子連れmomoレンジャーのもえもえです。
最近3徹で終えたメインの仕事に加えて 少しばかり他の仕事もするようになり、家にいないことをチクリと言われてしまう今日この頃です。
あぁ…女性の社会進出って難しい。
何くそ精神が強い私は、夕方に一度家に帰ってから子供を寝かしつけ、深夜にまた職場へ行きます。
体力的にきつい中、一応 家の事はしているのに色々と言われる理不尽さに悲しくなることがあります。
私は働くのが好きというわけではなく、社会にアクションを起こすことで生まれる出会いを通して 私も子供も共に視野を広げていけたら、と考えています。
・日本は社会進出する女性がまだまだ少ない
日本女性の幸福度を20年近く調査した慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターの調査では、日本女性の幸福度は【専業主婦 > 働く妻】でした。
さらに子供の有無で振り分けると、【子どもがいない専業主婦>子どもがいない働く妻>子どもがいる専業主婦>子どもがいる働く妻】という何とも残念な結果が出ました。
※ここでの幸福度とは、「あなたは幸せだと思っていますか。それとも、不幸だと思っていますか。」といった質問に「5=とても幸せ」から「1=とても不幸」の5段階で回答
結果の主な要因は以下となります。
・妻の育児、家事のボリュームの多さ(そこに重なる仕事の多忙さ)
・金銭的な余裕
家事育児は日本の社会問題で、これが少子化にも関わっています。私は、この日本社会で孤独な闘いを続ける母親の日々を想像してしまいます…
また、今回のテーマの決定にあたり思い出したのが、2019年に引退をしたロンドン五輪柔道で大活躍した松本薫さんの言葉です。
【もともと、産後にアスリートを続ける女性が少なく、自分がやってみることで「社会に何が足りないのか知りたい」と思っていました。同世代のアスリートが結婚し、子育てをする姿を見る中で、「なぜ男性アスリートは当たり前にできることが、女性アスリートは当たり前にはできないんだろう」と思っていたんです。同時に、何かやり方を工夫すればできるんじゃないか、とも考えていました。
実際の生活では、常に寝不足の状態で練習し、練習不足のまま試合をする感じでした。夫も私も実家が遠いので、親族のサポートが得にくい状況でした。娘が保育園に入る前は、練習場まで連れて行くしか選択肢がなかった。自分が練習している間は、後輩に面倒を見てもらっていました。娘が保育園に入ってからは、練習前に保育園へ送り届け、練習を途中で抜けて迎えに行くという生活でした。】
松本薫さんの世界は特別ですが、この気持ちに共感できるお母さんはたくさんいるはず、と感じました。
私も仕事の〆切が近い時は寝不足になったり、打合せで子供を迎えに行けなくなることがあります。
子育ては試行錯誤の連続です。
先人や心理学の知恵もありますが、昔の女性がおんぶをしながら働いてきた時代の「子育てしながらの仕事」と、今の時代の「仕事をしながらの子育て」は、少し性質が違う気がします。
今は「子育て」と「仕事」と「旦那さん」と「両親の考え方」と闘う日々です。
・ここからはお茶の間の話
この前ラジオでこんな相談がありました。
「旦那さんが美容院に行かせてくれない」
「週一で飲みに行くことに色々言われる」
ちょっと意味が分からない苛立ちを覚えました。それぞれの家庭の事情がある、と飲み込みたい気持ちはありますが、個人の尊厳をないがしろにしている気がします。
また、正社員だと有給を使って子供の行事や緊急ごとに対応することがあります。
うちの場合、コロナのこともあり、私の有給ばかりが減ると平常時での子供の対応がまかりならないと考え、旦那さんに有給取得をお願いしました。そうすると「有給を連続して取ったり、頻繁に取ったりできる雰囲気じゃない」と言われた瞬間、この事態への社会の対応と、この状況でも休む勇気がない態度へ失望を感じてしまいます。
女性の方が、子供の対応で休みを取りやすい状況もあるとは思います。でも、お母さんだって「すみません」「ご迷惑おかけします」と言って休んでいます。
愚痴っぽくもなりましたが、私は「子育ては夫婦二人でするもの」ということを物申したいんです。
「支えてくれる女性がいい」ではなく「お互いが支え合う関係」でいること。どちらかがいなければ どちらかが助け合って家庭を維持していけばいい。
「母親が家事や子育てを当たり前のようにする」「母親ってそういうものだ」という意識が変わり、そこに社会の理解もついてこないと、日本で真の女性の社会進出は訪れないと思います。
・これも気になっている点
アンケートで職種を選ぶ欄によくある「会社員」と「主婦」という選択肢。
「会社員」の定義は「正雇用である人」を指すらしいのですが、じゃあ「会社員であり主婦でもある」はどっちに属すのだろう?とアンケートに答えるたびに考え、とりあえず「会社員」に丸をしています。
マーケティング上「子供がいる人である」ことを知りたいのかなとは思いますが、もし前者を前提としているなら、そもそも設定がこれからの時代には合わないよなぁ、とか思いながら私はとりあえず「会社員」に丸をし続けるのでしょう。
以上 日々のブログ的記事をお読みいただきありがとうございました!
(momoレンジャー もえもえ)