2019.11.20
こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。
2019年10月19日〜20日の2日間、momo合宿を開催しました。momo合宿とは、レンジャー同士の親睦を深めると共に、これからmomoでどんな活動がしたいか、じっくりと語り合い考えるイベントです。
年1回開かれ、今年は瀬戸市のゲストハウス「ますきち」を貸し切って開催されました。
今から、合宿の内容を時系列にまとめて紹介します。
・インタビューゲーム
お互いに15分ずつインタビューを行い、相手の自己紹介文を書くゲーム。私のお相手は、先輩レンジャーのゴリ。
私がレンジャーになって1年が経とうとしていますが、ゴリとこうして1対1で話す機会はほとんど無かった気がします(注:別に仲が悪い訳では無い)。
実際にやってみると意外な共通点を知る事ができ、お互いを知るにはとても有意義なゲームと思いました。
相手の話を聞く際、相手にどれだけ寄り添えるかで、聞ける情報量が変わってくると実感。この経験は、実社会でも役立つものだと思います。また、自分の自己紹介文を相手に書いてもらうため、新しい自分の見方に気付く場合もあります。
更にこのゲームを経験し、相手の魅力を上手に紹介出来るようになりたいと実感しました。
※本当はみんなの自己紹介文を公開したい所ですが、プライベートな情報も含まれるため、ここでは割愛させていただきます。ご了承ください。
インタビューゲームについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください!同じmomoレンジャーのこにたんが、詳しく書いています!!
・エンパワーメント企画
エンパワーメントとは、組織の構成員一人一人が「力をつける」という意味。今回は、ビリオネア読書術をゴリが紹介してくれました。
はじめのアイスブレイクでは「momoと関わって一番印象に残っている出来事を一字で表すと…」というワークを実施しました。
momoに携わる色々な人は、本当によく動く、アクティブな人が多いので選びました。
他の人は、「新」「枝」「待」など・・・それぞれの個性が表れています。
続いて、やりたいことに向かって行動に移すためのメソッドとして「ビリオネア読書術」の紹介。
10分間で、自分が選んだ本を速読し、要点や自分に合うところを選び出す速読術。
初体験の私は、半分ぐらい書いたところで時間切れ。しかし、これを習慣付ける事が出来れば、自分にとってきっと為になる!はず…
そうこうしているうちに夕方。近所の銭湯でお風呂に入った後、ますきちのオーナー・南さんと一緒に夕食。
南さんは学生時代にラグビー経験があるため、ルールの解説をしてくれました。
用意した夕食を一通り食べ終えたころ、レンジャーのまなみんの誕生日が近いため、サプライズでケーキを用意。
みんなお酒がいい感じに回り、気が付いたら日付が変わるまでいろいろと語り合っていました。
大人になっても、こうやって仲間と語り合えるのはいい事だと思う。
朝を迎え、2日目は南さんの案内による瀬戸市街歩きからスタート。
街歩きから戻り、目標決めワーク。これからのmomoでどんな役割でいたいかを各自考えて発表。
私の発表した役割は「ユーティリティープレーヤー」。
意味は、スポーツにおいて1人でいくつものポジションをこなす選手を指す言葉。便利屋と呼ばれる事もありますが、せっかくmomoに携わったので、色んな事に関わり、自分の経験にしたいという思いから選びました。
自分が書いた事に対し、みんなが一言ずつ書き加えてくれました。
最後は、南さんも交えてみんなで写真撮影。お疲れ様でした。
<参加してみた感想>
初めてのmomo合宿という事で、どんな事をやるのか正直不安でした。
終始和やかな雰囲気の中、互いの親睦を深め、momoにいる目的を自分の中で再確認する事ができました。
融資先に寄り添う中で、融資先と共に成長出来る。そんな経験をこの団体で出来ればと思っています。
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
お盆休みを利用して、2泊3日の無人島ツアーに参加してきました。
◆無人島ツアーに参加したきっかけ
ー「生きる」ってどういうことなんだろう?を知りたかった。
日常生活の喧騒。時間だったり仕事だったり、人それぞれ何かに追われながら生活しています。以前勤めていた会社では、忙しい毎日に追われ、食事や睡眠、自己の時間を削ってまで働くこともありました。
人それぞれ思うこと感じることはあると思うけど、そんな毎日を私は「生きている」とは思えませんでした。
一方、便利になっていくと同時に複雑になっていると感じる社会。何か気持ちが追い付いていない感覚。今も昔も「生きる」という行為は変わらないはずなのに、生きづらさや生きている実感がないのはなぜだろう?
