2023.05.21
こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。
2023年2月23日に、融資先・Cafeスマイルさんの完済を記念し、完済パーティーを開催しました。その様子をお届けします。
Cafeスマイルとは、不登校やひきこもりの子が、就労体験をできるカフェです。過去のmomo通信に、なぜこのようなカフェを開いたかなど詳しく書いていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
イベント当日の名古屋市内は快晴。まるでCafeスマイルのイベントをお祝いしているようなお天気でした。
Cafeスマイルのオーナー・廣瀬さんの挨拶&乾杯の音頭からイベントはスタートしました。
廣瀬さんはイベントの時、よくメッセージ性がある服を着ています。前回のお披露目会は「ある意味神」でしたが、今回は「綱」の文字の前掛け。気合入っていますw
今回のイベントは、momoのイベントに普段から参加されている方や、momoが以前融資していた「One Life」の方も来て下さり、にぎやかな雰囲気の中始まりました。
まず、スマイルメンバーによるミニコンサートからスタート。
このイベントの前日に結成した「ヒメオロメン」のお二人。結成から間が無いとは思えないぐらいの演奏でした。「神田川」、心に沁みました。
続いて、廣瀬さんによる予祝ワークショップ。
予祝とは「自分の夢や目標が達成されたと想定して、前もってお祝いをすること」を言います。
質問から考えた自分の夢を、一人一人が発表し、みんなで祝福します。
予祝には、夢を叶えた後の自分を明確にイメージすることで、より夢に近づけるという効果があるそうです。
夢や目標に対して心が折れかけた時、この予祝は効果がありそうです。
私もそういう時が来たら、このワークショップの事を思い出し、またやってみようと思っています。
イベントの最後に、今年momoを卒業するまなみんへ、ケーキと日本酒がプレゼントされました。
レンジャー・理事として、15年間momoを支えてくれたまなみん、お疲れ様でした!!
こうしてゆるく、和気あいあいとした雰囲気の中、イベントは終了しました。
いろんな人がゆるく繋がれて、時には助け合える場所が、Cafeスマイルです。
momoの融資は、これでいったん一区切りとなりますが、今後もゆるく繋がりつつ、このお店の力になれれば幸いです。
みなさんも是非、Cafeスマイルに一度足を運んでみてください。オーナーの廣瀬さんの人柄に触れると、このお店になんでこんなに色んな人が集まるか、きっと分かるはずです。
Cafeスマイル
住所:愛知県名古屋市千種区千種2-10-15
TEL:052-439-6579
2022.03.14
こんにちは! momoレンジャーのはなです。
皆さんは、前祝いというものをご存じですか?
私はこの言葉を、就労体験カフェ「Cafeスマイル」のオーナーである廣瀬さんに教えていただきました。
Cafeスマイルは、momoの64件目の融資先で、不登校やひきこもりの子ども達が就労体験をすることができるカフェです。
2022年1月、私は初めてこの場所を訪れました。
この日は、私にとって初めての融資先訪問でした。
一緒に訪問したあーちゃんに、どんなカフェか教えてもらいながら、カフェに到着しました。
ドキドキしながらお店に入り、近況を伺いました。
廣瀬さんは、初対面の私に気さくに話してくださいました。
また、あーちゃんから聞いていた通り、メッセージ性の強い服を着ていました。
(もふもふな服で素敵でした♡)
(廣瀬さんの服と同じ柄のラテアートを
スマイルメンバーの方に作っていただきました)
そんな廣瀬さんに、前祝いとは「自分の夢や目標が達成されたと想定して、前もってお祝いをすることだよ」と教えていただきました。
さらに、前祝いは「ゲン担ぎだけでなく、明確に夢を叶えた後の自分をイメージすることで、より夢に近づけるというもの」だそうです。
私は前祝いのことを知らなかったため、戸惑いつつ、私の目標を廣瀬さんにお話しました。
私の直近の目標は、中小企業の経営課題に対して診断・助言を行う専門家「中小企業診断士」の試験に合格することです。
この日一緒に訪問をした、あーちゃんも同じ目標を持っているため、二人とも同じ前祝いをしました。
前祝いをして、私は思うところがありました。
私は中小企業診断士試験に合格した後のイメージが曖昧だったことに気づき、何のために試験に挑むのか、改めて考える必要があると思いました。
また、有言実行も不言実行も、実行できたら素敵だと思いますが、私は廣瀬さんとあーちゃんに自分の夢や目標を伝えることで、少しの恥ずかしさと共に、気の引き締まる想いが生まれました。
廣瀬さんの夢も教えていただきました。
それは、ぜひお店で直接聞いてみてください!
