2019.12.01
こんにちは! momoレンジャーのこにたんです。
10月に行われたmomoレンジャー合宿のワークの一つである、インタビューゲームについて紹介したいと思います!
〇インタビューゲームの流れ
インタビューゲームは、2人1組になり20分ずつ相互にインタビューをし、その内容をまとめて相手の自己紹介文をつくり、最後にグループで共有・振り返りという流れで行います。
〇ルール
インタビューゲームには大切なルールがあります。
1、聞く側は何を聞いてもいい
2、話す側は話したくないことは話さなくていい
3、聞かれていなくても話していい
聞く側は聞くことに徹して、雑談にならないようにし、普段は聞けない独自の経験や考え方など、その人の内面に迫るインタビューを目指します!
「インタビューをしている様子」
〇みんなの感想
「ルールがあるおかげで、初対面でも深い話が聞けた」
「相手のことを知れて、もっと話が聞きたくなった」
「内面の引き出し方が難しかった」「聞いた内容を伝えることが難しかった」
インタビューゲームを通して、普段は聞けないような話が聞け、相手のことをよく知れたという意見があがりました。その一方で、もっと話を引き出したい、聞いた内容を伝えたいのになかなかうまくできなかったという感想も目立ちました。
〇相手の話を引き出す、良い質問とは?
それでは深い話を引き出せるような良い質問とはどのような質問でしょうか。それは
“「具体的かつ本質的」な質問
斎藤 孝著「質問力―話し上手はここがちがう」より引用
私たちは良い質問をしようとするとき、本質的な質問をしようと試みます。そうすると抽象的な質問になってしまうことが多いです。本質的であるけれど抽象的な質問というのは、
“
たとえば、「あなたにとって生きるとはどういうことですか?」とか「人生で最も大切なものは何ですか?」と聞かれて「愛」と答えるような、不毛に近い対話である。「今のお気持ちは?」と聞いて、「嬉しいです」と答えるのも同様である。
確かに問いは本質的だが、聞き方があまりに抽象的なので答も抽象的にならざるを得ない。
斎藤 孝著「質問力―話し上手はここがちがう」より引用
この抽象的な質問は私自身もよくしてしまうなと反省しました。久しぶりに会った友達に「最近はどう?」と聞いてしまい、「いつも通り」とか「まあまあ」とか大した答えを得られないことはよくあります。これでは漠然としすぎていて、答える方は、仕事について答えたら良いのか、恋愛について答えたらよいのか、戸惑ってしまいます。質問の具体性はこれから意識しようと思いました。
私が最近これは良い質問だなと思ったのは、転職の面接時に聞かれた質問です。
「転職を考えたきっかけは何ですか?」というものでした。私はどうして転職しようと思ったかを話しているうちに、自分がどのような働き方をしたいのか、どんなことを目標にしているのかといった仕事観を自然に話していました。もしこれが「あなたにとって仕事とは何ですか?」といった抽象的な質問をされていたら、「何?まあ一番は収入を得ることだけど、そんなこと言ったら不採用になりそうだし…」とか考え、「自分を成長させる場です!」とか「社会貢献です!」とか、建前だけの抽象的な答えになってしまい、結局自分の価値観を伝えられなかったと思います。
まさに”具体的かつ本質的な質問”でした。採用担当はさすがに良い質問をするなと思いました。
みなさんも”具体的かつ本質的な質問”を意識して、インタビューゲームをしてみてはいかがでしょうか。親しいあの人やまだ出会ったばかりのあの人の、新しい一面が発見できるかもしれません。
2019.11.30
momoレンジャーのあーちゃんです。
この度、64件目の融資先となった、
不登校、社会復帰に戸惑う引きこもりやニートの方を支援する「就労体験カフェ Cafeスマイル」のお披露目イベント「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」を2020年1月18日(土)に開催します。
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Cafeスマイルの紹介記事はこちら
お披露目会への参加はこちら
「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」
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開催しますと宣言しましたが、「お披露目会って何?」という方もおられると思います。momoでは、融資実行後に、融資先の事業紹介、情報発信の場づくりとして、お披露目会を行います。
