momo

2019.11.30

融資先:Cafeスマイル

Cafeスマイルお披露目会のお知らせ ~新人momoレンジャーはじめての企画〜

momoレンジャーのあーちゃんです。

 

この度、64件目の融資先となった、

不登校、社会復帰に戸惑う引きこもりやニートの方を支援する「就労体験カフェ Cafeスマイル」のお披露目イベント「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」を2020年1月18日(土)に開催します。

 

 

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Cafeスマイルの紹介記事はこちら

融資先紹介 「就労体験カフェ Cafeスマイル

 

お披露目会への参加はこちら

「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」

 

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開催しますと宣言しましたが、「お披露目会って何?」という方もおられると思います。momoでは、融資実行後に、融資先の事業紹介、情報発信の場づくりとして、お披露目会を行います。

 

お披露目会は、momo、融資先関係者だけではなく、一般参加者も募ることで、融資先の取り組みを多くの人たちに発信することができます。またお披露目会での交流が、事業課題解決のヒントになったり、今後の事業展開へ繋がるきっかけづくりにもなっています。

 

momoでは、お披露目会の後もmomo通信を使って融資先情報を発信し、融資完済時には完済イベントを行います。こういったイベントの企画や情報発信は、一般の金融機関にはあまりなく、momoならではの取り組みです。

 

お披露目会は、一発目のイベントになりますので、企画メンバーの私は力が入ります。

 

 

ここで話しが飛んで、私(あーちゃん)の紹介になります。

私は、地元の銀行に10年間、6年程前から施設運営を行っている会社に勤めています。今までイベントの企画経験は結婚式の二次会や忘年会しかなく(イベントと言っていいか分かりませんが…)、新人momoレンジャーのため、お披露目会の経験もありません。

 

お披露目会のイメージが湧かない私は、先輩momoレンジャーから意見をもらいながら、通勤や入浴中、就寝前に「どんなイベントにしたいのか」「どんなイベントがいいのか」「momoの役割って何だろう」と考えるようになりました。

 

 

9月中旬から、momoお披露目会企画メンバーとCafeスマイルオーナーの廣瀬さんとの打ち合わせがスタートしました。

 

(左 オーナーの廣瀬さん、右 あーちゃん)

(打ち合わせの様子、廣瀬さんはいつもメッセージ性の強いTシャツを着ています)

 

10月、11月にも打ち合わせを行い、企画面を廣瀬さんから、実務面を先輩momoレンジャーのまなみん、ひらっちにサポートしてもらい、企画が少しずつ固まってきました。

 

(左からmomoレンジャーのゴリ、くま、あーちゃん)

(momoミーティングの様子、ゆるーい雰囲気ながら真剣に議論しています)

 

たたき台の企画をmomoミーティングでブラッシュアップし、完成度を高めていきます。

 

 

打ち合わせを繰り返し、企画が固まっていく中で、気づいたことがあります。

イベントを開催するまでのプロセスが、融資先との関係づくり、事業内容についての理解、自分たちにできること、をじっくりと考える機会になっていることです。

 

私は銀行在籍時、法人担当として多くの融資にたずさわってきましたが、業務に追われ、時間に追われ、目標に追われ、一つ一つの融資先について、時間をかけて向き合うことができませんでした。銀行員時代にはできなかった融資先との関わり方が、momoレンジャーになってからできています。

 

このお披露目会は、多くのmomoレンジャーが関わり、廣瀬さんを始めとした融資先関係者の協力があって、開催に至っています。お披露目会の参加者には、就労支援を行う方・受ける方、双方と交流をもっていただき、社会問題となっている不登校、引きこもりについて、考えるきっかけにして欲しいと思います。

 

お時間、ご都合がつく方は、「みんなで踏み出す第一歩~就労体験から社会へ~Cafeスマイルお披露目会」に是非ご参加ください。

 

2019.11.26

社会をよくする話

「生きる」を考える哲学カフェ

こんにちは。momoレンジャーのゴリです。

先日、momoの元理事の藤岡さんと「哲学カフェ」なるものを開催しました。

 

 

 

フジオカデザイン事務所の一風景。哲学カフェに相応しい落ち着いた雰囲気。

 

◆哲学カフェ開催の経緯

 事の発端は、藤岡さんがFacebookで哲学カフェ・バー的なものをやらないかと発信した事がきっかけ。

話すテーマ(案)は、

・はたらくことの意味

・生きることの意味

・人生の楽しみ方

・大人の音楽の愉しみ方

などだったそう。

最近「生きる」ことや「はたらく」ことの意味について考えていた私にとって、是非とも話したいテーマでもありました。

 

当日は、主催の藤岡さんと私に加え、偶然藤岡さんと打ち合わせをしていた井上たけひろさんと一緒にお話をしました。

 