なら、いったん何もないシンプルな生活をして「生きる」って何なのか自分なりに感じてみよう!そこからまた考えればよい!
ということでこの度の無人島ツアーに参加することになりました。
◆無人島でやったこと
ー拠点確保
まずはじめに、みんなでテントを張りました。寝床がなければ安心して寝ることができません。安全に生活する拠点を確保することは生きるために必要不可欠であることをあらためて実感しました。動物的にいえば、縄張り確保なのかな?
ー食料調達
無人島生活では原則、自分たちで獲ったものが食料となります。獲れなければ当然食べられません。普段の生活では近くにあるコンビニもありません。生命の危機に関わります。この日は海にいる魚を獲りました。当然魚も生きるために必死で逃げるため、獲るためには魚の生態などの知識やうまく捕まえるための技術がないと時間がかかります。普段店頭に並んでいる魚の切り身のありがたみを実感しました。
ー調理
獲った魚を美味しく食べるために調理します。さすがに無人島にあるものだけで調理することは困難であるため、必要最低限の調理器具、調味料、調理用の真水、米等の使用は許されました。笑
調理方法は素揚げや煮付けなど、シンプルな方法で行いました。火加減も直火だと沸騰するまで時間がかかったり、逆に火が強すぎるから鍋の位置や炉を調整し直したりということもあり、普段の調理環境がいかに充実しているか、身をもって痛感しました…。
◆無人島生活という非日常を通して感じたこと
ー今ある日常は「あたり前」ではなく「ありがたい」ことの積み重ねであることを実感
無人島という何もない場所に身を投じたからこそ、普段「あたり前」に感じていたものが「ありがたい」ものだと実感しました。
蛇口をひねれば出てくる真水、誰かが育て、調理・加工してくれた肉・魚・野菜をはじめとした食料、扉を開けば冷たい飲み物が取り出せる冷蔵庫、遠くまですぐに移動できる自動車・鉄道・飛行機、誰かといつでもどこでも通信できるスマートフォン…(挙げるときりがない)
誰かが「あたり前」にしてくれているこの現実を「ありがたい」と感じながら利用・活用することが日々の日常に小さな感動を与えてくれるのではないかと感じました。
ー人とのつながりの大切さを実感(一人では生きていけない)
仮に無人島に一人で行ったとしたら、できないことはたくさんあったんだろうなと感じました。テント張りも一人だと時間かかるし、道具の移動も場所によっては手伝ってもらってようやく運べるところもあるし、何より人間という生き物は「感情」「知能」をもつので、思ったことを吐き出さないと気持ちがよどんでいく!
けれど、みんながいることで一体感・共同体感覚・安心感を感じて楽しい時間を過ごすことできたし、できないと思ったこともみんなが一緒にいればできる!と前向きに考えられるようになりました。
ーすべて自分次第。小さな感動が日常にスパイスを与える
無人島から帰ってきて感じたことは、今まで気づかなかった日常にも探してみると小さな気づきがあることでした。誰かがかけてくれる声も、結局のところ自分のためを思って言ってくれた言葉だったり、自分が起こした行動に対して真面目にリアクションしてくれる仕事仲間だったり、ただ、なんとなく一緒にいてくれる友達だったり。
周りの世界は変わっていないけど、自分の感じ方が変わったことで、見える世界が変わった気がしました。すべては自分の感じ方・考え方・行動次第。要は自分次第。食べる・寝るなどの生理的欲求に加え、こうした小さな気づき・感動が日常にスパイスを与え、「生きる」実感につながるのかな、と思いました。
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
一般社団法人Foraが2019年5月に完済したことを受け、完済パーティを開催することになりました。これから、完済パーティ開催に向けた打ち合わせのウラ話をお話します。
5月17日にレンジャーミーティング(以下MTG)の際に、Foraが完済の目処がたったことを受け、完済パーティ企画チームを作りました。
Fora完済パーティメンバーはこちら!
