2019.02.28
こんにちはmomoレンジャーのくま&もえもえです。
2014年から2015年の間に5回の”つなぎ融資”を行った「中部ESD拠点協議会」の近況をお伝えします!
このレポートを読んでいただいた方は「SDGs(Sustainable Development Goals)~持続可能な開発目標」について少なからず関心のある方が多いのではないでしょうか。
2015年に新たに「2030年に向けた地球のマスタープラン」として大きく17の開発目標を掲げ採択され、近年では発展途上国や先進国の政府や企業、団体など地球に存在するすべての人が対象となり各地で開発目標を達成するための活動やプロジェクトが展開されています。
この表を見たことがある人も多いのでは!ー画像出典:国連開発計計画(UNDP)ー
”地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)”をスローガンに掲げたSDGsのスタートを受けて始まったのが、これからレポートする中部ESD拠点協議会が運営するプログラムのひとつ「中部サステナ政策塾」です。
まずは「中部ESD拠点協議会」の紹介から。
■中部ESD拠点協議会
国連大学が公式に認定している世界166カ所のESD地域拠点のひとつです。
活動対象地域をおもに、愛知県・岐阜県・三重県をまたがる伊勢・三河湾流域として、持続可能な社会づくりのための教育や学びを推進しています。
東海地方の大学・行政・企業・NPOなどが連携し、2007年に組織し、運営委員会を中心に活動の企画・運営を行っています。
ほかにも行政機関、企業、NPOなどが加盟し、2018年3月時点では77団体が加盟しています。
http://chubu-esd.net
■「中部サステナ政策塾」の取材報告
20~30代までの若者を塾生として集め、持続可能な開発のための教育(ESD)を通じて、持続可能性に関する政策や事例を学んでいます。座学やフィールドワークを通して地域の発展に寄与する政策や企画を立案・推進する「広義のポリシーメーカー」を育成する活動です。
この政策塾から地域の持続可能な発展・実現性を高めていくと同時に、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に寄与できる人材を各業界に輩出する事を目的としています。
2019年2月2日に開催された「SDGsフォーラム」の中で成果発表が行われた様子をお伝えします。
フォーラムには160名を超える傍聴者が参加し、ユネスコ第8代事務局長でもあり、中部サステナ政策塾の特別顧問も務めている 松浦晃一郎氏や環境省のESD担当者などがゲストトーカーとしても参加しており、関心の高さを伺い知ることができました。
今年度は大学生、サラリーマン、企業、銀行員、教員、農家など多様な塾生が約半年間で全10回の講義を経て今回の成果発表会に臨みました。
第1~9回にかけてはさまざまな角度からサスティナブルな活動をしているゲストから活動事例を学び、県内・県外のフィールド゙ワーク、またはフィリピンで行われた国際会議への参加といった活動を通して、塾生の今身近にある課題や社会問題を中心にブラッシュアップさせていきました。
<第8回講座「まちづくりとサスティナビリティ」をテーマにした講義のゲストトークのひとコマ>
「伊勢・三河湾流域圏版のSDGsをつくろう」を今回のスローガンに8分間のプレゼン時間が与えられ、分科会というかたちで17の開発目標にテーマを分けて各フロアを使って発表が行われました。
42名の塾生・ゲストの発表をすべて公聴することはできませんでしたが、個人的に気になったテーマをいくつか傍聴させていただきました。
参加者層やSDGsの開発目標からも通して感じたことは、これからの社会課題を解決・改善していくのは、この地球に生きる個々の意識が大切になってくるということです。
例えば、開発目標の5番「ジェンダー平等を実現しよう」はLGBTの普及活動やメディアに出るLGBTの登場などで後押しされている目標ですが、個々の考え方次第で実現できる目標にも十分なり得るのではないかと私は感じています。
もちろん、企業や団体が動くことで改善されそうな項目も見受けられますが、すべての目標は元をたどれば個々の意識の変化から生まれるものです。
momoレンジャーも、何かできることはないか、自分にできることは小さなことでも行動に移す。そんなことを意識しているメンバーが多いように個人的には感じています。
その意識や活動が波及し、また新たな風を吹き込む。
そんな連鎖が起き続けることを「中部サステナ政策塾」から感じることができました。
2019年4月からは、SDGsのネットワークづくりを強化させていく予定でいるそうです。
個人的にもこれからの動向にも注視していきたいと思います!