お披露目会は、momo、融資先関係者だけではなく、一般参加者も募ることで、融資先の取り組みを多くの人たちに発信することができます。またお披露目会での交流が、事業課題解決のヒントになったり、今後の事業展開へ繋がるきっかけづくりにもなっています。
momoでは、お披露目会の後もmomo通信を使って融資先情報を発信し、融資完済時には完済イベントを行います。こういったイベントの企画や情報発信は、一般の金融機関にはあまりなく、momoならではの取り組みです。
お披露目会は、一発目のイベントになりますので、企画メンバーの私は力が入ります。
ここで話しが飛んで、私(あーちゃん)の紹介になります。
私は、地元の銀行に10年間、6年程前から施設運営を行っている会社に勤めています。今までイベントの企画経験は結婚式の二次会や忘年会しかなく(イベントと言っていいか分かりませんが…)、新人momoレンジャーのため、お披露目会の経験もありません。
お披露目会のイメージが湧かない私は、先輩momoレンジャーから意見をもらいながら、通勤や入浴中、就寝前に「どんなイベントにしたいのか」「どんなイベントがいいのか」「momoの役割って何だろう」と考えるようになりました。
9月中旬から、momoお披露目会企画メンバーとCafeスマイルオーナーの廣瀬さんとの打ち合わせがスタートしました。
(左 オーナーの廣瀬さん、右 あーちゃん)
(打ち合わせの様子、廣瀬さんはいつもメッセージ性の強いTシャツを着ています)
10月、11月にも打ち合わせを行い、企画面を廣瀬さんから、実務面を先輩momoレンジャーのまなみん、ひらっちにサポートしてもらい、企画が少しずつ固まってきました。
(左からmomoレンジャーのゴリ、くま、あーちゃん)
(momoミーティングの様子、ゆるーい雰囲気ながら真剣に議論しています)
たたき台の企画をmomoミーティングでブラッシュアップし、完成度を高めていきます。
打ち合わせを繰り返し、企画が固まっていく中で、気づいたことがあります。
イベントを開催するまでのプロセスが、融資先との関係づくり、事業内容についての理解、自分たちにできること、をじっくりと考える機会になっていることです。
私は銀行在籍時、法人担当として多くの融資にたずさわってきましたが、業務に追われ、時間に追われ、目標に追われ、一つ一つの融資先について、時間をかけて向き合うことができませんでした。銀行員時代にはできなかった融資先との関わり方が、momoレンジャーになってからできています。
このお披露目会は、多くのmomoレンジャーが関わり、廣瀬さんを始めとした融資先関係者の協力があって、開催に至っています。お披露目会の参加者には、就労支援を行う方・受ける方、双方と交流をもっていただき、社会問題となっている不登校、引きこもりについて、考えるきっかけにして欲しいと思います。
お時間、ご都合がつく方は、「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」に是非ご参加ください。
2019.11.26
こんにちは。momoレンジャーのゴリです。
先日、momoの元理事の藤岡さんと「哲学カフェ」なるものを開催しました。
フジオカデザイン事務所の一風景。哲学カフェに相応しい落ち着いた雰囲気。
◆哲学カフェ開催の経緯
事の発端は、藤岡さんがFacebookで哲学カフェ・バー的なものをやらないかと発信した事がきっかけ。
話すテーマ(案)は、
・はたらくことの意味
・生きることの意味
・人生の楽しみ方
・大人の音楽の愉しみ方
などだったそう。
最近「生きる」ことや「はたらく」ことの意味について考えていた私にとって、是非とも話したいテーマでもありました。
当日は、主催の藤岡さんと私に加え、偶然藤岡さんと打ち合わせをしていた井上たけひろさんと一緒にお話をしました。
◆テーマ1 ~みんなの生きる意味とはどんなものか~
私は、5月に起きた交通事故をきっかけに「明日死ぬかもしれないから、今できることをやろう」と、今を一生懸命に生きる大切さを感じました。また、8月に経験した無人島ツアーでの「生物的に生きる意味はないが、知性を持つ人間だから生きる意味を付与することができる」との学びより、生きる意味は自分自身で見出せるものではないかと話しました。
これに対し、井上さん。健常者と異なり、社会的弱者はスムーズに生きられないこともある。社会的弱者との関わりが深い井上さんだからこそ言える異なる視点からのメッセージを強く感じました。