◆企画推進にあたり私が意識したこと
メンバーのうち3人がレンジャー歴1年未満の新米レンジャーでした。
momoの場づくりを経験するレンジャーが少ない中、私が大切にしようと思ったことは、
momoが新体制となった際にみんなで考えた【3つの方針】でした。
1.思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
2.顔のみえる関係をより丁寧に築く
3.一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
この3つをカタチにするためには、まずmomoレンジャー同士がそれぞれの想いを共有し、お互いを理解することが重要だと考えました。
そのために、MTGでは常に次のことを意識しました。
1.⇒みんなが同じ方向を向いて一歩ずつ、楽しく成長する
2.⇒細目に連絡を取り合い、お互いの状況を把握・共有できるようにする
3.⇒新メンバーを迎えて、今までのメンバーから意思を継ぐとともに、
それぞれの個性を発揮しmomoレンジャーの役割を果たす
◆序盤戦<お互いを知り、意見を共有する。チームビルディング>
5月17日に完済パーティ企画チームができたことを皮切りに、8~9月を目処にイベントを開催できるよう、メッセンジャーでのグループ通話をしながらそれぞれが思っていることを話し合いました。
はじめのうちはみんながどうしていいか分かっていないように感じました。
私は活発に楽しく話し合える雰囲気を作りたかったので、笑い話も交えながら近況報告や他の人へのツッコミをしていました。笑(時間を使いすぎることもありました苦笑)
また、メンバーの大多数はmomoの場づくりが未経験であること、とはいえ良い経験にして欲しいと思い、基本的に見守る役として、時間を考慮しながら間違った方向の修正や話し合いの閉塞感を断つことを意識しました。
しばらくギアがかかっていない状態でしたが、話し合いを進めるうちにそれぞれが思っているFora完済に対する想い(こんな完済パーティだと楽しそう)や、Foraが理念として大切にしている人生の選択や、キャリア教育についての考えが出始めました。
◆中盤戦<想いをカタチに!構想を具体的にする>
Fora完済パーティをこんな感じにしたい!というそれぞれの想いが共有できたことで、Fora側の窓口のそうちゃんに内容を確認してもらい、ゴールが決まりました。
イベント開催日、開催場所、タイムスケジュール、必要機材、告知方法などなど。自分たちがカタチにしたい場づくりのために人・モノ・場所・お金・方法などについて、みんなであーでもないこーでもないを議論し合いました。
◆終盤戦<できることをやる!経験不足の不安は行動して解消。人事を尽くして天命を待つのみ>
終盤戦に差し掛かり思わぬトラブルが。なんと私ゴリが仕事の都合でイベント当日参加できないことに。数少ない経験者が当日いないことは、他のメンバーに大きな不安を与えてしまったと感じています。
それでも、すでに告知を開始した手前、後には引けない状態。当日もし進行が思うようにいかず、イベントで盛り上がりに欠けてしまったら…完済パーティを区切りに、Foraが新しいスタートを気持ちよく切ってもらえるように何とかしたい…。
ただ私の中では、これだけ話し合ってきたみんななら「できる」と思っていました。
これまで実施したMTGは5月から8月の4ヶ月にかけてなんと驚きの13回。ほぼ毎週打ち合わせている計算です。
チーム結成して間もない序盤は分からないことが多く、方向性が見えない時期もありました。ただ、時間が経つにつれて自分たちが各自やるべきことを考え、行動に移せるようになってきたんです。
経験不足が不安を感じさせることは重々承知でした。私も同じ立場なら不安で当日うまく話せなかったりするかもしれないと思いました。
だから、「(気持ち的に)できない」を「(行動して)できる」ようにするために、「できることをやる」ようにアドバイスしました。そのための材料は、これまでのMTGで話し合ってきたから。イベントの内容・結果・感想は、参加者が感じるまま感じてもらえばいい。私たちはできることを全力でやろうと。
◆終わりに
長かったようで短かったFora完済パーティ企画。果たしてイベントはどうなったのでしょうか??それは参加した人のみが感じられるものとなったのではないでしょうか。
今後も完済したForaをはじめ、momoレンジャーもみんなで楽しく成長して場づくり・情報発信を頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします!
