だったり、哲学的な話だったり…と読んでいて楽しくもあり、感慨深くもあります。 次のお仕事の話やこれからしたい事など、たくさんお話していただきました。
忙しい中、私達の訪問を受けお話いただきありがとうございました。
2020.12.04
momoレンジャーのあーちゃんです。
みなさん、元気にお過ごしですか。
私は、妻の職場復帰に伴う家事育児の分担、資格試験の勉強、中部大学が運営する中部サステナ政策塾への参加と、近年まれにみるバタバタした日々を過ごしておりました。
(私は4歳と2歳の子を持つ父であります)
そんな私も、momoレンジャーとしてボランティアに携わって一年半が経ちました。
学生時代、社会人になってからの十数年、ボランティアとは無縁の生活を送っていた私でしたので、昔からの友人は「興味あったっけ?」と不思議そうな顔をします。
このウィズコロナによって多くの人が働き方や社会との関わり方を見つめ直し、ボランティアやプロボノにも関心を持つようになったと聞きます。
今回、私がボランティアに参加したきっかけ、
momoの様子をお伝えする事で、ボランティアやプロボノに興味がある方にとって少しでも参考となり参加への後押しになればと思います。
『私には夢があります!…あったはずです…』
学生時代、地域や地域事業者の力になりたいと思った私は、地方銀行に就職しました。
半沢直樹にも負けず劣らず(?)の熱い思いを持って就職した私でしたが、日々を業務に追われ、時間に追われ、目標に追われ、私の思いはいつの間にか後ろ後ろの方に追いやられてしまいます。
自身の融資営業力にも限界を感じ始め、精神的にも能力的にも行き詰った私は、勤続10年を目前に銀行を辞めることにしました。
『この想いあたためますか』
新しい職場にも慣れ 家庭もひと段落した頃、湧き上がってくる地域貢献への想いと、自身の存在意義を問いただす日々を送っていた私は、夜な夜なネットの世界へ自分探しの旅に出るようになりました。
いつものようにネットの世界を彷徨っていたある日
「うん?コミュニティ・ユース・バンクmomo?
NPOバンク…知らないな」
「私のお金を地元に生かす志金か…この融資のスキーム面白いな…伴走支援!こういう事をやりたかったんだ!」
この時の衝撃は忘れもしません。
自分探しの旅を中断し、興奮冷めやらぬまま レンジャー(ボランティア)募集へ申し込みしようとするものの 下期の募集が終わったばかりで次回募集は半年後…。
この日から半年間、私は夜な夜なmomo通信を読み漁り、momoの由来となったミヒャエル・エンデのモモを読む日々を過ごすことになります。
『それって実際どうなの?レンジャーMTG初参加』
募集説明会を経て、レンジャーミーティング初めての参加。
当時 momo理事 兼 レンジャーであった そうちゃん、今では一緒に活動することも多くなった先輩レンジャーの ひらっち、同期レンジャーの こにたん の4人で、ナディアパークにある名古屋市市民活動推進センターへ向かいました。
主な議題は、一般社団法人Foraの融資完済パーティーの企画とレンジャーが前回発信をしたmomo通信の振り返り。
「Fora…学生向けのキャリア教育を事業化しているんだ…完済パーティーはレンジャーが企画から運営まで行うのか…大変そうだけど面白いな」
「momo通信 読んだ読んだ…たつや と ひらっちの記事が印象に残ってるな…この まなみんって人の記事は想いが強い分長いんだよな」
注)心の声です…そして私の記事も長い
みんなで意見を出して完済パーティーの企画をブラッシュアップ、momo通信は次回より良い情報発信をするため good bad nextを言っていきます。
私の職場では 普段こういったやりとりがほとんどないので、とても新鮮に感じたのを覚えています。
私はこの日を境に、きっかけや想いはそれぞれだけど、同じ志を持つ仲間たちと、地域のため 地域事業者のために活動していくことになります。
(この日の一枚…ここからあっという間の一年半)
『最後に』
私は、昨年6月にmomo融資先となった就労体験カフェ Cafeスマイルの伴走支援を中心にボランティア活動を行ってきました。
年明けからの感染症拡大によってmomoの融資先はとても厳しい環境にさらされ、momoの活動も大きく制限されました。
この一年半、私の活動がどこまでCafeスマイルの役に立ったのか、どこまで地域に貢献できたかは分かりません。
ただ、こういった厳しい状況だからこそ、一人ひとりの行動や想いが 地域、社会の未来を明るくしていくと、私は信じています。
「momoはライフスタイルの一部だから」
10年以上活動しているレンジャーが、
ふとした時に言った一言です。
きっかけは何だっていい
想いの大きい小さいは関係ない
意識が高いわけでもない
ボランティアやプロボノは生活の一部
みなさんのご参加をお待ちしております。
(momoレンジャー あーちゃん)
2020.09.06
こんにちは。momoレンジャーのはるこです。
大学生の時は時間作って活動することができましたが、最近は仕事でほとんど参加することができていませんでした。
この度、momoレンジャーのTKGから執筆依頼があったため、近況報告も含め コラムを書きます。
私は昨年から社会人になり、個別指導塾で働いています。