まとめ:境遇も考え方も人それぞれ。私もかつて引きこもりを経験したことから、今のような考えを持てなかった頃もありました。人それぞれ見える景色が異なるからこそ、「生きる意味」は変わってくるのかなと思いました。
ゴリの力説中風景。話したいテーマがあったので、たくさん話してしまいました。笑
◆テーマ2 ~今生きているなと実感する瞬間はいつ??~
私:「料理を振舞って、みんなが笑顔で食べてくれているとき」
この瞬間が最高なんです。「食べること」は生きるために必須だし、みんなで「共有する時間」がその瞬間でしか感じられないものだから。生きている実感って、儚くて尊いんだなぁと、終わってから振り返ってしみじみ感じます。
井上さん:「めざましTVの占いを観ながら1日を想像したり、その日の入浴中にその日のルーティーンを振り返ってみたりするとき」
確かに、「今日はこんな日になるのかな? ⇒ 今日はこんな日だったな~」という振り返りが一日の「生きている実感」になるのかなと思いました。
藤岡さん:「夜のドライブの酩酊感と逆境の緊張感」
夜運転中、寄り道などしながら帰る際、コーラを飲むと酔った気分になるという藤岡さん。その最中の酩酊感に生きた心地がするそうな。また、逆境に立った際のプレッシャーを感じる時に、生きる実感があるそうです。かつて勝負師だった藤岡さんらしい回答に納得しました。
まとめ:後日談で、Facebook上で藤岡さんがテーマ2をシェアして質問した際、返ってくる答えは人それぞれでした。「お酒やおつまみが美味しいなと感じたとき」や「悲しいとき」など、十人十色の回答は本当に興味深いものでした。あなたの今生きているなと実感する瞬間はいつ??
◆テーマ3 ~「はたらくってなんだろう?」を大人が若者に説明するには?~
井上さん:「自分は〇〇だっていうしっかりとした考えがあればいいのでは?」
芯を持った考えがあれば、深く悩まずとも「はたらく」ということが自分なりにおいおい分かってくるものではないか、と井上さん。確かに、考えすぎるより素直な自分の信念に従うのがよいのかもしれません。
私:「色んな生き方があるんだな、と感じられる様々な境遇の人の経験談を聞ける話し合いの場があるといい。その話を踏まえた上で、結局は本人が答えを出すもの。」
実際、私が就職活動をしていた時、似たような会社員の知り合いが多かったからこそ、限られた考えの中で「はたらく」ことをイメージしていました。けれど、例えば自営業の人の話を聞いたり、異なる業種の方のお話を聞くことで、「こんなはたらき方もあるんだ」と、違った視点でのはたらき方を感じたこともありました。
藤岡さん:「やりたいことがない、という学生になんと声をかけるか。能力のない人に、好きなことをやればいいんだよというのは、耳障りでなくかっこいいけど、無責任でもある…」
私もやる気がない時や、目標達成して燃え尽き症候群になった時、似たようなことを感じる時期があり、そういった人たちを見ると羨ましくもあり、眩しすぎて距離を置きたくなる気分になることもありました。はたらくことの意味付けは本人にしか決められないから難しい問題だと思いました。
まとめ:後から振り返って感じたこととして、時代背景や当事者の境遇などで伝え方は変わるのかな、とも思いました。(だからこそ難しい。)そして、先日momoが主催したForaの完済イベントの後半の内容が近いものだったのかなとあらためて思いました。(http://www.momobank.net/news/2958/)「なんのために大学に行くのか?」「今の進路は自分で決めた進路か?」「今後の進路はどう決めたいと考えているか?」など。参加者アンケートでも「話し合いを通して考えるきっかけができてよかった」などの感想があり、学生・社会人ともに実のある時間だったそう。色んな属性の方との対話は、考えの幅が広がり新たな気付きや学びが得られる時間なのかなとも思いました。
◆哲学カフェを終えて
「生きること」「はたらくこと」について開催された哲学カフェ。
私たちは「命」という有限の時間の中で何に価値を見出し、自分の想いをどう投じるのか?
何のために?生きる意味は?はたらくのはなぜ?
色んな方のお話を通じて、色んな風景が見えました。
今後も自分も含め、色んな方の価値観に向き合ってまいりたいと思います。
「生きる・はたらく」をテーマに思い思いの話をする井上さんと藤岡さん。
この度は興味深い話題を提供してくださりありがとうございました!
また哲学カフェの開催の折にはよろしくお願いします!