◆テーマ1 ~みんなの生きる意味とはどんなものか~

 

 私は、5月に起きた交通事故をきっかけに「明日死ぬかもしれないから、今できることをやろう」と、今を一生懸命に生きる大切さを感じました。また、8月に経験した無人島ツアーでの「生物的に生きる意味はないが、知性を持つ人間だから生きる意味を付与することができる」との学びより、生きる意味は自分自身で見出せるものではないかと話しました。

 これに対し、井上さん。健常者と異なり、社会的弱者はスムーズに生きられないこともある。社会的弱者との関わりが深い井上さんだからこそ言える異なる視点からのメッセージを強く感じました。

 

まとめ:境遇も考え方も人それぞれ。私もかつて引きこもりを経験したことから、今のような考えを持てなかった頃もありました。人それぞれ見える景色が異なるからこそ、「生きる意味」は変わってくるのかなと思いました。

 

 

 

ゴリの力説中風景。話したいテーマがあったので、たくさん話してしまいました。笑

 

◆テーマ2 ~今生きているなと実感する瞬間はいつ??~

 

 私:「料理を振舞って、みんなが笑顔で食べてくれているとき」

 この瞬間が最高なんです。「食べること」は生きるために必須だし、みんなで「共有する時間」がその瞬間でしか感じられないものだから。生きている実感って、儚くて尊いんだなぁと、終わってから振り返ってしみじみ感じます。

 井上さん:「めざましTVの占いを観ながら1日を想像したり、その日の入浴中にその日のルーティーンを振り返ってみたりするとき」

 確かに、「今日はこんな日になるのかな? ⇒ 今日はこんな日だったな~」という振り返りが一日の「生きている実感」になるのかなと思いました。

 藤岡さん:「夜のドライブの酩酊感と逆境の緊張感」

 夜運転中、寄り道などしながら帰る際、コーラを飲むと酔った気分になるという藤岡さん。その最中の酩酊感に生きた心地がするそうな。また、逆境に立った際のプレッシャーを感じる時に、生きる実感があるそうです。かつて勝負師だった藤岡さんらしい回答に納得しました。

 

 まとめ:後日談で、Facebook上で藤岡さんがテーマ2をシェアして質問した際、返ってくる答えは人それぞれでした。「お酒やおつまみが美味しいなと感じたとき」や「悲しいとき」など、十人十色の回答は本当に興味深いものでした。あなたの今生きているなと実感する瞬間はいつ??

 

◆テーマ3 ~「はたらくってなんだろう?」を大人が若者に説明するには?~

 

  井上さん:「自分は〇〇だっていうしっかりとした考えがあればいいのでは?」

 芯を持った考えがあれば、深く悩まずとも「はたらく」ということが自分なりにおいおい分かってくるものではないか、と井上さん。確かに、考えすぎるより素直な自分の信念に従うのがよいのかもしれません。

 私:「色んな生き方があるんだな、と感じられる様々な境遇の人の経験談を聞ける話し合いの場があるといい。その話を踏まえた上で、結局は本人が答えを出すもの。」

 実際、私が就職活動をしていた時、似たような会社員の知り合いが多かったからこそ、限られた考えの中で「はたらく」ことをイメージしていました。けれど、例えば自営業の人の話を聞いたり、異なる業種の方のお話を聞くことで、「こんなはたらき方もあるんだ」と、違った視点でのはたらき方を感じたこともありました。

 藤岡さん:「やりたいことがない、という学生になんと声をかけるか。能力のない人に、好きなことをやればいいんだよというのは、耳障りでなくかっこいいけど、無責任でもある…」

 私もやる気がない時や、目標達成して燃え尽き症候群になった時、似たようなことを感じる時期があり、そういった人たちを見ると羨ましくもあり、眩しすぎて距離を置きたくなる気分になることもありました。はたらくことの意味付けは本人にしか決められないから難しい問題だと思いました。

 

 まとめ:後から振り返って感じたこととして、時代背景や当事者の境遇などで伝え方は変わるのかな、とも思いました。(だからこそ難しい。)そして、先日momoが主催したForaの完済イベントの後半の内容が近いものだったのかなとあらためて思いました。(http://www.momobank.net/news/2958/)「なんのために大学に行くのか?」「今の進路は自分で決めた進路か?」「今後の進路はどう決めたいと考えているか?」など。参加者アンケートでも「話し合いを通して考えるきっかけができてよかった」などの感想があり、学生・社会人ともに実のある時間だったそう。色んな属性の方との対話は、考えの幅が広がり新たな気付きや学びが得られる時間なのかなとも思いました。

 

◆哲学カフェを終えて

 

「生きること」「はたらくこと」について開催された哲学カフェ。

私たちは「命」という有限の時間の中で何に価値を見出し、自分の想いをどう投じるのか?

