2017.08.31
2017年7月2日にmomo事務所にて、融資先「NPO法人ひろがり」さんの完済記念イベントを行いました。
今回のイベントは、ひろがりさんが大切にされている『「食べること、ふれあうこと」について知る』がテーマです。代表の丹羽さんの講演に加え、食べさせてもらう人の気持ちを知ったり、ひろがりさんで行っている「ふれあい体操」を教えてもらったりしました。
まずは、実際に食べたり飲んだりしながら「食べる時の口の動きの仕組み」や「食べさせてもらう人の気持ち」を知る体験をしました。これらを知ることで、より正しい食事のサポート方法がわかるようになります。食べることは生活の土台であるので、ひろがりさんでは食事をとることのサポートを大切にされているそうです。
人は食べ物を口に入れて飲み込むまでに、唇・舌・頬を使って非常に複雑な動きをしています。例えば下唇は食べ物を乗せる台の役割と食べる量を調整していて、舌先はどんな食べ物かを確かめるセンサーの役割を果たしています。普段はあまり気付かないですが、口の中はこのように理にかなって動いているのです。そのため、いきなり口の奥に食べ物を入れると非常に食べにくかったです……。これは、小さなお子さんやお年寄りのサポートにも通じる部分があるのではないでしょうか。やはり「相手の立場に立つこと」は大切ですね。
そして、ひろがりさんで実施されている「ふれあい体操」を体験しました。「海は広いな大きな~♪」の歌に合わせて、優しく背中に触れます。そうすると、お腹や肩に入った力がぬけて、呼吸がしやすくなったりご飯が食べやすくなったりするのです。また、触れ合うことでお子さんの表情がうんと良くなるそうですよ。心と体と生活はつながっているのですね。
今回のイベントは、可愛いゲスト(momoの職員のお子さん)がいて、とてもにぎやかでした。次回以降の完済イベントもにぎやかになると嬉しいです。
(momoレンジャー せきちゃん)
2017.05.31
2017年3月末、季節外れの暖かさに少し汗ばみながら、NPO法人ひろがりを訪問してきました。
ひろがりは、重症心身障がい児とその家族を支えているNPO法人で、現在は2つの事業所を運営しています。今回はそのうちの1つ「旧ひろがり2」に訪問した時のゆったりしたお話です。
扉を開けると、奥から職員さんと子どもの声が聞こえてきます。代表の丹羽さんの案内で中に入ると、職員さんが「ボランティアさんがきたよ〜」と明るく出迎えてくれました。
この日は絵本を読みながら、子どもたちと一緒に簡単な遊びをしました。
絵本の中には懐かしい手遊びがたくさん!「はないちもんめ」や「げんこつ山のたぬきさん」などなど、みなさんも一度はやったことがあるのではないでしょうか?
NPO法人ひろがりに来ている子どもたちは、自分だけで本を読んだり手遊びをしたりすることはできません。しかし、こうやって大人と一緒に手や足を動かしたり、刺激を与えてあげるとニコッと笑ったり声を出したりなど、それぞれの反応を示しながら楽しんでいます。
単に体を動かす、体に触れる、のではなく、遊びを通してこれらができることが、ひろがりに流れている温かくてホッとする時間のカギ。小さい頃に慣れ親しんだ遊びたちは、こうやって見ると思ったより奥深いものなのかもしれません。
※今回訪れた「旧ひろがり2」は新事務所のオープンに伴って「新ひろがり2」に移転しました!