交流会では塾生含めて80名ほどが参加。互いの活動について意見交換が活発に行われました。
会場に収まりきらず廊下まで埋め尽くして、熱く語り合う参加者の姿が見られました。
昨年の2倍以上の人数らしく、年々注目度が高まっている様子が改めて伺えました。
また、中部サステナ政策塾は次年度以降、東海三県におけるSDGsネットワークを発展させるべく、幅広く人材を集める事を検討しているそうです。
更なる発展にご注目ください。
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取材した感想
中部ESD拠点協議会の幹事機関兼事務局である中部大学は私(くま)の母校です。
学生時代に大学内のESD推進プロジェクトに関わっていました。
当時はただの大学のプログラムだと思っていましたが、中部ESD拠点協議会から学びの機会をもらっていたのだと、取材して初めて知りました。
さらには、私が在学していたのは中部ESD拠点協議会がmomoから融資を受けていた時期に該当するのです。
なんて御縁があるんだろうと驚きでした。
SDGsは社会的関心が高まっており、新聞やテレビなどでもよく耳にする言葉になりました。
気になるかたは、塾生になってみてはどうでしょうか。
(momoレンジャー:くま)
2018.12.13
こんにちは! momoレンジャー 兼 理事 のそうちゃんです!
これからのmomoを考える為に、いつもお世話になっている元momoレンジャーが住職を務めるお寺の場所をお借りして、10月19,20日にmomo合宿を開催しました。以前(6月頃)にもmomo合宿をおこないましたが、今回は理事を中心にコンテンツを作って、第13回定時総会の時に打ち立てた3つの方針に沿うような活動・事業についてがっつり議論をしました。
合宿の最初は19時からと遅いスタートだったので、各々が晩ご飯を食べて、お風呂に入ったりしてからスタートという感じで、修学旅行の夜ような雰囲気から始まりました。お酒やおつまみも交えてワイワイとした雰囲気でしたが、話している内容は至極真面目なもので、「なぜmomoの活動に携わろうと思ったのか」「これからmomoでどんなことをしていきたいのか」など、熱のこもった話が延々と続き、気付いたら25時を回っていた、なんていう若さ溢れる人たちなんだと感じる初日でした。
(*写真を撮り忘れたので、イメージを見て盛り上がっている様子をご想像ください。)
そして翌日、みんなで起床・身支度をした後に近くの珈琲屋へモーニングに行きました。昨日に遅くまで起きていたので、眠そうなメンバーもチラホラいましたが、美味しい朝ごはんを食べたおかげで心も体もシャキッとなって、気持ちよく2日目を始められました。
(合宿2日目:近況のシェアと各々のmomoへの関わり方を話しています)
自分たちがどうmomoに関わっていくかという問いやアイスブレイキングで最近の近況や考えていることを軽くシェアした後に、自分たちが考えるmomoの魅力や課題について話し合いをしました。実際に出た意見として「momoを通じて色んな分野や活動をする人に出会えること」や「momoが築き上げてきた融資の仕組みとその価値」などがあり、様々な観点からmomoの魅力が挙げていきました。その後、課題と感じている部分についても同様に意見を出していき、改めてmomoがどんな現状なのか、どうしていくべきかということを考える材料を得ることができました。
(合宿2日目:これからのアクションについてアウトプット中!)