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのたつやです。
7月21日に、momoの定時総会が開かれました。
私にとっては、momoに参加して初めての総会です。
総会は、上場企業に例えると株主総会。
議案書は、有価証券報告書なので、大変なイベントだろうと、微力ながらお手伝いできればという思いで準備に参加しました。
○参加した準備
・議案書発送サロン
議案書の印刷、製本、発送
・議決権回収電話掛け
議決権の回収、議決権行使の電話掛け
基本的に、理事の小雪さんからの指示を仰いで作業していきました。
議案書発送サロンでは、議案書の印刷と製本を担当しました。
出資者分の500部を印刷するとなると、結構大変です。すごい分厚さ。
A4片面の原本を、A3の両面印刷で、冊子になるように印刷します。
初めてやることもあり、これは難しかったです。
中でも、できあがりの冊子を想像して、A4原本を上下左右正しく配置するのが一苦労です。何回間違えたか‥。
印刷ができたら、次は製本。
印刷したA3を折って製本します。
枚数が多いだけに、この単調な作業はいつ終わるのだろうかと思いつつ、ひたすら製本。
封筒に封入しました。
ただ、ひとつひとつ思いを込めて行う単調な作業は心地よく感じました。
議決権回収電話掛けでは、すでに送られてきた議決権を整理しました。
議決権を出資者番号順に並べたり
出資者の出資者番号を調べたり
住所変更の依頼をシステムに反映したり‥
出資金を管理しているシステムがMicrosoft Accessで組んであり、
出資者番号を探すのに使ったのですが、ちょっと使いにくい。
これは不具合ではないかと思い、小雪さんやまなみんに聞いても同じく使いにくいとの返答。
仕事柄、Accessのプログラムは組めるので、ささっとプログラム修正しました。
ちょっと私ならではの貢献ができてよかったです。
議案書作りの手伝いをしながら、中身も読みました。
私が印象に残ったのは、これからのmomoについての以下の3文。
・思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
・顔のみえる関係をより丁寧に築く
・一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
新しくなっていくmomoに参加でき、自分にとって良い経験になるのではないかと感じています。ただ、仕事という本業があり、どこまでmomoに貢献できるかという不安もありますが、momoの活動を楽しみ、活動を通して社会に貢献できたらと考えています。
2019.05.31
長崎県南松浦郡新上五島町。ここは長崎の港から小さな船で西に1時間半のところにある島。いわゆる五島列島は、南北の二つに分けられ、上の島は「上五島(かみごとう)」、下の島はただの「五島」と地元民に呼ばれている。私が訪れたのは上五島。観光客が多いのは、より大きな町のある五島だが、今回は大型連休で予約が集中し宿がとられず、やむなく上五島での滞在となった。
エメラルドグリーンのフカウラの海
旅の目的は綺麗な海を眺めながら、ただただぼーっとすることだったのであまりリサーチをせずに現地入りした。確かキリスト教弾圧の歴史があったところだと思ったので遠藤周作の「沈黙」だけは鞄に入れて。いざ現地に着くとやはり日本人。予定をきゅんきゅんに詰め込み、忙しなく観光し始めた。世界遺産に指定された頭ヶ島天主堂をはじめとする29の教会郡、日本有数の美しいビーチ、2シーズン同時に楽しめる天体観測、そして、キリシタン洞窟クルーズ。私はこのクルーズで一人の神父さまに出会った。
ハリノメンド
上五島の南西に位置する若松地区。桐教会というレンガ色の教会の二つ奥にフカウラという集落がある。キリシタン洞窟クルーズはなんとここの神父さまの船で開催された。
キリシタン洞窟とは、明治時代初期に上五島でも始まったキリスト教弾圧から逃れるために4家族8名が険しい断崖の洞窟に身を隠した場所だ。彼らは炊事の際、焚き火の煙を漁船に見つかり水責めを受けたという。
洞窟の中。歩くのがやっと。
