こんにちは、momoレンジャーのTKGです。
タチキカラの杉野さんが、4月〜5月にクラウドファンディングに挑戦し、現在取り組んでいる炭窯作り。ほぼ完成!まで辿りついたということで、炭窯作りのお話を伺ってきました。
▲炭窯の前にてお話を聞かせていただきました
炭窯作りのスタートは、昨年8月に遡ります。
まずは、基礎工事からスタート。ここは土建屋さんにお願いしてやってもらいます。
その次は、杉野さんの友人や応援団も駆けつけ、レンガ積みの作業です。このレンガは、全てクラウドファンディングの資金で購入した耐火レンガ。杉野さんは、愛知県内の築炉屋さん(火や熱が発生する設備に関する施工を築炉というのだそう)で、この耐火レンガ、耐火セメント、耐火モルタルを購入しました。
ちなみに、このレンガはイギリス積み、という積み方。
▲イギリス積み
レンガを一段おきに、長い面、小さい面と一段おきに積む方式のことで、丈夫なのが特徴です。
なお、この炭窯に使われているレンガはなんと約700個!想像より多い!!!それくらい、1つの炭窯を作るのに、労力もお金もかかるんだなあと感じますね。
レンガを積み終わったら、モルタルを塗ってから打ち込んでいき、その間に、焚き口を作ります。
それが終わると、最も大事な作業、煙突作りに入ります。
杉野さん曰く「煙突は、全てが変わる一番大事な要素。他が良くても、煙突が悪ければダメだし、逆にいうと、他のところの出来がそこまで良くなくても、煙突が良ければ良い窯になる」。
ここの技術は企業秘密で、図面にも残すことなく、一人で集中して仕上げます。実際、杉野さんも出来が気に入らず、2回も壊してやり直したそうです。
その後、窯の内側、そして天井を作って形は完成! そこから試運転をし、しっかり炭になることを確認して、ほぼ完成。
伺ったのは1月下旬ですが、もう2月には完成するだろうとのことでした。
クラウドファンディングのリターンも、3月〜5月ごろにお届けできるように準備中です! クラウドファンディングのリターンや、現在受けている注文が完了次第、杉野さんの炭は、タチキカラのホームページ、Facebook から購入可能です。ぜひお問い合わせください!
<編集こぼれ話>
炭窯の天井をよくみてみると、手形を発見!
バイトで来てくれた学生や、設計士さんの手形なんだそう。この後これは土で隠れてしまうそうなのですが、「隠れてしまうものを愛でるのが良さ」と杉野さん。なんだそれめちゃめちゃ素敵!!と感動した私でした。
ちなみに杉野さん、ピザ窯作りの仕事も受けているそうなので、ピザ窯を作りたい方はぜひお問い合わせを!