その後、実際にこれからどんな形で行動に移していくのか、継続的な事業として回していく為にはどうするべきか、ということも踏まえていくつかアウトプットをしていきました。ここではどんな内容かというのは詳しく書きませんが、momoが応援していきたい事業者・団体の方々や志金を託して頂いている出資者の皆様など、momoが大事にしていきたい関係・つながりをより大事にできるようにしていくことを実施していきます。momoを応援して頂ける皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
(momoレンジャー・そうちゃん)
2018.11.30
7月のmomo定時総会より早4カ月、これからのmomoのキーワードとなった”顔の見える関係づくり”。その動きは少しずつ、しかし確実に見え始めてきている。
この記事を通して、出資者の方々とレンジャーの関係がより親密になり、出資者とレンジャー双方が融資先との関わりを深めていくことにつながっていったら、これほどうれしいことはありません。
という前置きをして、本題に入っていきます!
毎日のように降っていた雨も止み、冷え込んだ風が吹き始めた10月半ば、私は彼ととあるスタバで出会いました。
彼は崎 大樹(さき たいじゅ)さんという方で、3年前までmomoレンジャーとして約5年間momoの活動に携わり、現在は建設関係の仕事をしていて、momoとは出資者という立場でつながっています。
互いの自己紹介も終え、早速崎さんへのインタビューは始まりました。
-崎さんとmomoの関係について聞きたくて、momoを初めて知ったのはいつですか?
momoについて知ったのは、立ち上げ前の時で、まだ私が愛知県内の学校に通っていた時だったと思います。とあるご縁で知り合ったりゅーちゃん(現在momoの副代表理事である坂本竜児(さかもとりゅうじ)さん)から、NPOバンクを立ち上げるといったような話を聞いていました。その当時はボランティア界隈(当時はNPOという言葉もまだ自分の中に浸透していなかったような気がします)で金融機関を立ち上げるなんてできっこないと思っていたし、その意義にもピンと来ていませんでした。
進学に伴い、4年間名古屋からは離れている間、進学先で主に環境問題やまちづくりなどの活動に取り組んでいたのですが、その過程では活動における資金的な面に関する問題点を認識する機会も多々ありました。就職で名古屋に戻って、昔のコミュニティーの集まりで再開した後輩がmomoで活動していることを知り、当時のことを思い出したのと、学生時代に感じていた問題意識から活動に参加することにしました。
-なるほど、偶然とは言え運命的な出会いですね!
momoとの関わりで、特に魅力に感じていたことはありますか?
「意外性」です。momoでは自分の知らない分野、思いもつかなかった問題点に取り組んでいる方とも関わりを持つことができ、ともに活動していたレンジャーの皆も自分とは違うバックグラウンドや活動への動機を持っていたので、職場とは違い多様な方に触れ合える機会は魅力的でした。
-確かに、社会やNPOの話題で盛り上がれる人とのつながりは、日常生活ではなかなか作れないですよね。
最後に、いま出資者という立場となり、momoについて思うことや期待することがあれば教えてください!
momoの理念は大事にしつつ、今の社会環境の中でmomoはどんな役割を果たせるのかを考えながら活動していってもらいたいと思います。
活動していた当時、「個人融資勉強会」のような形で個人融資についての勉強会に参加させてもらう機会がありましたが、その時の議論で出たアイディアなどはクラウド・ファンディングの登場で社会的には機能しているように感じます。
当時のmomoの中で、自分ではそういうシステムや仕組みを構築できませんでしたが、クラウド・ファンディングの登場やそれを支えるシステムのおかげで、寄付やちょっとした支援のための出資がし易くなる環境はかなり整ってきているように感じています。
momoの理念にはまだ共感するところも多いので、今の社会環境の中でmomoの果たせる役割を考えながら活動に取り組んでいってもらいたいと思っています。
momoについて期待することとしては、出資者の方と融資先をつなごうとする試みについてです。自分が活動していた時にも感じていましたが、参加している方が特定の人に偏っているような印象はありましたし、実際にmomo側からコミュニケーションの取れる出資者の方というのは限られていたようにも感じます。時間や活動に従事できるレンジャーの人数など、リソースが限られてしまう面はあると思いますが、自分を含めて、出資者の方がmomoに望んでいることを届ける試みは続けてほしいですね。
あと、期待したいことは「発信力」。話が戻るようですが、時代の流れと共に環境も大きく変わってきているように思います。そのような中で、momoのような組織は規模は小さく、動きも機敏ではないかもしれませんが、さまざまな取り組みに関わる中で見えてくるものを届ける力はまだまだ必要とされていると思います。存続のために活動を続ける必要もないと思うので、昨今のmomoを取り巻く環境の中で一つの役目を終えたとmomoに関わる人たちが感じるのであれば解散するのも一つの手だとも思うので、活動を続ける限りはmomoに関わる人たちがmomoの何に期待しているのか、それを常に踏まえながら活動していってほしいですね。
-「誰にどんな情報を届けるかを明確にして、もっとmomoの良さを発信していきたい。」
崎さんとお話させていただき、そんな思いをふつふつと抱きました。
ありがとうございました!