すぐ横には、ハリノメンドと呼ばれる幼いイエスを抱くマリア像の形をした岩礁もある。今でも船でしか行けないらしい洞窟を小さな漁船に揺られて巡った。洞窟はバカみたいにデカかった。身長よりも大きなベージュの岩にゴロゴロと行く手を阻まれ、容易には向こう側に抜けられない。全体はまるでバラエティ番組のセットかと思うほどに大きく、その歴史とは裏腹に皮肉にもコントにしか見えない非現実的な景色だった。
洞窟入り口
入り口に祀られている真っ白な十字架と聖人がベージュ色の洞窟とエメラルドグリーンの海とで見事なコントラストを見せている。船を運転してくれたジャージのおじさんは集落の神父さまだった。神父さまはクルーズの合間にポツリポツリとその歴史を話してくれた。
—私はフカウラの神父です。ずっと昔、私の先祖の潜伏キリシタンはこの里にたった二人でやってきました。聖書とロザリオを持って。フカウラには教会はありません。代々神父の家に集まりひっそりと祈りを捧げてきました。神社はありますし、神主さまも訪れますが、全てはカモフラージュです。神父は私で6代目。そこで遊んでいるのが8代目かな。私たちは近年、長崎にいらっしゃったヨハネパウロ2世さまに教会へ入る許しを頂きました。でも、私たちは教会には行きません。今日までキリスト教弾圧によって迫害を受けてきた多くの潜伏キリシタンのことを思うと、簡単に教会に入ることはできません。この先も私たちはここで、私の家で祈りを捧げ続けます。—
この国には多くの傷跡がある。となりの長崎でも原爆で吹き飛ばされた大きな教会の楼閣を見てきた。教科書で習ったゲンバクとかヒメユリノトウかイオウジマとかそういう悲しい歴史は、暗さと悲惨さゆえ日常会話では口にすることさえはばかられる。だけど、現地に行ってステークホルダーの話を聞くことや現物に触れることでその重さや暗さとはまた別のところで歴史的な事実に純粋な気持ちで出会える。だから自分の目で見て聞くことが大切だ。神父さまが「ここだけしかないよ。」とくれた紫色をした“潜伏キリシタンのお餅”のつるんとした食感が甘く舌に残っている。(まなみん)
2019.02.28
はじめまして。新人momoレンジャーのたつやです。
1月6日(日)に開催された融資先募集の面談にオブザーバーとして参加しました。
今回参加したのは、融資先募集スケジュールのうちの「二次(面談)審査」です。
・一次(書類)審査
・二次(面談)審査
・訪問調査
・最終(理事会)審査
参加者は、momoの理事、顧問と私を含めたmomoレンジャー数名でした。
ホワイトボードに書かれているのが当日のスケジュールです。
『事前共有』、『面談』、『ネガポジ』を行い、審査を進めます。
~~~事前共有~~~
融資希望者に準備していただいた資料(事業内容、資金使途、財務諸表 など)をもとに面談で質問すべきことなどを面談前に洗い出します。
私は、話についていけるよう、その場で手渡された資料を必死に目を通していました。。。
~~~ 面談 ~~~
担当する理事が進行役を務め、融資希望者の方から、
事業の内容、融資を希望するに至った理由などを伺います。
その後、理事や顧問の方々からの質問です。
『就労継続支援B型にはされる予定はありますか。』
『この未払金は、○○の費用ですか。』
『資金使途は運転資金ですか。』
などなど。
私は、資料とにらめっこしながら、聞いていました。
~~~ネガポジ~~~
ネガティブ・ポジティブの略です。
面談を通じて感じた『ネガティブ要素』と『ポジティブ要素』を付箋に記入して、参加者の前で発表します。
ここは、私を含めオブザーバーのmomoレンジャーも参加させていただきました。
ただ、審査のポイントの観点からネガポジをやれればと後で反省。
審査のポイント
地域性、市民性、独自性、継続性、成長性、発展性、浸透性
最後に顧問の方から、訪問審査に伺がう際に、何を見てくるべきかという言葉をいただきました。
これから訪問審査を行い、さらに審査を進めていくそうです。
~~~融資審査に参加して~~~
融資審査には、参加してみかったですが、こんなに早く参加できるとは、思ってもみなかったです。
参加してみて、融資審査は、審査を通じて、momoと共に歩んでいけるか確認する場なのかと感じました。
まだ新人ですが、momoレンジャーとして融資先と伴走し、社会を良くできるか楽しみです。
(momoレンジャー・たつや)
2019.02.28
こんにちはmomoレンジャーのくま&もえもえです。
2014年から2015年の間に5回の”つなぎ融資”を行った「中部ESD拠点協議会」の近況をお伝えします!