2019.11.20
こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。
2019年10月19日〜20日の2日間、momo合宿を開催しました。momo合宿とは、レンジャー同士の親睦を深めると共に、これからmomoでどんな活動がしたいか、じっくりと語り合い考えるイベントです。
年1回開かれ、今年は瀬戸市のゲストハウス「ますきち」を貸し切って開催されました。
今から、合宿の内容を時系列にまとめて紹介します。
・インタビューゲーム
お互いに15分ずつインタビューを行い、相手の自己紹介文を書くゲーム。私のお相手は、先輩レンジャーのゴリ。
私がレンジャーになって1年が経とうとしていますが、ゴリとこうして1対1で話す機会はほとんど無かった気がします(注:別に仲が悪い訳では無い)。
実際にやってみると意外な共通点を知る事ができ、お互いを知るにはとても有意義なゲームと思いました。
相手の話を聞く際、相手にどれだけ寄り添えるかで、聞ける情報量が変わってくると実感。この経験は、実社会でも役立つものだと思います。また、自分の自己紹介文を相手に書いてもらうため、新しい自分の見方に気付く場合もあります。
更にこのゲームを経験し、相手の魅力を上手に紹介出来るようになりたいと実感しました。
※本当はみんなの自己紹介文を公開したい所ですが、プライベートな情報も含まれるため、ここでは割愛させていただきます。ご了承ください。
インタビューゲームについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください!同じmomoレンジャーのこにたんが、詳しく書いています!!
・エンパワーメント企画
エンパワーメントとは、組織の構成員一人一人が「力をつける」という意味。今回は、ビリオネア読書術をゴリが紹介してくれました。
はじめのアイスブレイクでは「momoと関わって一番印象に残っている出来事を一字で表すと…」というワークを実施しました。
momoに携わる色々な人は、本当によく動く、アクティブな人が多いので選びました。
他の人は、「新」「枝」「待」など・・・それぞれの個性が表れています。
続いて、やりたいことに向かって行動に移すためのメソッドとして「ビリオネア読書術」の紹介。
10分間で、自分が選んだ本を速読し、要点や自分に合うところを選び出す速読術。
初体験の私は、半分ぐらい書いたところで時間切れ。しかし、これを習慣付ける事が出来れば、自分にとってきっと為になる!はず…
そうこうしているうちに夕方。近所の銭湯でお風呂に入った後、ますきちのオーナー・南さんと一緒に夕食。
南さんは学生時代にラグビー経験があるため、ルールの解説をしてくれました。
用意した夕食を一通り食べ終えたころ、レンジャーのまなみんの誕生日が近いため、サプライズでケーキを用意。
みんなお酒がいい感じに回り、気が付いたら日付が変わるまでいろいろと語り合っていました。
大人になっても、こうやって仲間と語り合えるのはいい事だと思う。
朝を迎え、2日目は南さんの案内による瀬戸市街歩きからスタート。
街歩きから戻り、目標決めワーク。これからのmomoでどんな役割でいたいかを各自考えて発表。
私の発表した役割は「ユーティリティープレーヤー」。
意味は、スポーツにおいて1人でいくつものポジションをこなす選手を指す言葉。便利屋と呼ばれる事もありますが、せっかくmomoに携わったので、色んな事に関わり、自分の経験にしたいという思いから選びました。
自分が書いた事に対し、みんなが一言ずつ書き加えてくれました。
最後は、南さんも交えてみんなで写真撮影。お疲れ様でした。
<参加してみた感想>
初めてのmomo合宿という事で、どんな事をやるのか正直不安でした。
終始和やかな雰囲気の中、互いの親睦を深め、momoにいる目的を自分の中で再確認する事ができました。
融資先に寄り添う中で、融資先と共に成長出来る。そんな経験をこの団体で出来ればと思っています。
2019.08.31
こみゅこみゅへは、お披露目会ぶりの訪問でした。
この日のプログラムは「アロマ消臭剤を作ろう!」
みなさん楽しんで取り組まれていました。
こみゅこみゅの登録者数は現在63名。毎日から月一で利用される方まで、一日平均15名の方が施設を利用されています。
課題は、決して潤沢でない体制の中で、送迎に時間と人を多く取られてしまうこと。
地域の障がい者の現状は、ソーシャルワーカーが足りず、存在も知らなくて困っている方が多い。
今後の目標として、産じょく期(出産後の体や心が不安定になりがちなお母さん)の方の受け入れや、こども食堂の開店、福祉と医療の連携などを通じて、地域の潜在的ニーズの掘り起こしをしていきたい。
