momoレンジャーのちょうさんです。
momoの融資先である一般社団法人KOTONASUさんは、愛知県刈谷市で障がい者福祉事業を営んでらっしゃり、障がい者のアート活動にも精力的に取り組んでいます。
去る2024年7月13〜15日の三日間、KOTONASUさんは障がい者アートの展示会を刈谷市総合文化センターで開催しましたので、リポートさせていただきます!
■アール・ブリュット展
展示会の名称は「TRUE COLORS 〜そのままの心で〜 インクルーシブ アール・ブリュット展」。フランス語でアールは「芸術」、ブリュットは「生の」「そのままの」「純粋な」なので、アール・ブリュット展は「純粋な芸術展」という意味になります。
(▲入口には、ドライフラワーで埋め尽くされた大きなハートがお出迎え)
■ドライフラワーのオブジェ
会場を進むと、まず目をひくのが、壁いっぱいに散りばめられた個性豊かなドライフラワーのオブジェの数々。私達momoレンジャーも花のオブジェ制作にお手伝いに行ったので、制作風景を見ていたときの感動と、制作された方々の笑顔が蘇ってきました。
ちなみに、このドライフラワーのもとになっている花は、momoの“志金”で建てたビニールハウスで育てられました。 momoの“志金”が形を変えて、障がいをもつ方々のアート活動を支援できていると考えると、感慨深いものがありますね。
(▲障がいをもつ方々が熱心に、そして楽しみながら制作した花のオブジェ)
■さをり織り
また、障がいをもつ方々が織った「さをり織り」の作品も多数展示されていました。「さをり織り」とは、織り方のルールに縛られない自由な手織りのことです。どんな織り方でもすべて自己表現であって、感性の織り物だと言われています。
(▲障がいをもつ方々が丹精を込めて織った「さをり織り」のバッグなど)
■展示会の名称に込められた“思い”
「インクルーシブ アール・ブリュット展」。今回の展示会を監修されている現代アーティストの水谷イズル先生の「ひとりひとりの個性を大切に」という思いと、KOTONASU代表の篠田さんの「障がいの有無や人種など様々な違いを認め合い、お互いを尊重し合いながら生きていくインクルーシブ(包み込む)社会」をめざす思いが凝縮された展示会でした。