気分が落ち込んだり、モチベーションが下がったりしたときは、前祝いをすることで、気持ちを前向きにしていきたいですね!
(momoレンジャー はな)
2021.06.05
■「この場所があって本当によかった。Cafeスマイルがなかったら今頃どうなっていたかわからない。」
―融資先 Cafeスマイルしゅうろうしえん取材報告― (レンジャーまなみん)
4月半ばにレンジャーひらっちと、お店に伺いました。お昼すぎに伺いましたが満席!こんなご時世ですが元気に運営されています。スマイルメンバーも若い男性がお一人手伝っていました。
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ランチタイムが落ち着いたタイミングで、代表の廣瀬さんにお話を伺いました。
―この頃、momoの元理事でデザイン事務所を経営している藤岡さんがイベントに関わってくださっていて、こないだコミュニケーション講座を開催してくれました。参加者がペアになってインタビューをし合い、一枚のカードに他己紹介をまとめていくもので、とても好評だったため、次回開催も予定しています。
最近嬉しかったことは、不登校や引きこもりだったスマイルメンバーが4名通信制高校に通うようになったことです。中には状況の浮き沈みがある子もいますが、みんな少しずつ明るい方向に進んでいます。そうそう。こないだ大学を休学していたメンバーが大学の研究室で就職する!といういいニュースもありました。とても嬉しかったです!―
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この日は、取材中たまたまお店に訪れた、ご近所の稲葉さんにもお会いすることができました。自身も福祉の仕事をしているという稲葉さん。息子さんもスマイルメンバー出身で、「この場所があって本当によかった。カフェスマイルがなかったら今頃どうなっていたかわからない。」とお話しされていたのが印象的でした。
中間支援の為、現場を持たないmomoでは、現場の支援者まではお会いすることが出来ても、なかなかサービスを受ける当事者の方や、ましてや、そのご家族にお会いする機会もあまりありません。今回はラッキーな事に、当事者のご家族のお話を聞くという貴重な体験ができました。
取材全体を通して改めて、行政サービスからこぼれ落ちてしまう当事者を支援する為にも、このような柔軟で汎用性の高い、ゆるーくつながり合えるカフェスマイルのような民間の場の重要性を感じました。
行政サービスは当事者への支援はあっても、なかなかその当事者を日々支えているご家族や周りの方までは、支援が行き届かないことが多いと聞きます。当事者の方だけでなく、当事者を支える周りの方が痛みを共有できたり、「たすけて!」が言い出せる場を地域で紡いでいくことがこれからの社会には必要です。自然と集まる声なき声を優しく受け入れるCafeスマイルのような民間の場を絶対になくしてはいけないと思いました。
レンジャー まなみん
2020.06.05
momoレンジャーのあーちゃんです。
みなさん、元気にお過ごしですか。
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、政府が2月16日に不要不急の外出自粛を呼び掛けてから 5月25日に緊急事態宣言が全面解除されるまでの100日間、
私たちの生活は一変しました。
私、あーちゃんの会社は交代勤務となり、子供の保育園は休園、妻の育休明けからの職場復帰は5月から7月へ延期となりました。
行きつけの飲食店や服飾店はお休み。子供とよく行っていた公園も休園だったり、遊具の一部には規制線テープがされました。
(空き箱に巣ごもりする私の子供たち)
経済的な影響はリーマンショック、東日本大震災を超え、とくに外食、アパレル、観光業界は大きな打撃を受けました。
momo融資先「就労体験カフェ Cafeスマイル」も3月に入ってから急激に売上が落ち込みました。
Cafeスマイルは一見普通のカフェと変わりありませんが、不登校やひきこもり、ニートの方がお仕事体験できることから、就労支援の場にもなっています。
Cafeスマイルを通して外食業界で起きていたこと、飲食店が何を思い、考え、いかに感染症と闘ってきたのか、をお伝えしたいと思います。
・『3月18日 Cafeスマイルを訪問』
政府から外出自粛要請が出て1か月。