私が働いている個別指導塾でも このコロナ禍で大きな変化がありました。
変化が起きている中で、感じたことを書きたいと思います。
まず大きな変化として、
2020年4月の緊急事態宣言の発令で休校になったことがありました。
毎日顔を合わせていた生徒、講師と会えなくなりました。
入社以来、初めてのことでした。
これまで教室で関わっていた人に会えなくなり、気づいたことがあります。
それは、私自身が生徒、講師にたくさんの元気をもらい、支えられていたということです。
私が仕事を頑張ることができたのは、生徒が頑張り、自信をつけ、笑顔を見せてくれて、講師もまた生徒のために一生懸命になり、生徒の成長を自分のことのように喜ぶ笑顔を見せてくれたからだと気づきました。
また、この時に取り入れていたのがAIの教材です。これまでは紙の問題集を使用していましたが、直接進捗が確認できない状況になり、急遽導入されることになりました。
AIの教材は、クリアしたい単元を設定し、診断テストを受け、間違えた問題に応じて、生徒のつまずきを認識し、出題がされていくという仕組みです。
間違いから以前に習った単元のつまずきを発見し、そのつまずきをスタートとして単元の達成を進めることができるので、現状の分析や復習には最適の教材でした。
これまでは講師の経験値によって分析を行っていたものが、膨大なデータが分析され、生徒のつまずきを発見できるものは本当に画期的な教材でした。
一方で、「人」が関わる価値を考えさせられるものでもありました。
これまで、講師や社員が生徒の問題を解く様子を見て、分析していたことがAIによって代替されてしまうことになるからです。自分でどんどん解き進めることができる生徒もいました。このような状況下で私たち、教室で生徒と関わっていた人に求められる価値とは何だろう。
休校という状況下で考えた私ができることは、相手のことを思ったコミュニケーションでした。
緊急事態宣言下で 社員も在宅ワークが推奨され、電話でお客様とコミュニケーションをとる日々でした。
直接会うことはできないので、生徒が悩んでいることや困っていることを聞いて、話をすることで、生徒のためにできることを考えました。
生徒の中には、AI教材を紹介しても、なかなか取り組むことができない子もいました。
しかし、電話で生徒の今を聞き、休校があけたときにどうなっていたいのか目標を決めて、声掛けを行うことで少しずつ取り組むことができるようになりました。
また、その頑張り、成長を見て、生徒の頑張りの承認、新たな目標設定を行うことで、「頑張ります!」と元気な声で返事をしてくれるようになりました。
直接会うことができない分、できることは少なかったですが、生徒のために時間を使うことができることは、この期間のやりがいになりました。
今までにない状況下で さまざまな変化が起きました。
今後はオンラインの授業も取り入れていきます。対面の授業と違い、生徒のすぐ近くで指導をすることはできませんが、オンラインの授業では顔を見て指導することはできます。生徒の顔を見て声掛けを行うことができます。
変化する環境の中でも、相手を想い、コミュニケーションをとることが、人として関わる価値だと思います。
このような状況下だからこそ、自分にできることを模索し、再確認して、その価値を高めていきたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2020.09.05
こんにちは。momoレンジャーのひとみんです。
コロナの影響で地域のお祭りやイベントが中止になったりと、人が集える機会が減ってしまいました。
地域の繋がりを煩わしく感じる方もいるとは思いますが、
一方で何か問題を抱えた時や子育てを始めた時に身近な地域の中に「ちょっとお願い!」「ちょっといい?」等々、気軽に言える関係、集える場所がある事で、より良い暮らし方の選択を広げるられる様に思います。
この様な状況下で地域コミュニティがどう機能していくのか、この模索は今後に活きていくのだと思います。
今回の私の初コラムは、そんな地域コミュニティや地域交流の場作りについて、私の感想を混じえながらお話します。
愛知県の各地には、地域との交流や福祉サービスを組合せた施設があります。
大阪には、賃貸物件を使って地域交流を図る取組みがあるようです。
上記の施設には畑があり、ピザ窯やお釜があったり、犬がいたり、人とスペースや楽しみをシェアできるところで、そうしたところにも魅力を感じました。
私がもし、そんな居場所作りをできるなら、シェアをテーマにするかな、なんて想像をしています。
畑があり、カフェがあり、バーベキューしたり、ピザ窯があって、自然を感じられる、そして障がいの有無に関わらず、幅広い世代の人が集える、相談窓口のある場所ー。
一人じゃできない事も 色々な強みを持つ事業所や地域の人達とアイデアや知恵、特技を出し合ってシェアできたら…。
一人でできる事には限りがあるし、面白い発想も広がりが一人分になってしまう様に思います。
わくわく、楽しく、くつろげる、そんな気持ちもシェアできる場所。
ステイホームな今、リビングで想像の羽根を広げてます。
まずは、こんなとりとめのない話をシェアさせてくださる皆さまに感謝します!
ありがとうございます!
下記リンクもよかったら見てみてください!