momo

2024.09.20

特集

繋がりの尊さを感じたmomo総会2024

 2024年7月27日(土)、刈谷市では最高気温38度を記録するほど暑い日でした。

この日、融資先の一般社団法人KOTONASUの事業所(刈谷市)をお借りして第19回定時総会が開催されました。

暑い中、わざわざ現地まで来てくださった方や、土曜日の貴重な時間にオンラインで来てくださった出資者・momoレンジャーが同席の中、総会はオンライン&オフラインにて同時開催されました。融資先の事業所で総会が催されるのは初めてだそうです。

~KOTONASUのメンバーが作ったドライエディブルフラワー~

~総会に参加される方にと、篠田さんからいただきました~

【開会の挨拶(共同代表 長谷川(小雪):総会に向けての思い)】

ーmomoの取組である出資・融資のうち、融資においては年1・2件は融資先を募集している中、momoの力を借りたいと言ってくれる事業者さんがいて、とても励みになっています。

ーmomoレンジャーになりたい、お話を聞きたいという申込が毎月来ています。現在20名弱のmomoレンジャーが在籍していますが、こういったお声をいただけるのはすごく嬉しいです。

ー来年でmomo創立20周年となる節目の年で、創立時は愛知万博があり、来年は大阪万博もあるということで、タイミングとして考える年だと思うので、momoに関わる人達と一緒に色んな事を考えていきたいです。

ー近年のNPOバンク事情としては、全国のNPOバンクの数が減ってきている一方で、鳥取で新たにNPOバンク設立の動きがあります。今日も後半のワークショップに参加してヒアリングしたいと鳥取から来られる方がいるというのが感慨深いです。

長谷川(小雪)さんの話を聞いて、私自身、時代とともにmomoを含めてNPOバンク業界に新陳代謝が起きつつあるのかなと感じました。来年はmomoも節目の年ということで、これが良いタイミングなんだと思って今後のmomoの動き方について皆で考えたいと思いました。

【2023年度事業報告(共同代表 鈴木(JEN))】

ー新たな取組として、融資募集期間を年3回から隔月(年6回)に変更しました。チャンスが増えたことにより4月に申込が1件あり、8月に融資実行の団体があります。これまでと違う新たな取組によって生まれた結果となりました。

ー地域金融機関等との連携事業として、愛知県地域再生・まちづくり研究会の委員等として派遣したことと、京都府立大学公共政策学専攻の大学院生からのヒアリング調査等に対応しました。今後も引き続きこうした問い合わせにはできる限り対応していきます。

ー月に1回以上、対面orオンラインにて理事会を開催し、課題について話し合いました。今後も引き続きコミュニケーションをとって活動を推進していきます。

 

【2024年度事業計画(共同代表 鈴木(JEN))】

ー融資に関しては、チャレンジする事業者と出会わないとはじまらないので、そのきっかけを作る・増やすために、場づくり・情報発信といった非資金的支援に力を入れていきます。

 今日もKOTONASUさんの会場をお借りしましたが、こうしたきっかけから参加者同士で交流し、新たな出会いをつくることからだと思いますので、今年度も積極的に場づくりをしていきます。

 また、場づくり以外の時間では、SNSを活用した情報発信で融資先の紹介やmomoの活動について発信していきます。時代の流れやmomoの事業の相性など踏まえて、情報発信に適したSNSについて話し合い、発信に繋げていきます。

ー地域金融機関等との連携については、地域と連携して取り組んでいくかが大事だと思います。momoだけでなく、地域と一緒に取り組み、その活動を情報発信していきます。

【融資先より OVファーム 稲本さん(平飼い養鶏場・拡充事業:高山市)】

鶏舎新築・増築と温室新築工事により、にわとりを増やすことができました。愛情を持って育てることで、卵もお肉も購入してくれるリピーターが増えました。関わる人も増えてきたので、今後は連携プロジェクトもうまく進めていきたいです。

※OVファームの平飼い卵は「ふるさと納税」の返礼品や、名古屋市栄のオアシス21の「岐阜県アンテナショップ」にて販売されています。

【momoレンジャーより ひさっち】

自分とは異なる興味関心を持つ方々と知り合うことができ、視野や興味が広がりつつあるのを感じています。レンジャーになってまだ2か月ほどですが、色々な活動を通して、momoや融資先に貢献しつつ、自分の興味関心を広げていきたいです。

 

~総会の様子~

【総会に参加した方の感想・お声】

うまくいっているところと悩んでいるところがあることが判りました。活動を20年継続することは大変だと思います。momoレンジャーの参加はありがたいことだと思いますので、今後もより一層活躍を期待しています。

とても貴重な時間を過ごせました。皆さんの真摯な取り組みを聞いて、自分自身、アクションを起こすきっかけをもらえました。

お金の関係だけでなく、色んな繋がりをもって、地域一体となって取り組んでいきたいので、どうぞ宜しくお願いします。

想いのある人たちとの繋がりは新たな社会を創造できると思っています。引き続き交流と繋がりを強くしていければと思いますので宜しくお願いします。

ここ最近、融資の申し込みがあったり、momoレンジャーの募集申込があったりすることから、momoの必要性を感じています。今後も頑張っていきますので宜しくお願いします。

NPOバンクがなくなってきている一方、北海道には残っている話だったり、先程も鳥取からのワークショップへの参加したいという話を踏まえて、この20年の間、残っているNPOバンクの特徴を調べる価値はあるかも興味深いかもと思いました。

NPOバンクの役割は終わるどころかこれから増えていくと思っています。これからも力強く頑張って欲しいし、何かお役になれればと思っています。

総会を通じて色んな長い歴史を感じました。地域で必要とされている方達がいるということがきっかけで、自分も役に立てればと思いmomoの活動に参加しました。これからも皆さんと一緒に盛り上げていければと思います。

新しいレンジャーが増えてきているので、チームとしてどんな活動ができるか考えていきたいです。

 

・総会を終えて

 議案書の冒頭の平岡(ひらっち)の挨拶にもあるように、感染症の猛威が落ち着きはじめ、ようやく世の中の動きも対面で会えるようになってきました。その中で、こうして総会を迎えられ、みんなで一緒に地域のこと、今後のことをお話しできた時間が尊いと感じました。

 また、来年20周年という節目の年でもあるので、今まで内に溜めていたチカラを色んな形で社会に還元できればいいなと思いました。

 私も久しぶりの参加でしたが、リアル&オンラインで皆さんと会えて嬉しかったです。今後も自分にできることをやっていきたいと思います。(momoレンジャー ゴリ)