このレポートを読んでいただいた方は「SDGs(Sustainable Development Goals)~持続可能な開発目標」について少なからず関心のある方が多いのではないでしょうか。
2015年に新たに「2030年に向けた地球のマスタープラン」として大きく17の開発目標を掲げ採択され、近年では発展途上国や先進国の政府や企業、団体など地球に存在するすべての人が対象となり各地で開発目標を達成するための活動やプロジェクトが展開されています。
この表を見たことがある人も多いのでは!ー画像出典:国連開発計計画(UNDP)ー
”地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)”をスローガンに掲げたSDGsのスタートを受けて始まったのが、これからレポートする中部ESD拠点協議会が運営するプログラムのひとつ「中部サステナ政策塾」です。
まずは「中部ESD拠点協議会」の紹介から。
■中部ESD拠点協議会
国連大学が公式に認定している世界166カ所のESD地域拠点のひとつです。
活動対象地域をおもに、愛知県・岐阜県・三重県をまたがる伊勢・三河湾流域として、持続可能な社会づくりのための教育や学びを推進しています。
東海地方の大学・行政・企業・NPOなどが連携し、2007年に組織し、運営委員会を中心に活動の企画・運営を行っています。
ほかにも行政機関、企業、NPOなどが加盟し、2018年3月時点では77団体が加盟しています。
http://chubu-esd.net
■「中部サステナ政策塾」の取材報告
20~30代までの若者を塾生として集め、持続可能な開発のための教育(ESD)を通じて、持続可能性に関する政策や事例を学んでいます。座学やフィールドワークを通して地域の発展に寄与する政策や企画を立案・推進する「広義のポリシーメーカー」を育成する活動です。
この政策塾から地域の持続可能な発展・実現性を高めていくと同時に、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に寄与できる人材を各業界に輩出する事を目的としています。
2019年2月2日に開催された「SDGsフォーラム」の中で成果発表が行われた様子をお伝えします。
フォーラムには160名を超える傍聴者が参加し、ユネスコ第8代事務局長でもあり、中部サステナ政策塾の特別顧問も務めている 松浦晃一郎氏や環境省のESD担当者などがゲストトーカーとしても参加しており、関心の高さを伺い知ることができました。
今年度は大学生、サラリーマン、企業、銀行員、教員、農家など多様な塾生が約半年間で全10回の講義を経て今回の成果発表会に臨みました。
第1~9回にかけてはさまざまな角度からサスティナブルな活動をしているゲストから活動事例を学び、県内・県外のフィールド゙ワーク、またはフィリピンで行われた国際会議への参加といった活動を通して、塾生の今身近にある課題や社会問題を中心にブラッシュアップさせていきました。
<第8回講座「まちづくりとサスティナビリティ」をテーマにした講義のゲストトークのひとコマ>
「伊勢・三河湾流域圏版のSDGsをつくろう」を今回のスローガンに8分間のプレゼン時間が与えられ、分科会というかたちで17の開発目標にテーマを分けて各フロアを使って発表が行われました。
42名の塾生・ゲストの発表をすべて公聴することはできませんでしたが、個人的に気になったテーマをいくつか傍聴させていただきました。
参加者層やSDGsの開発目標からも通して感じたことは、これからの社会課題を解決・改善していくのは、この地球に生きる個々の意識が大切になってくるということです。
例えば、開発目標の5番「ジェンダー平等を実現しよう」はLGBTの普及活動やメディアに出るLGBTの登場などで後押しされている目標ですが、個々の考え方次第で実現できる目標にも十分なり得るのではないかと私は感じています。
もちろん、企業や団体が動くことで改善されそうな項目も見受けられますが、すべての目標は元をたどれば個々の意識の変化から生まれるものです。
momoレンジャーも、何かできることはないか、自分にできることは小さなことでも行動に移す。そんなことを意識しているメンバーが多いように個人的には感じています。
その意識や活動が波及し、また新たな風を吹き込む。
そんな連鎖が起き続けることを「中部サステナ政策塾」から感じることができました。
2019年4月からは、SDGsのネットワークづくりを強化させていく予定でいるそうです。
個人的にもこれからの動向にも注視していきたいと思います!