momoに期待するところとしては、施設外の人が来訪するだけで、利用者さんへの刺激となって、プログラムへの取り組み方が違ってくるので、momoレンジャーには、それぞれの得意分野を生かして利用者さんが楽しむことができるプログラムを実施してもらいたい。
代表の上村さんも山口さんも生き生きと語ってくれました☆(レンジャー まなみん)
こみゅこみゅさんへ初めての訪問でしたが、アットホームな印象でした。メンバーさんは一見、一般の方と何ら変わらないようにも見受けられますが、こみゅこみゅを利用して自分の居場所になっているそうです。私はメンバーさんと一緒に消臭剤を作成しました。そこでは十人十色な作品が完成して私もメンバーの一員になれた気がしました。
職員さんに最近の活動状況を伺うと、2施設目を検討されているとのことでした。今も地域にはニーズがあるが賄いきれない現状があるとのことでした。今後は事業拡大にむけてより力を入れていくようです。
まだまだ現実的に社会的なニーズ(法整備等)と住民のニーズ(自分の居場所が欲しい等)が噛み合わないことはありますが、今後、こみゅこみゅは行き場を失った方が社会へ出ていくためのステップアップに成り得る事業所になることが予測されます。また私も定期的に事業所訪問をして、より多くの人にこみゅこみゅを知っていただくようアウトプットできたらと思います。(レンジャー いのっち)
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのあーちゃんです。
この度64件目の融資先となった、就労体験カフェ「Cafeスマイル」を訪問してきました。
名古屋市千種区にあるCafeスマイルは、女性バーテンダーの世界大会で第4位になった、しゅうろうしえんSWEET HOME代表の廣瀬のり子さんによって、2016年にオープンしました。
(お店の外観)
(店内)
廣瀬さんは技術もさることながら、「酒場のカウンセラー」と言われるバーテンダーの仕事を通して、人の心に寄り添ってきました。
当日は常連のお客様がいる忙しい中、Cafeスマイルについて、丁寧に教えてくれました。
〇就労体験カフェ「Cafeスマイル」とは
不登校やひきこもり、ニートの方が、簡単なお手伝いからラテアート、調理、接客といった就労体験が行えるカフェです。Cafeスマイルでは、見学から始め、体験時間は30分から、体験回数は月1回からと、就労体験のハードルを下げて参加しやすくしています。
〇事業を起こした理由
自分自身が不登校で苦しみ、思い悩んでいた時期がありました。そんな自身の経験から「不登校やひきこもり、ニートの方たちの力になりたい」その思いでCafeスマイルをオープンしました。このお店が居場所となり、就労体験を通して、人との接点を持って欲しいと考えています。
〇就労体験の利用者「スマイルメンバー」
今は中学生から40代のスマイルメンバーがいます。就労体験によって「お客様と話が出来るようになった」「ラテアート、調理、接客が出来るようになった」「スイーツ作りの体験が活き、ケーキ屋での仕事が決まった」など、Cafeスマイルでの就労体験が、人とのつながり、社会へ踏み出すきっかけになっています。
(廣瀬さんにラテアートをお願いしました)
(廣瀬さんのお子さん むーちゃんも挑戦)
〇「Cafeスマイル」を訪問して
ラテアートやスイーツ作りは、子供から大人まで楽しんで行えるため、カフェという業態が、就労体験に合っていると思いました。また、今回はスマイルメンバーの方に会えませんでしたが、常連のお客様と会話したり、廣瀬さんやむーちゃんのラテアートを見て楽しく盛り上がったりと、お店の温かい雰囲気を充分に感じました。
訪問した日の新聞コラムに、こんな一文が載っていました。
民俗学の父 柳田国男は、血縁を指す「親子」は本来もっと広い意味があり、地域とのつながりを含む言葉だったと説いている。廣瀬さんは「ランチに来るサラリーマンを始め、常連のお客様は、このお店の事をよく知っている」と話されました。
私は、Cafeスマイルとスマイルメンバー、そして来店されるお客様に、つながりを感じました。
新融資先Cafeスマイルのお披露目会も企画しますので、是非ご参加ください。
2019.08.31
毎週末に東濃へ行くmomoレンジャーのくまです。
夏です。野菜の季節です。野菜といえばココ!岐阜県白川町の五段農園へ行ってきました。
とれたての元気な夏野菜を買いたいと思い、台風が迫るお盆休み中に突撃取材です。
世間はお休みでも農園は平常営業。毎朝2時間近くかけて大きくなった野菜を収穫しています。
出荷先や野菜BOXの購入者がお盆休みで受け入れストップしても、野菜の成長は止まってくれません。臨時の野菜便販売や自家消費にまわしても限界があります。
生き物を相手にする商売ならではの悩みですね。