詳しくはひろがりのホームページに載っているので、ぜひご覧ください。
(TKG)
2017.02.28
momoレンジャーのりーちゃんです。私にとって2回目のひろがりさん訪問に行ってきました。ひろがりさんは、重症心身障がい児とその家族を支えている団体です。子どもの身体感覚に働きかける、「ふれあい体操(※)」など独自のプログラムを持っていて、常に多くの見学者や研修生が訪れます。また子どもたちにとっても、訪問者が来てふれあうことで、普段とは違う刺激を受け、とても大事な時間となっています。子どもたちとのふれあいと勉強を兼ねて、継続的に同じ人が来てくれるようになればと思いました。
今年ひろがりは5周年を迎えます。現在計画しているmomoの「完済イベント」が、今年度のひろがりさんにとっての一大イベントになったりして…。
※ふれあい体操のご紹介
特別支援学校の長年の実践のなかから生まれた、静的弛緩誘導法を基にした体操。子どもに優しく声かけしながら、お腹、背中、腰、頸部、手や足に順に触れていく手技です。単に身体を動かしたり、さすったりするということではなく、対話したり歌いかけながら触れることにより脳に働きかけます。緊張や拘縮が徐々にゆるんだり、呼吸も楽になり、笑顔が出てくることがあります。その結果、痰が出やすくなったり、食事が楽に摂れるようになることを経験しています。(ひろがりHPより)
2016.11.30
momoレンジャーのりーちゃんです。今回、初めて「子育ちデイ ひろがり」さんを訪問しました。ひろがりさんは、重い障がい(重症心身障がい)をもった子ども達のデイサービスをひらいています。まず印象的だったのが、初めのあいさつはひとりひとり目を合わせての握手。コミュニケーションを大切にしていることが伝わってきました。あとからお聞きしたことですが、重症児だからといって、命を大切にする医療的な面だけではなく、ふれあいを大切にする福祉的な面が必要だということです。
momoレンジャーが用意した絵本と楽器で音遊びをしました。子ども達はみんな感受性が豊かで、楽しんでもらえた様子でよかったです。他にも歌を歌ったり、シーツブランコをしたりしました。嬉しそうな笑顔が見られました。
必要だということです。
代表の丹羽さんは、食べることが主体性で、ふれあうことが社会性で、どちらも大切だというお話をされていました。障がいをもった子ども達は食べるのも一苦労。外に出るのも大変なので、さまざまな人とふれあう機会も少ないです。そんな子ども達を理解するために、研修会なども行っています。前回の研修会の様子は、ひろがりさんのブログや、momo通信で紹介されています。ぜひ研修会に参加してみてはいかがでしょうか?(りーちゃん)
2016.08.31
8月11日(木・祝)、久しぶりにひろがりの訪問に行くことができました。今回も絵本の読み聞かせをしたうえで子どもたちと交流しました。今回は夏真っ盛りということで、衣装を身に着け一緒にフラダンスを踊りました。いつもながら子どもたちの笑顔に癒されました。
今回の訪問は、9月に開催されるひろがり主催イベントの「わくわくプロジェクト」についての詳細を聞くためでもありました。医療ケアを必要とする重度の障がい児に「食べること」「ふれあうこと」を無理なく育みあうイベント。ただのデイサービスでなく、子どもたちの生きる力を育むひろがりならではのイベントに期待しつつ、ぜひmomoレンジャーとしてお手伝いをしなくては、と思うのでした。(はなぽん)
2016.05.31
2016年5月4日(水)、ゴールデンウィーク中でも大盛況の「ひろがり」で、たくさんの方に迎えていただきました。今回はなかむと私という新人momoレンジャーの二人組で「いっしょにきしゃにのせてって」という絵本の読み聞かせをしました。絵本に仕掛けを手作りして、ふれあいの機会を多く持つようにしました。ふれあうたびに子どもたちから満面の笑みをもらえて非常に嬉しかったです。読み聞かせの後には、みんなからお礼に「でんでらりゅうば」の踊りを見せてもらい、とても和やかな雰囲気となりました。
これから多数のイベントを開く予定があるという喜ばしい情報を伺い、その際にはmomoレンジャーとしてぜひお手伝いに参上せねばと思いました。
【取材後期】
子供たちに非常に喜んでもらえると、次回の訪問時はどんなことをしようか考えるのが楽しくなりますね。(はなぽん)