2018.11.30
この度、Foraで活動する稲上一崇さんにインタビューさせていただきました!
【稲上一崇さん】
・2016年12月からForaに所属し活動。
・別のキャリア教育系の団体に所属していた時に出会った方に、Foraを紹介してもらったのがきっかけ。
Q:スタートアップでチームの中で大切だと感じたことは何かありますか?
Foraのメンバーは賢い人が多い分、合理的に物事が進みます。それは、僕にはとても真似出来ず、いつも心から尊敬している部分なんです。
それが故に、工数重視の環境です。もちろん、企業としては当たり前なのですが笑
ただ、かつて僕がゼロから(Foraの仕事として)高校の責任者を受け持って2か月後程度経過したときのこと。3月ということもあり、授業時間が余った際、担当教諭から「どうしたらいいですかね?」との質問に対し、割とみんな素っ気ないなと感じたんですが、僕はその対応を大事にしてこそ、次のリピーターになってもらえると考えました。そのためには、最初が肝心だと感じました。自分たちのファンになってもらうため、遠かったんですがその学校へ何度も足を運びました。その時にはじめて、提案営業の面白さを実感しました。こういうことを言ったら相手に響いてくれるんだ、という具合に相手と一緒になって(授業を)作っていくことの大切さを感じました。
(余談ですが)その時今でも覚えているセリフがあって。「最初にコストかけなきゃいつコストかけるんだ!」とチームに言った時がありまして。Foraは合理主義的な人が多い中で、僕は人情で仕事をするタイプなんだな、ということに気づきました。でもそれが人の心をつかんで、次につながる仕事の仕方が自分のスタイルなんだな、と感じました。その高校からは毎年受注を受けています。
(稲上さんは熱くなる時は熱くなり、興味ないときは興味ないという性格のようです!)
Q:稲上さんの情熱をもちはじめたきっかけとは?
Foraに入る前に僕の祖父が亡くなった際、葬儀屋さんの対応に感動したのがきっかけです。限られた時間の中で、お経をあげられないなど、色々と制約のある条件の中、正直この葬式何するんだ?といった状況でした。そして、何か作らないといけない!ということになった時の葬儀担当してくださった方が「全力でやりましょう!」とありとあらゆることに付き添ってくださいました。相手のために全力で情熱を注ぐ!その対応に感動し、その方の仕事のスタイルに惚れました。
Q:メンバーにもそれぞれの想いがある?
適度に暖かい。熱すぎず、暖かい想いを持っているんです!遊びにも全力になれますし、例えばメンバーの卒業だとか、誕生日だとか節目の行事にそんなにやるか?!ってくらい全力でお祝いしたりします。先ほどからいうように合理的な面もあるのですが、その一方で、温もりを忘れないバランスの取れた人たちが集まっています。
これからの展望として、旅をしながら仕事をしたいと稲上さん。拠点に縛られず自分の好きなことに全力になれる自分を把握しておきたいとのことです。今後の活動に期待しましょう!