五段農園は現在、少量多品目生産です。収益の安定化を考えて中量中品目生産に切り替えたいと考える事もありますが、野菜BOXを定期購入してくれるファンの事を考え、内容を充実させるようにしています。
毎回の野菜BOXに多品目をそろえるため、1週間ずつ時期をずらして植えるという工夫もしています。
また、収穫の仕方ひとつとっても気を使っています。
オクラは、実の周りに細かな毛が生えていて、この毛がとれてしまうと鮮度が保ちにくいそうです。収穫する時には実の先っぽをつまみ、丁寧に切り取ります。
おいしさを届けるための心づかいを知りました。
5月に訪問した時に除草作業を手伝った畑は、秋野菜の準備をしているところでした。
まだ暑さもゆるまぬうちに次の季節を見ているなんて、農園に休む暇なしですね。
大豆畑の除草を手伝いながら、五段農園の今後の動きを聞きました。
なんと!高谷さんはフィリピンの農村へ営農指導に行くそうです。現地で活動しているNPO法人からオファーを受け、今年の12月から2カ月間、有機農業と堆肥製造の講師をするんだとか。
世界へ飛び出す農家!かっこいいですね。
ますます動きが大きくなっていく五段農園。ぜひ、ここのお野菜を食べてみてください。
五段農園facebookページ
https://ja-jp.facebook.com/5danfarm/
五段農園の過去momo通信記事
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
お盆休みを利用して、2泊3日の無人島ツアーに参加してきました。
◆無人島ツアーに参加したきっかけ
ー「生きる」ってどういうことなんだろう?を知りたかった。
日常生活の喧騒。時間だったり仕事だったり、人それぞれ何かに追われながら生活しています。以前勤めていた会社では、忙しい毎日に追われ、食事や睡眠、自己の時間を削ってまで働くこともありました。
人それぞれ思うこと感じることはあると思うけど、そんな毎日を私は「生きている」とは思えませんでした。
一方、便利になっていくと同時に複雑になっていると感じる社会。何か気持ちが追い付いていない感覚。今も昔も「生きる」という行為は変わらないはずなのに、生きづらさや生きている実感がないのはなぜだろう?
なら、いったん何もないシンプルな生活をして「生きる」って何なのか自分なりに感じてみよう!そこからまた考えればよい!
ということでこの度の無人島ツアーに参加することになりました。
◆無人島でやったこと
ー拠点確保
まずはじめに、みんなでテントを張りました。寝床がなければ安心して寝ることができません。安全に生活する拠点を確保することは生きるために必要不可欠であることをあらためて実感しました。動物的にいえば、縄張り確保なのかな?
ー食料調達
無人島生活では原則、自分たちで獲ったものが食料となります。獲れなければ当然食べられません。普段の生活では近くにあるコンビニもありません。生命の危機に関わります。この日は海にいる魚を獲りました。当然魚も生きるために必死で逃げるため、獲るためには魚の生態などの知識やうまく捕まえるための技術がないと時間がかかります。普段店頭に並んでいる魚の切り身のありがたみを実感しました。
ー調理
獲った魚を美味しく食べるために調理します。さすがに無人島にあるものだけで調理することは困難であるため、必要最低限の調理器具、調味料、調理用の真水、米等の使用は許されました。笑
調理方法は素揚げや煮付けなど、シンプルな方法で行いました。火加減も直火だと沸騰するまで時間がかかったり、逆に火が強すぎるから鍋の位置や炉を調整し直したりということもあり、普段の調理環境がいかに充実しているか、身をもって痛感しました…。
◆無人島生活という非日常を通して感じたこと
ー今ある日常は「あたり前」ではなく「ありがたい」ことの積み重ねであることを実感
無人島という何もない場所に身を投じたからこそ、普段「あたり前」に感じていたものが「ありがたい」ものだと実感しました。
蛇口をひねれば出てくる真水、誰かが育て、調理・加工してくれた肉・魚・野菜をはじめとした食料、扉を開けば冷たい飲み物が取り出せる冷蔵庫、遠くまですぐに移動できる自動車・鉄道・飛行機、誰かといつでもどこでも通信できるスマートフォン…(挙げるときりがない)
誰かが「あたり前」にしてくれているこの現実を「ありがたい」と感じながら利用・活用することが日々の日常に小さな感動を与えてくれるのではないかと感じました。
ー人とのつながりの大切さを実感(一人では生きていけない)
仮に無人島に一人で行ったとしたら、できないことはたくさんあったんだろうなと感じました。テント張りも一人だと時間かかるし、道具の移動も場所によっては手伝ってもらってようやく運べるところもあるし、何より人間という生き物は「感情」「知能」をもつので、思ったことを吐き出さないと気持ちがよどんでいく!
