momo

2016.11.30

特集:小さい秋見つけた!秋といえば芸術。N-markとのイベントで場づくりと情報発信について考えた

 momoレンジャーのゴリです。11月12日(土)に、つなぎ融資先である「N-mark」との共催イベントを開催しました。
 
 
・N-markってどんな団体?
 N-markは、現代アートをサポートし、シーンを盛り上げるための活動を行う団体で
す。アートの手法を用いて、中川運河に関わる人々の思いや魅力、新たな発見や感動を、目に見える”カタチ”にしていくために、アートによる地域の魅力再発見を目的とする事業「中川運河リミコライン・アート・プロジェクト」を2014年から実施しています。(前回の記事もご覧ください!)
 

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リミコラインアートプロジェクトの活動拠点である中川区にある森石油ビル。今回お披露目会の会場として使わせていただきました。momoレンジャーまなみんの達筆にてお出迎えです!

 
 
・イントロダクション
 まずは、N-mark代表の武藤さんから事業紹介です。中川運河では、ここ3年の活動を経てやっと自分の目指す「みんなでつくる現代アート」に近づいてきたとお話がありました。武藤さんをはじめ、この地域で活動している周りの人が影響を受け、アーティスティックで自発的な感性が根づいてきた証拠だと感じました。
 

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・名古屋でこんなことができたんだ! 名古屋散歩と蝋引きワークショップ
 次にN-markの活動の中心である中川運河の周りを散歩しました。時期は11月中旬、天気は散歩日和の晴れでポカポカ陽気。まったりとした時間を過ごすことができました。
 

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天候に恵まれてよかったです。
 
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みんなで散歩@中川運河松重閘門
 
 
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散歩の後は、参加者で蝋引きワークショップ。散歩中に各自で拾い集めた落ち葉で「蝋引き」をしました。紙の間に拾ってきた落ち葉を挟み、蝋の粉を上からまぶして、上からアイロンをかけます。落ち葉を蝋で紙に接着させて完成です。
 
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みんなで作業中! 熱中してます!
 
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色づいた落ち葉が夕日に映えていい感じです。

 
 
・バズセッション:場づくり&情報発信について考える
 このセッションでは、3~4人一組になって自分が今まで心に残ったイベントを話し合い、そこから話を発展させてさらに話を広げるという時間を作りました。各グループが思い思いにディスカッションをして、話が尽きることがありませんでした!
 

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合間合間にキーワードなるものをmomoレンジャーまなみんがピックアップして習字で書き、共有しました。

 
 
・バズセッションの間はまったりコーヒータイム
このセッションの間に、中川運河リミコラインオリジナルブレンドのコーヒー豆を挽く体験も参加者にしてもらいました。部屋中にコーヒーの香ばしい香りが広がる……。
 

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武藤さんの知人である服部さんがコーヒーを丁寧に淹れてくれました。服部さん、ごちそうさまでした!

 
 
・最後に感想共有。
 今までにない体験や名古屋という身近な場所にこのようなアートについて考える場所があり、みなさん普段とは違った次元を体感されたご様子でした。
 

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 私自身、このイベントに参加するまでは、アート活動をしている団体が地域をどう盛り上げていくのか想像もついていなかったのですが、武藤さんのお話を聞いて、中川運河や長者町の色んな人との関わり合い、地道な活動を通じて、「地域が作られていく⇔若いアーティストが育っていく」ことを感じました。これからもいろんなイベント・ワークショップを通じて、地域のアートシーンを盛り上げたり、さまざまな市民の参加の機会を作っていってほしいです! 
 
 リミコラインプロジェクトでは毎月土曜日に何かしらイベントを開催しているとのことなので、気になる方はぜひお気軽に参加してみてください。(ゴリ)

2016.08.31

新規融資先紹介「N-mark」

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 momoの第58番目の融資先(つなぎ融資)となるN-markの事業、中川運河リミコライン・アート・プロジェクトは、アートによる地域の魅力再発見を目的とする事業です。このプロジェクトはアートという手法を用いて、運河に関わる人々の思い、運河の魅力、新たな発見や感動を目に見える”カタチ”にしていきたい、そんな思いから2014年に始まりました。
 
 舞台は名古屋地域における中心的な水上輸送路として大活躍した中川運河。現在ではピーク時の約2%まで稼働率が減少し、一線を退いた運河。momoレンジャーまなみんの地元でもあります。
 

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代表の武藤さん。

 
 
 プロジェクトの代表武藤さんは、この中川運河の畔で発見した「秘密基地」中川運河アート&リサーチラボを拠点にみなさんとともに、水辺空間を活用したアートな実験や経験を積み重ね、運河、水辺のある環境を生活のリズムの中に取り戻して行きたいと考えています。合言葉は、「みんなで考え、みんなで作るアート。」
この言葉どおり、ここではフィールドワークをしたり、運河を使ったゲームを考えたり、人が乗れる船を作ったり、いろいろなプロセスに関わることができます。
 

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キャプション:船作りの様子。

 
 
 私も、とある日のワークショップに実際に参加させていただきました。
 
 
■つくろう! 人造石ワークショップ
 

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 コンクリート技術が普及する以前、中川運河や名古屋港の築港時に人造石(長七たたき)と言われる技術が使われていました。この技術は土と石灰と水を混ぜて突き固めるとコンクリートよりも丈夫で耐久性も100年以上になるというもの。そんな人造石を型に流し、丈夫で草木との相性もバッチリのプランターを作っちゃおう! というワークショップです。
 

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まずは種作り。

 
 
 サバ土に水、石灰、スサ(藁)、海藻でできた糊を少し加えて機械で混ぜます。ブルンブルン震える機械のグリップをおそるおそる掴む子供。こんな体験もなかなかできない貴重な体験かもしれませんね。
 

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混ぜ終えた種を紙でできた型に少しずつ流し込み、木材などで突き固めていきます。これを繰り返します。

 
 

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圧が均一になるように回りながらひたすら突きます。大人も子どもも夢中。

 
 

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顔料で種に色付けしたり、周辺に石を入れモザイクのような模様を出したり。アレンジは自由自在。

 
 
 当日は炎天下の中、京都からの庭師ご一家や東京のガーデナー、アーティスト、会社帰りのサラリーマンも参加していて、ワイワイととても盛り上がりました。こんな風にいろんな地域に暮らす、いろいろなセクターの方が水辺の秘密基地に集って共に何かを作り合えること。それだけでとても価値のあることだなと地元在住の私は思います。プランターの出来上がりは約一週間後。楽しみです♩(まなみん)
 
 

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後期:こちらが一週間経過したプランターです。前よりも乾燥し、白くなっていましたー。これから屋外にさらし強度を上げていくとのことですー!

 
 
 
リンク:中川運河リミコライン・アートプロジェクト(公式FBページ)