2021.03.14
<近況>
福祉分野でも、新型コロナウイルスの影響は現在も引き続いています。
そんな時でも利用をしている方を、より多角的に支援していけるよう、新しく事業を拡大しました。就労に向けてのサポートと、こども食堂の展開に少しずつ取り組んでいます。
<出資者のみなさんに向けて>
コロナ禍で、より人のつながりが重要になってきています。今後とも人のつながりを大切にしていきたいと思っています。
施設の様子
2019.08.31
こみゅこみゅへは、お披露目会ぶりの訪問でした。
この日のプログラムは「アロマ消臭剤を作ろう!」
みなさん楽しんで取り組まれていました。
こみゅこみゅの登録者数は現在63名。毎日から月一で利用される方まで、一日平均15名の方が施設を利用されています。
課題は、決して潤沢でない体制の中で、送迎に時間と人を多く取られてしまうこと。
地域の障がい者の現状は、ソーシャルワーカーが足りず、存在も知らなくて困っている方が多い。
今後の目標として、産じょく期(出産後の体や心が不安定になりがちなお母さん)の方の受け入れや、こども食堂の開店、福祉と医療の連携などを通じて、地域の潜在的ニーズの掘り起こしをしていきたい。
momoに期待するところとしては、施設外の人が来訪するだけで、利用者さんへの刺激となって、プログラムへの取り組み方が違ってくるので、momoレンジャーには、それぞれの得意分野を生かして利用者さんが楽しむことができるプログラムを実施してもらいたい。
代表の上村さんも山口さんも生き生きと語ってくれました☆(レンジャー まなみん)
こみゅこみゅさんへ初めての訪問でしたが、アットホームな印象でした。メンバーさんは一見、一般の方と何ら変わらないようにも見受けられますが、こみゅこみゅを利用して自分の居場所になっているそうです。私はメンバーさんと一緒に消臭剤を作成しました。そこでは十人十色な作品が完成して私もメンバーの一員になれた気がしました。
職員さんに最近の活動状況を伺うと、2施設目を検討されているとのことでした。今も地域にはニーズがあるが賄いきれない現状があるとのことでした。今後は事業拡大にむけてより力を入れていくようです。
まだまだ現実的に社会的なニーズ(法整備等)と住民のニーズ(自分の居場所が欲しい等)が噛み合わないことはありますが、今後、こみゅこみゅは行き場を失った方が社会へ出ていくためのステップアップに成り得る事業所になることが予測されます。また私も定期的に事業所訪問をして、より多くの人にこみゅこみゅを知っていただくようアウトプットできたらと思います。(レンジャー いのっち)
2019.05.31
momoレンジャーのたつやです。
一般社団法人こみゅこみゅの地域活動支援センター『べーすはうす』を訪問し、利用者さんと一緒にプログラムに参加しました。
〇利用者さんが作る手作りランチ
お昼前に着くと、利用者さんたちと職員の方が昼食作りをしていました。昼食作りは、利用者さんのスキルアップや自立に向けたトレーニングとして行っているそうです。沖縄料理「にんじんしりしり」を作っていました。人参を、ピーラーや包丁で千切りにして、炒めた後、だしと卵を加えます。私は、利用者さんと一緒に人参を炒めました。とはいうものの、普段あまり料理をしないので、焼けているかわからず、利用者さんと一緒に、「まだかな」「ん~固いね」と話しながら、もぐもぐ調理しました。
(下処理した食材) (完成した昼食)
しばしの休憩後、本日のプログラム、「看板作り」と「アロマソルト作り」を行いました。
〇プログラム「看板作り」
月の初めに、『べーすはうす』の看板にその季節の折り紙を飾ります。折り紙を楽しみにしている利用者さんは、待てずに休憩中から力作を作られていました。私は、利用者さんと一緒に、金魚、カエル、あさがおを作ってみました。
どれも、難しく、利用者さんと「これは、難しいね」、「そうだね」と会話しながら、ちょっとお手伝いをしつつ、折り紙を楽しみました。
(利用者さんと作った折り紙) (完成した看板)
momoレンジャー「ゴリ」と超大作「バラ」
〇プログラム「アロマソルト作り」
アロマソルトは、お風呂に入れて楽しむ、香りがついた塩です。作り方は簡単で、オレンジの香りの油を塩にたらし、混ぜるだけ。塩だけでなく、ベースハウスの1階中にオレンジの香りが広がり、「良い香りだね。」といった会話をしながらアロマソルト作りを楽しみました。
(完成したアロマソルト)
〇こみゅこみゅを訪問して
私(たつや)は、学生時代に、福祉関係のボランティアやアルバイトをしており、こみゅこみゅの活動に興味がありました。当日は、学生時代の気分に戻り、利用者さんたちとプログラムを楽しめました。 また、感じたのは、『べーすはうす』の居心地の良さです。職員の方々が利用者さん一人一人に寄り添った声がけや手助けをしていました。プログラムに飽きてしまったのか、室内スリッパで外に出ようとする利用者さんに対し、この仕事お願いと、気分転換を促していました。初めて伺った私のことも気にかけていただき、居心地よく過ごさせていただきました。
代表の上村さん(右下)、山口さん(左下)、momoレンジャーゴリ(右上)、たつや(左上)
2018.05.31
2018年3月23日に一般社団法人こみゅこみゅのべーすはうす(名古屋市緑区)に訪問しました。
○一般社団法人こみゅこみゅとは?