オーナーの廣瀬さんからは「3月に入ってから売上が半分以下に落ちている」と聞いていたので、落ち込んでいるだろうな と思っていましたが、訪問してみると、普段と変わらない、いつもの明るい廣瀬さんでした。
売上不振の打開策として、モーニングやテイクアウトを始めたり、休日だった日曜日も営業したり、ファンクラブ(優待制度)の立ち上げを検討したりと、さまざまな取り組みをしていました。
(出迎えるクマさんの合言葉とモーニングの様子)
(テイクアウトの案内チラシ)
バーテンダーの世界大会に出場し、数々の困難や修羅場を経験してきた廣瀬さん。
「やれることはやって、どんな結末になっても受け入れる。あとはどんなに暇でも来てくれたお客様に感謝して、笑顔で過ごす。」
廣瀬さんのこの言葉に、
経営者としての覚悟、逆境でも変わらない意思の強さを感じました。
みなさんもご存知のように、ここから感染症は拡大し、経済環境は更に悪化していきます。
・『4月16日 Cafeスマイルを再訪問』
前回の訪問から1か月。
この日は愛知県からの休業要請の前日で、私が働いている商業施設も翌日から全店休業が決まり、先の見えない感染症収束に、私自身大きな不安を感じていました。
Cafeスマイルでは前回の打開策に加え、カフェパスのクラウドファンディング「カフェ文化を救おうプロジェクト」への参画、飲食類の前売りチケットの販売、大家さんへの家賃交渉と、周囲を巻き込んだ取り組みもしていました。
(クマさんの絵が可愛い前売り券チケット、私もドリンク券を購入しました)
店内での飲食は控え、事前に注文していたお弁当を受け取り、廣瀬さんから近況を伺いました。
「先行きが見えないことに不安を感じている。」
飲食店経営者の半数以上が、潰れてしまう事態をリアルに感じていると聞きます。
「政府の支援策が分かりづらく、どうやって調べたらいいか分からない。」
雇用調整助成金、持続化給付金、休業協力金、納税の猶予措置etc…
各々が別申請で非常に分かりにくく、手続きを待つ間に資金繰りに行き詰まります。
「誰もが大変な状況の中、お店に来て下さるお客様、お弁当を買いに来て下さるお客様、遠くで応援してくれているお友達、みんなに感謝の気持ちでいっぱいの毎日です。」
この困難に立ち向かう事業者の多くが、同じような思いを持っているのではないでしょうか。
・『最後に』
5月25日 政府は緊急事態宣言を全面解除しました。
愛知県は、独自の緊急事態宣言を5月26日で解除、一部継続していた休業協力要請も5月末日で解除することとしました。
一部で感染症収束の兆しは見えてきましたが、東日本大震災の時は、震災から3か月後の6月に倒産はピークを迎えました。
私は、金融業界の最前線でリーマンショック、東日本大震災を経験しましたが、短期間でここまでの景気の悪化は経験がありません。
多くの事業者にとって、資金繰りに予断を許さない状況が続いています。
一日も早い感染症収束と、事業者が安心して事業活動に専念できる日が来ることを願っています。
(momoレンジャー あーちゃん)
2020.03.06
momoレンジャーのあーちゃんです。
1月18日(土)にmomo64件目の融資先「就労体験カフェ Cafeスマイル」のお披露目イベントを開催しました。
Cafeスマイルは一見普通のカフェと変わりありませんが、不登校や引きこもり、ニートの方が、簡単なお手伝いからラテアート、調理、接客といったお仕事体験をしているカフェです。
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過去の記事はこちら
Cafeスマイルお披露目会のお知らせ~新人momoレンジャーはじめての企画
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今回のイベントには、不登校支援を行っている団体、行政関係者、momoの融資先と出資者、ひきこもりで悩んでいる当事者など、多くの方にご参加いただきました。
前日までは雨が降っていたものの、お披露目会当日はどピーカン。
この日は大学入試センター試験の一日目で、私自身も試験を受けるが如く、緊張した面持ちで、会場となるCafeスマイルへ向かいました。
お披露目会の大まかなイベント構成は下記の3つ、
・『Cafeスマイルの紹介』
・『スマイルメンバーが教えるラテアート講座』
・『スマイルメンバーによるミニコンサート』
ちなみにスマイルメンバーとは、Cafeスマイルの就労体験利用者さんのことです。
それでは、イベント内容をお伝えしたいと思います!