交流会では塾生含めて80名ほどが参加。互いの活動について意見交換が活発に行われました。
会場に収まりきらず廊下まで埋め尽くして、熱く語り合う参加者の姿が見られました。
昨年の2倍以上の人数らしく、年々注目度が高まっている様子が改めて伺えました。
また、中部サステナ政策塾は次年度以降、東海三県におけるSDGsネットワークを発展させるべく、幅広く人材を集める事を検討しているそうです。
更なる発展にご注目ください。
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取材した感想
中部ESD拠点協議会の幹事機関兼事務局である中部大学は私(くま)の母校です。
学生時代に大学内のESD推進プロジェクトに関わっていました。
当時はただの大学のプログラムだと思っていましたが、中部ESD拠点協議会から学びの機会をもらっていたのだと、取材して初めて知りました。
さらには、私が在学していたのは中部ESD拠点協議会がmomoから融資を受けていた時期に該当するのです。
なんて御縁があるんだろうと驚きでした。
SDGsは社会的関心が高まっており、新聞やテレビなどでもよく耳にする言葉になりました。
気になるかたは、塾生になってみてはどうでしょうか。
(momoレンジャー:くま)
2018.11.30
9月11日にみらいmtgを行いました。
私は初めて参加したということもあり、何をするのかもイマイチわからないまま事務所の扉を開けました。すると、理事が何人か席に座っていて、緊張が走りました。
「なんかいつものmtgとは違うな」と悟りました。そしてmtgが始まると、みんな黙り込み言葉が出ない様子でした。
ファシリテーターがみんなの意気込みについて聞くと
「今年でmomoは 10周年を迎え新体制となった。事業を拡大するのかそれとも現状維持でいいのか」
と悩む声がありました。
確かに事業を成り立たせるためには変化は必要です。そのためには、momoも時代に合わせて変わらなくてはなりません。
まず、解決の糸口として、KJ法を用いて今やりたいことを率直に書き込みました。
すると、緊張がほぐれたのかいくつもの案が出ていました。
これがmomoの力なのではないかと感じ取れました。最初の緊張感はみんながmomoを思うが故に真剣になっていたのではないかと推測されます。
これだけ本気になれることはなかなかありません。
今まさにmomoは変わろうとしています。私もmomoの一員として支えていきます。
ようやく舵を握り、帆をはり出港したようにmomoは突き進んでいきます。
失敗することは誰にでもあります。しかし、それにくじけずに成長していきます。
良きみらいのために今後も助け合っていきます。
(momoレンジャー いのっち)
2018.08.31
2018年5月19日、名古屋市港区の重症児デイサービス「社会福祉法人ふれ愛名古屋(以下、ふれ愛名古屋)」さん
の事務所でmomoレンジャーと融資先との関係づくりを学ぶために勉強会を行いました。
ふれ愛名古屋さんは、過去の融資先ですが、現在でもmomoレンジャーとして関わったことがきっかけで職員になった方がいるなど、momoとのつながりの強い元融資先です。今回は代表の鈴木さん、当時momoレンジャーとして関わっていたあずさんのお二人を中心に当時の活動についてお話を聞きました。お二人のお話の中から印象に残った意見をピックアップしながら振り返っていきます。※は私の感想です。
「福祉は1人のニーズがあれば動かないといけない。
どんな子どもが生まれてきても安心して地域で育てていける、親が死んでも子どもが地域で暮らしていけるような仕組みをつくっている。」
※子どもが生まれてくるとき、どんな子どもが生まれてくるかわからないけれど、ふれあい名古屋さんのような施設が自分の地域にあることで子育てがしやすくなると思いました。
「“関係づくり”というけれど、そもそも融資先との関係はできている。
momoが融資をしている段階で、すでにmomoと融資先との関係はできている。」