病気や障がいを抱えて生活している方の日常生活を充実させたり、就労などのステップアップをしたい方に初めの一歩を踏み出してもらうための場所(べーすはうす)を提供し、利用者それぞれの目標に向けてサポートする団体です。
○こみゅこみゅ訪問のきっかけは、しん主催の地域円卓会議!
そもそもこの度の訪問は、同年2月24日に一般社団法人しんの「地域円卓会議@コミュニティカフェかかぽ」に出席したのが発端でした。
この時偶然にも、こみゅこみゅの上村武寿さんとお会いすることができ、べーすはうすでの日ごろのお話を聞くことができました。
写真1:こみゅこみゅの上村武寿さん(真ん中)、しんの本間貴宣さん(右側)と。今後もそれぞれの活動を盛り上げていきましょう!
上村さんの話によると、「自分で食べるものを自分で作れるようになりたい」という利用者の声があるとのこと。
「ならば!かかぽのワンデイシェフで修行中の自称料理研究家の私(ゴリ)がお手伝いします!」と手を挙げたところ、快諾していただきました。こうしてこの度のこみゅこみゅ訪問が実現したわけです。
○利用者の目標達成をサポートしよう!
そして3月23日、訪問して利用者とご対面し、実際に以下の内容で進行していきました。
目的は、「自宅でオシャレでおいしくて簡単な料理をつくれるようになろう!」です。
概要は、
①はじめに何が食べたいか、作りたいかをヒアリング
②時間を考慮して、早めに作れるものを選定
③実際に私(ゴリ)がお手本を見せてから、みんなで作ってもらう
④出来上がったら、みんなで食卓を囲みお互いをたたえ合う
⑤感想や次回に向けて、作りたいものを共有する
といった流れで行いました。
写真2:利用者さんが作った実際の豆乳カルボナーラ。お、おいしそう・・・!!
感想では、利用者から「自分でもこんな簡単に作れるんだ!」「次回作るものを考えるのが楽しみ。」といった喜びの声をもらいました。
こみゅこみゅさんのブログでも当日の様子がアップされていますので、一度ご覧ください!
○コミュニティの「わ」の大切さを実感!
今回の訪問を終えて感じたことは、コミュニティの「わ」の大切さです。
こみゅこみゅの雰囲気には「輪:連帯、連結」「和:仲よくすること。互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること」という二文字の「わ」を感じました。
まさにこみゅこみゅの理念「1人で頑張るのではなく、地域で生活し、さまざまな人と関わることで、活動の場(コミュニティ)や人の輪(コミュニケーション)を広げていき、それぞれが目標とする、『次のステップにつながる』ための手伝いをしていきたい」という想いと重なります。
はじめの地域円卓会議での出会いから、利用者の目標達成まで、理念を体現できたような気がしました。
今後もステップアップできるお手伝いをしてまいります!
momoレンジャー ゴリ
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一般社団法人こみゅこみゅの情報は こちら からご覧ください。
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2018.02.28
2018年1月19日、momoの融資先「一般社団法人One Life」さんの完済と、2017年12月に新しくmomoの62件目の融資先となった、「一般社団法人こみゅこみゅ」さんのお披露目イベントを、こみゅこみゅさんの事業所、「べーすはうす」にて合同で開催しました!
One Lifeさんは、障がいを持った小学生から高校生に対して運動能力の向上やコミュニケーション能力を養うことを目的とした福祉事業・放課後等デイサービスを行っている団体です。momoでは以前にも記事に取り上げたことがあります!
こみゅこみゅさんは、地域で生活して、様々な人と関わって、日常生活の充実や、自立に向けたステップアップのきっかけを作るため、一人一人のニーズに沿った活動の支援の仕方で一緒に考える場を提供している団体です!
イベントは軽い自己紹介とあいさつから始まり、まずはOne Lifeさんの生い立ちと今の仕事について聞きました。「一度きりの人生をより楽しく、より豊かに」。One Life代表理事の鈴木さんの熱い思いが感じられました!
その次に、こみゅこみゅさんの生い立ちと今の仕事についても聞きました。「本人の可能性を拡げる」。こみゅこみゅさんの理念です。言い方こそ違えど、目指すものはどちらにも近いものがあるように感じました。
紹介とあいさつが終わり、次は参加者の質問を題材にしたトークセッション!!
事業を始めていくにあたり辛かったことや、それをどうやって乗り越えたか、今の課題と今後の課題から設立以前の仕事での苦労まで、たくさんのお話を聞くことができました。彼らが自立してまで成し遂げたかったこと、「すべての人に、いま一歩踏み出そうとしている人に、踏み出す手助けができる場づくり」。そのために本気で努力してきたしこれからも努力していくのだと知ることができました。
最後に、班をランダムにいくつか分けてのフリートークタイム!!!
いろいろな話題を通して、 One Lifeさん、こみゅこみゅさん、そして私たちmomoとの親睦を深めることができました!
▲「べーすはうす」にて、フリートークタイムを楽しむ様子。
彼らは、大変なことも予期せぬハプニングも、時に助け合いながら乗り越えてきたことで、今こうして活動できています。この記事を読んでいる私たちにできることはなにか。そういった団体があると知ること。誰かに伝えること。出資という形で援助すること。方法はいろいろあります。どういった形であれ、支えあいながらも前に進んでいくことができる社会。私は素敵だと思います。
One Lifeさんとこみゅこみゅさんの今後のさらなる活躍に期待!