・『Cafeスマイルの紹介』
いつもメッセージ性の強いTシャツを着ている、オーナーの廣瀬さん。この廣瀬さんのキャラクターがステキなんです。Tシャツがアイスブレイクにもなって、会場全体が和みます。
廣瀬さんは「酒場のカウンセラー」とも言われるバーテンダーのお仕事を経験された後、Cafeスマイルを起業されました。
(なんと!女性バーテンダーの世界大会で第4位になった、とってもスゴい方なんです!)
「私自身が不登校で悩んでいたことがあり、その経験からCafeスマイルを始めました。」「就労体験は月一回、30分からと、ハードルを下げて参加し易くしています。」「このお店が居場所となり、人との接点を持って欲しいと思います。」とお話ししてくださいました。
・『スマイルメンバーが教えるラテアート講座』
スマイルメンバーはCafeスマイルでラテアートの練習をしています。このラテアート講座では、スマイルメンバーが教える側となって、参加者にラテアートを体験してもらいます。
(ラテアートを教えるスマイルメンバーのかけるくん)
(廣瀬さんにも教えてもらいます)
(難しそう…でもみなさん笑顔で楽しんでおられました)
ラテアート講座の参加は5名までだったので、他の方はカードゲームに参加してもらいました。Cafeスマイルではコミュニケーションの一環として、カードゲームを行っています。
廣瀬さんのお友達で、カードゲームのイベントをされている百々(どど)さんにルールを教えてもらい、スマイルメンバーと参加者でカードゲームを行います。
(カードゲームは周囲と打ち解けるのにとてもいいツールです)
・『スマイルメンバーによるミニコンサート』
Cafeスマイルでは音楽イベントも盛んに行われています。最後の企画は、スマイルメンバーによるミニコンサート(ライブ)です。
以前、スマイルメンバーのライブ動画を観ていた私は、この企画を一番楽しみにしていました。
まずはスマイルメンバーあおくんのソロライブ。
(あおくんはザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトみたいな雰囲気で、アーティスト感が半端ないです)
続きましては、スマイルメンバーゆうせいくんが率いる「プロトポロス」のライブ。
(トークも歌もとても上手で、会場一体となって盛り上がりました)
(個人的にはモンゴル800の小さな恋の歌が最高でした)
以上で、今回のイベントは終了です。
このイベントに参加された方には、廣瀬さんとCafeスマイルの温かい雰囲気、スマイルメンバーの生き生きとした様子が伝わったのではないでしょうか。
私自身は、スマイルメンバーのパワーに圧倒され、あらためて不登校やひきこもり、ニートの方に対する、家庭や学校、地域のあり方について考えさせられました。
みなさんもCafeスマイルに一度行ってみませんか?
Cafeスマイルの応援をよろしくお願いします。
(momoレンジャー あーちゃん)
2019.11.30
momoレンジャーのあーちゃんです。
この度、64件目の融資先となった、
不登校、社会復帰に戸惑う引きこもりやニートの方を支援する「就労体験カフェ Cafeスマイル」のお披露目イベント「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」を2020年1月18日(土)に開催します。
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Cafeスマイルの紹介記事はこちら
お披露目会への参加はこちら
「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」
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開催しますと宣言しましたが、「お披露目会って何?」という方もおられると思います。momoでは、融資実行後に、融資先の事業紹介、情報発信の場づくりとして、お披露目会を行います。
お披露目会は、momo、融資先関係者だけではなく、一般参加者も募ることで、融資先の取り組みを多くの人たちに発信することができます。またお披露目会での交流が、事業課題解決のヒントになったり、今後の事業展開へ繋がるきっかけづくりにもなっています。
momoでは、お披露目会の後もmomo通信を使って融資先情報を発信し、融資完済時には完済イベントを行います。こういったイベントの企画や情報発信は、一般の金融機関にはあまりなく、momoならではの取り組みです。
お披露目会は、一発目のイベントになりますので、企画メンバーの私は力が入ります。
ここで話しが飛んで、私(あーちゃん)の紹介になります。
私は、地元の銀行に10年間、6年程前から施設運営を行っている会社に勤めています。今までイベントの企画経験は結婚式の二次会や忘年会しかなく(イベントと言っていいか分かりませんが…)、新人momoレンジャーのため、お披露目会の経験もありません。
