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「人生に問いを」~人の可能性を広げる活動~

こんにちは、momoレンジャーのきょんきょんです!

この度私は、一般法人Fora東海支社Nexus(以下Nexus)の取材に伺ってきました! 

Nexusは、高校生が自らの意思で進路決定ができることを目指し、

「仮決め」をコンセプトにしたワークショップ形式の授業を実施している団体です。

 

そして今回取材に応じてくれたのは、Nexusの事務局長である神谷総一郎さんです!

神谷さんはコミュニティ・ユース・バンクmomoにも所属しており、Nexusとはmomoの融資先として関わることがあり、知ったそうです。そして、Nexusで活動している人たちの活動や想いに触れ、Nexusの一員となったそうです。(そして今ではmomoの理事、Nexusの事務局長という凄いお方です、、、! )

 

 

ーでは、神谷さんが触発されたNexusのメンバーとはどんな人たちですか?

*以下神谷さん→(カ)の表記

(カ):授業を行うにも準備段階から全力で取り組み、授業が終わった後でもそこで終わりにするのではなく、次につなげていこうとする姿勢が見られて尊敬します。

Nexusのメンバーは教員志望の学生や、進路選択で失敗したという苦い経験から後輩に伝えたいという学生など、それぞれ想いを持った大学生が集まります。

 

 

 

ー 教える側のそれぞれの想いが、質の高い授業ができる原動力となるんですね!

  

神谷さんも自分自身の苦手箇所があってこそ、後輩たちの力になろうとしたきっかけになったと想いを語ってくれました!

 

(カ):Nexusの授業は教育関係の大学生以外にも、文系から理系まで全学部の大学生が教えの担い手として集まっています。これは大学生が運営しているNexusの強みであり、高校生の興味がある学部の現役の大学生から話を聞くことにより、イメージがつきやすいといったメリットでもあります。

 

 

 

ー担任の先生だけでは生徒一人一人の、学部学科の知識を十分に伝えるのは難しいですしね、、、Nexusは先生たちのサポートとしての役割も担っているのですね。

 

ーしかし、授業の一環として行うとなると高校生は受け身になってしまわないのですか?

 

私自身高校生の時に進路を決める際、授業の一環で先生や講師から進路について話を聞いた記憶はあるのですが、いまいち頭に入ってこなかった経験があるので(苦笑)

どうやって高校生の主体性を引き出す授業を行っているのか、、、Nexusの取材にあたりこのことが一番聞きたかった事でした。

 

(カ):Nexusの授業ではアクティブラーニングを取り入れた授業をとっているため、

授業の初めから終わりまで黙って座っているということはありません。ワークショップ形式の授業では、実際に大学で学んでいる内容を扱った問題を体を動かしながら取り組みます。(下の写真はワークショップでの様子です)自ら体を動かし、考えることでその後の大学生による授業の話が頭に入り、定着しやすくなります。

 

 

 

ーなるほど!このことがNexusの理念である、「なんとなくからの脱却」なんですね!

 

一方的に話を聞くだけだと、なんとなくわかっている気になってしまう。そうして進路決定の際もなんとなくで選んでしまいがちな現状があります。

このことからNexusの授業では脱却し、与えられた知識を自身の考えに結びつかせるような授業形態をとっているということが分かりました。

Nexusではこのなんとなくからの脱却を前段階として、ゆくゆくは主体的な意思決定ができる段階になることを目的としているそうです。

 

 

 

〇Nexusの取材を終えて考えること

近年日本では大学の進学率も上がり、大学へ行くことがごく少数だった時代に比べると将来への選択肢もぐんと広がったと思います。しかし、進路決定の際に自分が何をしたいのかわからない、進学したはいいが思ったものと違ったと途中で大学を中退する子も少なくありません。この原因に、今の子どもたちには自分と向き合う時間が足りていないということが挙げられるのではないのでしょうか。

 

今回の取材を通して、Nexusはまさにこうした現状に光をともした活動をしているのだと感じました。そして、Nexusの活動は「人生に問いを」を理念としているように、私たちにも大切なことを気づかせてくれます。

Nexusの活動がもっと多くの人に広まって、問いのある人生を歩める人が増えることを願います。

↑ワークショップでの写真。高校生に溶け込んで授業をしています。

 

(momoレンジャー・きょんきょん)