けれど、みんながいることで一体感・共同体感覚・安心感を感じて楽しい時間を過ごすことできたし、できないと思ったこともみんなが一緒にいればできる!と前向きに考えられるようになりました。
ーすべて自分次第。小さな感動が日常にスパイスを与える
無人島から帰ってきて感じたことは、今まで気づかなかった日常にも探してみると小さな気づきがあることでした。誰かがかけてくれる声も、結局のところ自分のためを思って言ってくれた言葉だったり、自分が起こした行動に対して真面目にリアクションしてくれる仕事仲間だったり、ただ、なんとなく一緒にいてくれる友達だったり。
周りの世界は変わっていないけど、自分の感じ方が変わったことで、見える世界が変わった気がしました。すべては自分の感じ方・考え方・行動次第。要は自分次第。食べる・寝るなどの生理的欲求に加え、こうした小さな気づき・感動が日常にスパイスを与え、「生きる」実感につながるのかな、と思いました。
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
一般社団法人Foraが2019年5月に完済したことを受け、完済パーティを開催することになりました。これから、完済パーティ開催に向けた打ち合わせのウラ話をお話します。
5月17日にレンジャーミーティング(以下MTG)の際に、Foraが完済の目処がたったことを受け、完済パーティ企画チームを作りました。
Fora完済パーティメンバーはこちら!
◆企画推進にあたり私が意識したこと
メンバーのうち3人がレンジャー歴1年未満の新米レンジャーでした。
momoの場づくりを経験するレンジャーが少ない中、私が大切にしようと思ったことは、
momoが新体制となった際にみんなで考えた【3つの方針】でした。
1.思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
2.顔のみえる関係をより丁寧に築く
3.一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
この3つをカタチにするためには、まずmomoレンジャー同士がそれぞれの想いを共有し、お互いを理解することが重要だと考えました。
そのために、MTGでは常に次のことを意識しました。
1.⇒みんなが同じ方向を向いて一歩ずつ、楽しく成長する
2.⇒細目に連絡を取り合い、お互いの状況を把握・共有できるようにする
3.⇒新メンバーを迎えて、今までのメンバーから意思を継ぐとともに、
それぞれの個性を発揮しmomoレンジャーの役割を果たす
◆序盤戦<お互いを知り、意見を共有する。チームビルディング>
5月17日に完済パーティ企画チームができたことを皮切りに、8~9月を目処にイベントを開催できるよう、メッセンジャーでのグループ通話をしながらそれぞれが思っていることを話し合いました。
はじめのうちはみんながどうしていいか分かっていないように感じました。
私は活発に楽しく話し合える雰囲気を作りたかったので、笑い話も交えながら近況報告や他の人へのツッコミをしていました。笑(時間を使いすぎることもありました苦笑)
また、メンバーの大多数はmomoの場づくりが未経験であること、とはいえ良い経験にして欲しいと思い、基本的に見守る役として、時間を考慮しながら間違った方向の修正や話し合いの閉塞感を断つことを意識しました。
しばらくギアがかかっていない状態でしたが、話し合いを進めるうちにそれぞれが思っているFora完済に対する想い(こんな完済パーティだと楽しそう)や、Foraが理念として大切にしている人生の選択や、キャリア教育についての考えが出始めました。
◆中盤戦<想いをカタチに!構想を具体的にする>
Fora完済パーティをこんな感じにしたい!というそれぞれの想いが共有できたことで、Fora側の窓口のそうちゃんに内容を確認してもらい、ゴールが決まりました。
イベント開催日、開催場所、タイムスケジュール、必要機材、告知方法などなど。自分たちがカタチにしたい場づくりのために人・モノ・場所・お金・方法などについて、みんなであーでもないこーでもないを議論し合いました。
◆終盤戦<できることをやる!経験不足の不安は行動して解消。人事を尽くして天命を待つのみ>
終盤戦に差し掛かり思わぬトラブルが。なんと私ゴリが仕事の都合でイベント当日参加できないことに。数少ない経験者が当日いないことは、他のメンバーに大きな不安を与えてしまったと感じています。