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一般社団法人Fora 東海支社 Nexus の情報は こちら からご覧ください。
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2018.11.30
9月11日にみらいmtgを行いました。
私は初めて参加したということもあり、何をするのかもイマイチわからないまま事務所の扉を開けました。すると、理事が何人か席に座っていて、緊張が走りました。
「なんかいつものmtgとは違うな」と悟りました。そしてmtgが始まると、みんな黙り込み言葉が出ない様子でした。
ファシリテーターがみんなの意気込みについて聞くと
「今年でmomoは 10周年を迎え新体制となった。事業を拡大するのかそれとも現状維持でいいのか」
と悩む声がありました。
確かに事業を成り立たせるためには変化は必要です。そのためには、momoも時代に合わせて変わらなくてはなりません。
まず、解決の糸口として、KJ法を用いて今やりたいことを率直に書き込みました。
すると、緊張がほぐれたのかいくつもの案が出ていました。
これがmomoの力なのではないかと感じ取れました。最初の緊張感はみんながmomoを思うが故に真剣になっていたのではないかと推測されます。
これだけ本気になれることはなかなかありません。
今まさにmomoは変わろうとしています。私もmomoの一員として支えていきます。
ようやく舵を握り、帆をはり出港したようにmomoは突き進んでいきます。
失敗することは誰にでもあります。しかし、それにくじけずに成長していきます。
良きみらいのために今後も助け合っていきます。
(momoレンジャー いのっち)
2018.11.30
まだ半袖で過ごしていた8月の最後にmomoレンジャーで岐阜県白川町にある五段農園高谷さんの畑に行ってきました!そして畑仕事のお手伝いをしてきました!
朝早くに家を出て、電車に揺られること一時間以上、そして美濃太田駅に着いてから、車で山道を走ること数十分。やっとのことで五段農園さんに到着。行くだけでも小旅行の気分を味わえます。街中から離れている分、空気がおいしく、見渡す限りの山と畑と時々民家、というような自然あふれる場所でした。
▲とってもいい天気!しかしこの後嵐のような雨になるとは誰も思っていませんでした。(台風接近中)
到着してからはさっそく畑仕事。オクラやバジルなどの収穫をお手伝いしました。
オクラって上向きに成長してゆくのですね。知りませんでした!バジルは害虫除けのために植えていたそうで、取っても取っても終わりが見えないほど葉が生い茂っていました。
▲堆肥をつくる場所も見せていただきました。(ここで雨が降り始める)
お昼ご飯は収穫したばかりのバジルのソースとオクラと、高谷さんが育てているお野菜をいただきました。料理が得意なレンジャーがいろいろなおかずを作ってきてくれていて、とても豪華な昼食となりました。
▲実はもう一つから揚げが入った容器があったのですが、高谷さんの家のネコちゃんに半分くらい食べられるというハプニングが・・・!それだけおいしいごはんだったということでしょうか。
雨も止んでくれていたので、午後からは草刈りをしました。お昼ご飯をたくさん食べて、レンジャーみんな元気いっぱいになったのか、思ったより早く終了。みなさまお疲れさまでした。
帰りには、お昼に食べたお野菜がおいしすぎたということで、レンジャーは全員お野菜を購入しました。ミニトマトやズッキーニ、もちろんおいしかったです。
五段農園さんは少し遠くあまり行く機会がなかったのですが、今回初めて行ってみて、自然あふれるとてもすてきな場所だと知りました。高谷さんありがとうございました。
そんな高谷さんのおいしいお野菜が食べられるお野菜ボックスもあるそうですよ・・!
