こんにちは。momoレンジャーのあーちゃんです。
この度64件目の融資先となった、就労体験カフェ「Cafeスマイル」を訪問してきました。
名古屋市千種区にあるCafeスマイルは、女性バーテンダーの世界大会で第4位になった、しゅうろうしえんSWEET HOME代表の廣瀬のり子さんによって、2016年にオープンしました。
(お店の外観)
(店内)
廣瀬さんは技術もさることながら、「酒場のカウンセラー」と言われるバーテンダーの仕事を通して、人の心に寄り添ってきました。
当日は常連のお客様がいる忙しい中、Cafeスマイルについて、丁寧に教えてくれました。
〇就労体験カフェ「Cafeスマイル」とは
不登校やひきこもり、ニートの方が、簡単なお手伝いからラテアート、調理、接客といった就労体験が行えるカフェです。Cafeスマイルでは、見学から始め、体験時間は30分から、体験回数は月1回からと、就労体験のハードルを下げて参加しやすくしています。
〇事業を起こした理由
自分自身が不登校で苦しみ、思い悩んでいた時期がありました。そんな自身の経験から「不登校やひきこもり、ニートの方たちの力になりたい」その思いでCafeスマイルをオープンしました。このお店が居場所となり、就労体験を通して、人との接点を持って欲しいと考えています。
〇就労体験の利用者「スマイルメンバー」
今は中学生から40代のスマイルメンバーがいます。就労体験によって「お客様と話が出来るようになった」「ラテアート、調理、接客が出来るようになった」「スイーツ作りの体験が活き、ケーキ屋での仕事が決まった」など、Cafeスマイルでの就労体験が、人とのつながり、社会へ踏み出すきっかけになっています。
(廣瀬さんにラテアートをお願いしました)
(廣瀬さんのお子さん むーちゃんも挑戦)
〇「Cafeスマイル」を訪問して
ラテアートやスイーツ作りは、子供から大人まで楽しんで行えるため、カフェという業態が、就労体験に合っていると思いました。また、今回はスマイルメンバーの方に会えませんでしたが、常連のお客様と会話したり、廣瀬さんやむーちゃんのラテアートを見て楽しく盛り上がったりと、お店の温かい雰囲気を充分に感じました。
訪問した日の新聞コラムに、こんな一文が載っていました。
民俗学の父 柳田国男は、血縁を指す「親子」は本来もっと広い意味があり、地域とのつながりを含む言葉だったと説いている。廣瀬さんは「ランチに来るサラリーマンを始め、常連のお客様は、このお店の事をよく知っている」と話されました。
私は、Cafeスマイルとスマイルメンバー、そして来店されるお客様に、つながりを感じました。
新融資先Cafeスマイルのお披露目会も企画しますので、是非ご参加ください。