それでも、すでに告知を開始した手前、後には引けない状態。当日もし進行が思うようにいかず、イベントで盛り上がりに欠けてしまったら…完済パーティを区切りに、Foraが新しいスタートを気持ちよく切ってもらえるように何とかしたい…。
ただ私の中では、これだけ話し合ってきたみんななら「できる」と思っていました。
これまで実施したMTGは5月から8月の4ヶ月にかけてなんと驚きの13回。ほぼ毎週打ち合わせている計算です。
チーム結成して間もない序盤は分からないことが多く、方向性が見えない時期もありました。ただ、時間が経つにつれて自分たちが各自やるべきことを考え、行動に移せるようになってきたんです。
経験不足が不安を感じさせることは重々承知でした。私も同じ立場なら不安で当日うまく話せなかったりするかもしれないと思いました。
だから、「(気持ち的に)できない」を「(行動して)できる」ようにするために、「できることをやる」ようにアドバイスしました。そのための材料は、これまでのMTGで話し合ってきたから。イベントの内容・結果・感想は、参加者が感じるまま感じてもらえばいい。私たちはできることを全力でやろうと。
◆終わりに
長かったようで短かったFora完済パーティ企画。果たしてイベントはどうなったのでしょうか??それは参加した人のみが感じられるものとなったのではないでしょうか。
今後も完済したForaをはじめ、momoレンジャーもみんなで楽しく成長して場づくり・情報発信を頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします!
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのたつやです。
7月21日に、momoの定時総会が開かれました。
私にとっては、momoに参加して初めての総会です。
総会は、上場企業に例えると株主総会。
議案書は、有価証券報告書なので、大変なイベントだろうと、微力ながらお手伝いできればという思いで準備に参加しました。
○参加した準備
・議案書発送サロン
議案書の印刷、製本、発送
・議決権回収電話掛け
議決権の回収、議決権行使の電話掛け
基本的に、理事の小雪さんからの指示を仰いで作業していきました。
議案書発送サロンでは、議案書の印刷と製本を担当しました。
出資者分の500部を印刷するとなると、結構大変です。すごい分厚さ。
A4片面の原本を、A3の両面印刷で、冊子になるように印刷します。
初めてやることもあり、これは難しかったです。
中でも、できあがりの冊子を想像して、A4原本を上下左右正しく配置するのが一苦労です。何回間違えたか‥。
印刷ができたら、次は製本。
印刷したA3を折って製本します。
枚数が多いだけに、この単調な作業はいつ終わるのだろうかと思いつつ、ひたすら製本。
封筒に封入しました。
ただ、ひとつひとつ思いを込めて行う単調な作業は心地よく感じました。
議決権回収電話掛けでは、すでに送られてきた議決権を整理しました。
議決権を出資者番号順に並べたり
出資者の出資者番号を調べたり
住所変更の依頼をシステムに反映したり‥
出資金を管理しているシステムがMicrosoft Accessで組んであり、
出資者番号を探すのに使ったのですが、ちょっと使いにくい。
これは不具合ではないかと思い、小雪さんやまなみんに聞いても同じく使いにくいとの返答。
仕事柄、Accessのプログラムは組めるので、ささっとプログラム修正しました。
ちょっと私ならではの貢献ができてよかったです。
議案書作りの手伝いをしながら、中身も読みました。
私が印象に残ったのは、これからのmomoについての以下の3文。
・思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
・顔のみえる関係をより丁寧に築く
・一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
新しくなっていくmomoに参加でき、自分にとって良い経験になるのではないかと感じています。ただ、仕事という本業があり、どこまでmomoに貢献できるかという不安もありますが、momoの活動を楽しみ、活動を通して社会に貢献できたらと考えています。