(momoレンジャー ゆっこ)
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五段農園の情報は こちら からご覧ください。
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2018.11.30
こんにちは、momoレンジャーのたけひろです。
今回は、momoとは別で関わっている地域の日本語教室(日本に暮らす外国人向けに日本語を教える教室)*で出会ったベトナム人のTさん宅にて、ベトナム料理をご馳走になったので、レポートします。
Tさんは外国人技能実習生3年目です。
技能実習生は、基本的に3年間日本で働いた後、母国に帰国するので、帰国前に送別会をすることが多く、今回はその送別会に招待してもらいました。(ちなみに、Tさんは技能実習第3号をとって2年延長したため、実はまだ日本にいます。)
▲床に並ぶ豪華なベトナム料理、大人数の場合食卓を使わないことは現地でもよくあるとのこと
ベトナムでは、乾杯は食事の始めだけでなく、食事中に再び飲み物を飲む時にも乾杯をするようで、乾杯が盛んに行われていました。また、ベトナムではアルコール類の購入や飲酒の年齢制限がなく、子どものころから飲んでいる人も多いようで酒に強い人が多い印象を受けました。
Tさんは日本語を熱心に勉強し、日本語能力試験のN2*を取得していることもあり、日本人と難なくコミュニケーションをとることができます。しかし、同じアパートに住む他の実習生は、挨拶や簡単な会話しかできず、日本語でコミュニケーションをとることに少し苦労している様子でした。そのため、研修先企業と他の実習生がコミュニケーションをとるときは、日本語を話せるTさんが通訳をすることが多々あり、その狭間で大変な思いをすることもあるとのことでした。
▲鳥の丸焼き?ベトナム人の研修生向けにベトナムの食材を行商する在住ベトナム人から購入したとのこと。
▲揚げ春巻き、これが一番おいしかったです。
現在、国会で外国人労働者受け入れ拡大について議論されていますが、今後も数年は20代、30代の東南アジア出身の若者が、労働者として多く日本に来ることになると思います。現在、彼らは職場以外の日本人とほとんど関わる機会がなく、仕事だけして母国へ帰っています。地域の日本語教室は、そんな実習生と地域の人が交流できる場だと思います。日本語教室に来ている実習生は、日本についてさまざまなことを学びたいという方が多く、仲良くなればお互いの国の文化を分かち合えて、面白いと思います。みなさんも、自分の住んでいる地域の日本語教室をのぞいてみてはいかがでしょうか。
各地の日本語教室で技能実習生が増えている。
*日本語能力試験…N1~N5までレベルがあり、N3がある程度コミュニケーションがとれるレベルで、N2はさらに上のレベルで技能実習生で取得している人はかなり少数。
2018.08.31
2018年5月19日、名古屋市港区の重症児デイサービス「社会福祉法人ふれ愛名古屋(以下、ふれ愛名古屋)」さん
の事務所でmomoレンジャーと融資先との関係づくりを学ぶために勉強会を行いました。
ふれ愛名古屋さんは、過去の融資先ですが、現在でもmomoレンジャーとして関わったことがきっかけで職員になった方がいるなど、momoとのつながりの強い元融資先です。今回は代表の鈴木さん、当時momoレンジャーとして関わっていたあずさんのお二人を中心に当時の活動についてお話を聞きました。お二人のお話の中から印象に残った意見をピックアップしながら振り返っていきます。※は私の感想です。
「福祉は1人のニーズがあれば動かないといけない。
どんな子どもが生まれてきても安心して地域で育てていける、親が死んでも子どもが地域で暮らしていけるような仕組みをつくっている。」
※子どもが生まれてくるとき、どんな子どもが生まれてくるかわからないけれど、ふれあい名古屋さんのような施設が自分の地域にあることで子育てがしやすくなると思いました。
「“関係づくり”というけれど、そもそも融資先との関係はできている。
momoが融資をしている段階で、すでにmomoと融資先との関係はできている。」
※「momoと融資先の関係づくり」というテーマでしたが、確かに融資先であるということはmomoとの関係はできているので、どのように関わればいいか悩む前にどんどん関わってチャレンジしていけばいいんだと感じました。
「お金は出すけど、口は出さない。」
※金融機関に対しての鈴木さんの発言です。確かに金融機関はお金を貸すまでの段階は融資するために力を入れるけれど、そのあとの支援は手薄になるかもしれません。また、金融機関の職員の本音の意見はあまり融資先に言えないし、ほめることはあっても悪いことはあまり言わず、あくまでも融資先はお客様という関係にあると思います。
一方でmomoは融資先はお客様ではなくて、同じ地域をよくしていく仲間のような関係であるため、自分たちが率直に感じた意見を伝えたり、融資してからの関係がどんどん深まっていき、融資が完済してからも何らかの関わりを持って必要な時にお互いに助け合えるような関係性があると感じます。
「アリの目とトリの目」
※経営者は自分の団体のことで日々忙しく、さらに日々仕事をして行く中で専門性がどんどんと高まっていくので、アリの目線になりがちとのこと。しかしmomoレンジャーが来て団体に関わり、専門性もなく何にもとらわれない視点から意見をすることはとても有難いとのこと。そういった客観的なトリの目線は、今後もmomoレンジャーの強みになると思いました。
2018.08.31
こんにちは、momoレンジャーのはるこです!