お披露目会のイメージが湧かない私は、先輩momoレンジャーから意見をもらいながら、通勤や入浴中、就寝前に「どんなイベントにしたいのか」「どんなイベントがいいのか」「momoの役割って何だろう」と考えるようになりました。
9月中旬から、momoお披露目会企画メンバーとCafeスマイルオーナーの廣瀬さんとの打ち合わせがスタートしました。
(左 オーナーの廣瀬さん、右 あーちゃん)
(打ち合わせの様子、廣瀬さんはいつもメッセージ性の強いTシャツを着ています)
10月、11月にも打ち合わせを行い、企画面を廣瀬さんから、実務面を先輩momoレンジャーのまなみん、ひらっちにサポートしてもらい、企画が少しずつ固まってきました。
(左からmomoレンジャーのゴリ、くま、あーちゃん)
(momoミーティングの様子、ゆるーい雰囲気ながら真剣に議論しています)
たたき台の企画をmomoミーティングでブラッシュアップし、完成度を高めていきます。
打ち合わせを繰り返し、企画が固まっていく中で、気づいたことがあります。
イベントを開催するまでのプロセスが、融資先との関係づくり、事業内容についての理解、自分たちにできること、をじっくりと考える機会になっていることです。
私は銀行在籍時、法人担当として多くの融資にたずさわってきましたが、業務に追われ、時間に追われ、目標に追われ、一つ一つの融資先について、時間をかけて向き合うことができませんでした。銀行員時代にはできなかった融資先との関わり方が、momoレンジャーになってからできています。
このお披露目会は、多くのmomoレンジャーが関わり、廣瀬さんを始めとした融資先関係者の協力があって、開催に至っています。お披露目会の参加者には、就労支援を行う方・受ける方、双方と交流をもっていただき、社会問題となっている不登校、引きこもりについて、考えるきっかけにして欲しいと思います。
お時間、ご都合がつく方は、「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」に是非ご参加ください。
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのあーちゃんです。
この度64件目の融資先となった、就労体験カフェ「Cafeスマイル」を訪問してきました。
名古屋市千種区にあるCafeスマイルは、女性バーテンダーの世界大会で第4位になった、しゅうろうしえんSWEET HOME代表の廣瀬のり子さんによって、2016年にオープンしました。
(お店の外観)
(店内)
廣瀬さんは技術もさることながら、「酒場のカウンセラー」と言われるバーテンダーの仕事を通して、人の心に寄り添ってきました。
当日は常連のお客様がいる忙しい中、Cafeスマイルについて、丁寧に教えてくれました。
〇就労体験カフェ「Cafeスマイル」とは
不登校やひきこもり、ニートの方が、簡単なお手伝いからラテアート、調理、接客といった就労体験が行えるカフェです。Cafeスマイルでは、見学から始め、体験時間は30分から、体験回数は月1回からと、就労体験のハードルを下げて参加しやすくしています。
〇事業を起こした理由
自分自身が不登校で苦しみ、思い悩んでいた時期がありました。そんな自身の経験から「不登校やひきこもり、ニートの方たちの力になりたい」その思いでCafeスマイルをオープンしました。このお店が居場所となり、就労体験を通して、人との接点を持って欲しいと考えています。
〇就労体験の利用者「スマイルメンバー」
今は中学生から40代のスマイルメンバーがいます。就労体験によって「お客様と話が出来るようになった」「ラテアート、調理、接客が出来るようになった」「スイーツ作りの体験が活き、ケーキ屋での仕事が決まった」など、Cafeスマイルでの就労体験が、人とのつながり、社会へ踏み出すきっかけになっています。
(廣瀬さんにラテアートをお願いしました)
(廣瀬さんのお子さん むーちゃんも挑戦)
〇「Cafeスマイル」を訪問して
ラテアートやスイーツ作りは、子供から大人まで楽しんで行えるため、カフェという業態が、就労体験に合っていると思いました。また、今回はスマイルメンバーの方に会えませんでしたが、常連のお客様と会話したり、廣瀬さんやむーちゃんのラテアートを見て楽しく盛り上がったりと、お店の温かい雰囲気を充分に感じました。
訪問した日の新聞コラムに、こんな一文が載っていました。
民俗学の父 柳田国男は、血縁を指す「親子」は本来もっと広い意味があり、地域とのつながりを含む言葉だったと説いている。廣瀬さんは「ランチに来るサラリーマンを始め、常連のお客様は、このお店の事をよく知っている」と話されました。
私は、Cafeスマイルとスマイルメンバー、そして来店されるお客様に、つながりを感じました。
新融資先Cafeスマイルのお披露目会も企画しますので、是非ご参加ください。