何のために?生きる意味は?はたらくのはなぜ?

色んな方のお話を通じて、色んな風景が見えました。

今後も自分も含め、色んな方の価値観に向き合ってまいりたいと思います。

 

 

 

「生きる・はたらく」をテーマに思い思いの話をする井上さんと藤岡さん。

この度は興味深い話題を提供してくださりありがとうございました!

また哲学カフェの開催の折にはよろしくお願いします!

2019.11.20

特集

momo合宿って何?~momoに関わる目的をみんなで考える2日間~

こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。

2019年10月19日〜20日の2日間、momo合宿を開催しました。momo合宿とは、レンジャー同士の親睦を深めると共に、これからmomoでどんな活動がしたいか、じっくりと語り合い考えるイベントです。

年1回開かれ、今年は瀬戸市のゲストハウス「ますきち」を貸し切って開催されました。

今から、合宿の内容を時系列にまとめて紹介します。

 

・インタビューゲーム

お互いに15分ずつインタビューを行い、相手の自己紹介文を書くゲーム。私のお相手は、先輩レンジャーのゴリ。

 

ますきちの縁側でくつろぐゴリ

 

私がレンジャーになって1年が経とうとしていますが、ゴリとこうして1対1で話す機会はほとんど無かった気がします(注:別に仲が悪い訳では無い)。

実際にやってみると意外な共通点を知る事ができ、お互いを知るにはとても有意義なゲームと思いました。

相手の話を聞く際、相手にどれだけ寄り添えるかで、聞ける情報量が変わってくると実感。この経験は、実社会でも役立つものだと思います。また、自分の自己紹介文を相手に書いてもらうため、新しい自分の見方に気付く場合もあります。

更にこのゲームを経験し、相手の魅力を上手に紹介出来るようになりたいと実感しました。

※本当はみんなの自己紹介文を公開したい所ですが、プライベートな情報も含まれるため、ここでは割愛させていただきます。ご了承ください。

インタビューゲームについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください!同じmomoレンジャーのこにたんが、詳しく書いています!!

 

・エンパワーメント企画

エンパワーメントとは、組織の構成員一人一人が「力をつける」という意味。今回は、ビリオネア読書術をゴリが紹介してくれました。

はじめのアイスブレイクでは「momoと関わって一番印象に残っている出来事を一字で表すと…」というワークを実施しました。

 

私の一字は「動」

 

momoに携わる色々な人は、本当によく動く、アクティブな人が多いので選びました。

他の人は、「新」「枝」「待」など・・・それぞれの個性が表れています。

続いて、やりたいことに向かって行動に移すためのメソッドとして「ビリオネア読書術」の紹介。

10分間で、自分が選んだ本を速読し、要点や自分に合うところを選び出す速読術。

初体験の私は、半分ぐらい書いたところで時間切れ。しかし、これを習慣付ける事が出来れば、自分にとってきっと為になる!はず…

 

そうこうしているうちに夕方。近所の銭湯でお風呂に入った後、ますきちのオーナー・南さんと一緒に夕食。

 

ラグビーワールドカップをみんなでTV観戦

 

南さんは学生時代にラグビー経験があるため、ルールの解説をしてくれました。

用意した夕食を一通り食べ終えたころ、レンジャーのまなみんの誕生日が近いため、サプライズでケーキを用意。

 

ケーキを用意してくれたゴリと満面の笑みのまなみん

 

みんなお酒がいい感じに回り、気が付いたら日付が変わるまでいろいろと語り合っていました。

大人になっても、こうやって仲間と語り合えるのはいい事だと思う。

 

朝を迎え、2日目は南さんの案内による瀬戸市街歩きからスタート。

 

 

街歩きから戻り、目標決めワーク。これからのmomoでどんな役割でいたいかを各自考えて発表。

私の発表した役割は「ユーティリティープレーヤー」。

意味は、スポーツにおいて1人でいくつものポジションをこなす選手を指す言葉。便利屋と呼ばれる事もありますが、せっかくmomoに携わったので、色んな事に関わり、自分の経験にしたいという思いから選びました。

 

自分が書いた事に対し、みんなが一言ずつ書き加えてくれました。

みんな、ありがとう!!

 

最後は、南さんも交えてみんなで写真撮影。お疲れ様でした。

 

 

<参加してみた感想>

初めてのmomo合宿という事で、どんな事をやるのか正直不安でした。

終始和やかな雰囲気の中、互いの親睦を深め、momoにいる目的を自分の中で再確認する事ができました。

融資先に寄り添う中で、融資先と共に成長出来る。そんな経験をこの団体で出来ればと思っています。