7月8日に、新融資先の五段農園のお披露目会を行いました。
今回のイベントには、フェアトレードに関わる大学生、定年後に農業に取り組むことも考えているご夫婦、移住に興味のある若者など、さまざまな興味をもった方が参加していました。
〇そもそも有機農業って?
まず最初は、五段農園代表の高谷裕一郎さんの事業紹介からスタートです。
高谷さんが岐阜に移住したきっかけや、今取り組んでいることをお話して頂きました。
中でも力を入れて話していたのが、「有機農業」についてです。
高谷さんの思う有機農業のキーワードは「循環」。
食物連鎖では、エネルギーを植物が吸収するところから、循環が始まります。その植物を草食動物が食べ、肉食動物が食べ、その糞や死骸を微生物が無機物に分解して、それを植物が吸収して… と循環が繰り返されます。
食物連鎖の中では自然に起きている循環が、今一般的に行われている慣行農法では、化学肥料によって人工的に作られています。
例えると、人間がサプリメントだけで生きているような状態なんだとか。
高谷さんは、有機農法だからこそ、できるだけ自然に近い循環を作ることができるような堆肥や培養土作りに取り組まれています。
化学的な物質ではなく、わらやおから、米ぬかなど自然のものを混ぜて、微生物の力を借りて堆肥や培養土を作っているそうです。
〇オーガニックを「日常」に
続いてのゲストは、高谷さんが就農するきっかけとなった、オーガニックファーマーズ朝市村の吉野隆子さん。
オーガニックファーマーズ朝市村は、毎週土曜日に栄のオアシス21の地下で行われている朝市。有機農家が、自慢の野菜をより多くの人に届けるために、農家自らが販売を行っています。
朝市を運営する上で、吉野さんは「オーガニックファーマーズ朝市村の15原則」を大切にしています。
15原則をここで紹介するのは大変なので、その中でも大切な「オーガニックへのこだわり・つながり・畑への入口」を紹介します!
まずは、オーガニックへのこだわり。
朝市村に出店する農家の栽培方法は事務局が直接確認をし、「旬産旬消」をモットーにその季節にとれるものだけを販売しています。
そして、つながり。
朝市村は、農家と消費者のつながる場所ですが、それだけでなく、生産者同士がライバルであり、仲間であるつながりをつくるのもこの場所です。
農業を通して、地域のつながりをより強くしていることも伝わってきました。
最後は、畑への入口。
近年吉野さんが力を入れて取り組まれている、就農支援のスタートは朝市村でした。
有機就農希望者が、新たな生産者になることができるよう、相談窓口を行っています。
また、朝市村は、就農希望者だけでなく、消費者ボランティアにとして関わっている子どもたちにとっても、畑への入口だといえます。
オーガニックファーマーズ朝市村を毎週開催することで、都会に暮らす名古屋の人にも、「オーガニック」というものが日常に感じられることを目指して、吉野さんの取り組みは続いていきます。
〇移住して変わったことは「子どもとの時間が増えたこと」
続いて、ゲスト2人によるトークセッション。
農業、有機農業の話から、移住の話まで、ざっくばらんにお話しました。
高谷さんが移住した時に苦労したことを聞かれると…
「苦労したこと思いつかないんですよね…(笑)」
と驚きの回答。地域の人にあたたかく迎えられ、そのつながりの大切さを感じながら生活しているそうです。
逆に、良かったことを聞かれると、小学生のお子さんについてお話してくれました。
「都会にいたころは、子どもに『今日学校どうだった?』と聞いても、『忘れた』と言って何も話してくれなかったんです。
でも、今は、子どもがランドセルにつけている熊鈴が聞こえると、『お、帰ってきた』というのが分かって嬉しいんです。」
子どもがかわいくて仕方がないパパな一面を見せてくれました。
〇地域のものを守っていく。
トークセッションのあとは、グループに分かれて参加者のみなさんからの質問コーナーです。