※「momoと融資先の関係づくり」というテーマでしたが、確かに融資先であるということはmomoとの関係はできているので、どのように関わればいいか悩む前にどんどん関わってチャレンジしていけばいいんだと感じました。
「お金は出すけど、口は出さない。」
※金融機関に対しての鈴木さんの発言です。確かに金融機関はお金を貸すまでの段階は融資するために力を入れるけれど、そのあとの支援は手薄になるかもしれません。また、金融機関の職員の本音の意見はあまり融資先に言えないし、ほめることはあっても悪いことはあまり言わず、あくまでも融資先はお客様という関係にあると思います。
一方でmomoは融資先はお客様ではなくて、同じ地域をよくしていく仲間のような関係であるため、自分たちが率直に感じた意見を伝えたり、融資してからの関係がどんどん深まっていき、融資が完済してからも何らかの関わりを持って必要な時にお互いに助け合えるような関係性があると感じます。
「アリの目とトリの目」
※経営者は自分の団体のことで日々忙しく、さらに日々仕事をして行く中で専門性がどんどんと高まっていくので、アリの目線になりがちとのこと。しかしmomoレンジャーが来て団体に関わり、専門性もなく何にもとらわれない視点から意見をすることはとても有難いとのこと。そういった客観的なトリの目線は、今後もmomoレンジャーの強みになると思いました。
2018.08.31
momoトレ第4回が5月27日(日)にmomoの事務所にて行われました。
これまでのmomoトレの中では最長の3時間を予定していましたが、それに収まりきらないほど、そしてまだまだ話し足りないほど密度の濃い時間となりました。
ゲストは横浜からお越しいただいた、元PubliCoの山元圭太さん。現在は「合同会社 喜代七」を設立し、「地域を育む生態系をつくる」をミッションに活動されています。
山元さんは非営利だけでなく、企業、行政、様々なセクターにおけるコンサルに携わってきた伴走のスペシャリスト。知識の広さ深さが圧倒的でした。
そんな山元さんのお話を聞き、momoの今後の伴走支援のあり方や、momoという組織と個人の関係性を改めて考えたmomoトレ4回目の様子をお伝えします。
▲レンジャーの子供が参加していたり、レンジャーがわざわざ静岡から持ってきてくれたお茶をみんなで飲んだりと、和やかな雰囲気でした。
山元さんのお話
はじめにこれまでのmomoトレの振り返りをしたのち、山元さんにお話をしていただきました。なぜこの世界に入り今のような活動に至ったのかという山元さん自身の経歴、また組織の成長フェーズやビジネスタイプのフレームなど、団体支援において必要となる知識的なお話でした。
印象的だったのは、組織の在り方として問題解決型と価値創造型があるということ。
問題解決型はビジョンとしてゴールラインがはっきりしているけれど、価値創造型はゴールの方角だけ決まっているような組織なのだそう。簡単に説明するならば、前者はゲームのドラゴンクエスト、後者はアニメのワンピースのような組織。momoはどちらかと言うとこっち寄りかなー、なんていう話もしました。
そして「伴走支援における提供価値とは客観性だ」と山元さん。
「相手の方の悩みやお話を聞く中で自分自身もこんがらがって迷路にはまってしまうことはないの?」という質問には「確かに迷うこともあるけれど混乱したらその日はやめてしまう」とのこと。また事前に思考していくことはあまりしていないようで、いかに客観性を大切にしていらっしゃるのかが分かりました。
これからのmomoの伴走支援を考える
これまでのmomoトレを通し、また今回のmomoトレの中でも話題になった「伴走支援を行うmomoレンジャーは価値として何が提供できるのか。そもそもmomoという団体として何を残したいのか。」という疑問。
今回のmomoトレで答えが定まったわけではありませんが、レンジャーひとりひとりが、やりたいことやこの活動にかける想いを改めて思い返し、自分たちなりに答えを考える場となりました。
その思いを胸にこれからも、これまで以上にアクティブに頑張っていきたいと思います。
(momoレンジャー ゆっこ)