「私の祖父母は農家だったんですが、気候が暑すぎるからと農家をやめてしまったんですが、岐阜は大丈夫なんですか?」との質問に、高谷さんは
「僕が暮らす白川村は標高700mのところにあるので、暑さは大丈夫。。夏と冬の寒暖差が激しいので、果樹が作りやすかったり、濃いお茶がとれたりします。」
更に高谷さんは「耕作放棄地が多いから、そこで仲間と一緒に果物の栽培に取り組みたいと思っているんだよね。あと、最近は廃れてきちゃってるけど、お茶の栽培もなくならないようにしたいんだ。」と続け、新たに取り組もうとしていることを熱く語っていました。
”地域の仲間とともに、有機農業を大きくしたい。そして、その地域に残るものを残していきたい。”
そんな、白川村に生きる高谷さんのリアルな言葉を聞くことができました。
〇有機野菜の味は格別!!
イベントの最後には、お待ちかねの高谷さんから有機野菜のお土産が…!
ズッキーニ、キュウリ、ミニキュウリ、万願寺とうがらし、アイコ、フルティカのお野菜セット。
どの野菜もつやつやで、みずみずしくて、とってもジューシーで美味しかったです!!
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<momoレンジャー編集後記>
最近は、家の近くにあった畑も田んぼもなくなってしまって、「農業」ということから少し遠ざかっていました。
でも、「食」という生きていくことに必要不可欠な事だからこそ、もっと身近に感じて、こだわってみたいなと思った一日でした!!
何より、高谷さんのお野菜が美味しかったので、オーガニックファーマーズ朝市村に行って、また有機野菜を買ってみたいと思います!
(momoレンジャー はるこ)
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五段農園の情報は こちら からご覧ください。
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2018.08.31
5月12日にmomoレンジャー向け研修「momoトレ」の第2回(第0回、第1回のレポートもぜひご覧ください。)がmomo事務所にて行われました!
第0回momoトレのレポートはこちら
第1回momoトレのレポートはこちら
ファシリテーターはmomo創設者の木村真樹さん<きむ>(<>内はmomoでのあだ名)で、ゲストに加藤篤博さん<あつ>、そして理事の長谷川友紀<小雪>を迎え、和気あいあいとスタート。
当時の事業報告書を読みながら、今もある活動、ない活動、様々なイベントの参加について質問したり、個人的な活動の動機やモチベーションなどを聞いたり…あっという間で、とても濃い時間をすごしました。
共通して言えることは、ゲスト2人をはじめ、当時のレンジャーは本当にそれぞれに活動を楽しみ、真剣に取り組んでおり、事務所にはいつも誰かしらがいて、生活の一部になっていたということ。
若者らしい勢いや熱意が今の出来事のように身近に感じられ、現役レンジャーにはとても刺激になったと思います。
時代と共に、関わり方や組織構造を試行錯誤して続いてきたmomoレンジャーという活動は、その実、モチベーションや楽しさの質は全く変わってなくて、いつでも若者が魅了されて関わろうと思えるこの活動の意義を改めて深く感じました。
この「レンジャー活動最盛期」には最も多くのレンジャーがいたことから、組織・チームづくりや活動の作り方などで学ぶことが多くありました。
今ほど連絡方法や仕事の仕方が多様化していなかった時期に、多くのレンジャーがそれぞれ力を発揮するための工夫や心持ちを共有してもらえたのは、特に良かったです。
この「momoトレ」を通して、現役レンジャーも「あれができる、これもやりたい」と、未来の活動にワクワクしはじめていますので、融資先・出資者の皆様も巻き込んで、新しい活動を楽しんでいければいいなと思っています。
(momoレンジャー・キャリー)