7月のmomo定時総会でも、これからのmomoを表すキーワードとなった“顔の見える関係づくり”。
「10年を超えるmomoの歴史の中で関わって来た人と、momoレンジャー、そしてこのmomo通信を読む人の関係を作りたい!」
そんな思いで、お久しぶりの「出資者インタビュー」を定時総会後に行いました。
出資者の方のmomoへの思いを聞きながら、momoの周りの人たちや、これからのmomoの姿を伝えられたらいいな、と思います。
▲右手:腕を組みながら一昔前を回想する長野さん。
左手:長野さんの話すスピードにタイピングが追いつかないmomoレンジャーTKG。
今回インタビューしたのは、momoの設立時から理事として関わっていた長野奈美(旧姓:野口)さんです。
ーはじめまして!さっそくですが、普段はどんなことをされていますか?
勤めていた新聞社をやめて、産後ケアのインストラクターをしています。
次女の産後に今働いている産後ケアに通い始めたのですが、それまで「お母さんになることは自分の欲を諦めること」だと思っていたのに「母になっても自分の人生を諦めなくて良い」というメッセージを受け取って衝撃を受けたんです。
通ううちに次第に「これを伝える側になりたい!」と思って、去年の11月にインストラクターデビューしました。
ーなんとかっこいい…!
長野さんとmomoの関わりについてお聞きしたいのですが、momoを初めて知ったのはいつですか?
名古屋NGOセンターの研修の同期だった、きむ(木村真樹 前代表理事)に会ったのがきっかけです。きむに声をかけてもらって、直感的に面白そう!と思いました。
設立の準備期間からずっと関わって、1期に副代表理事を務めました。
ーmomoとの関わりで、印象に残っていることはありますか?
融資先「NPO法人こうじびら山の家」の現地調査で、代表理事のきいちゃん(北村周さん)とお話しました。
その時にきいちゃんから、郡上の山のおじいちゃんがいかにすごい人なのか、そして僕もそんなじいちゃんになりたいんだ、という話を何度も聞きました。
自分とそんなに年が変わらない人が、こんなにも地域に根ざして自分の未来を描いていることに感動したんですよね。
それから融資審査を経験して「自分は何もできないけどこの人のことを応援したい!」という気持ちが芽生えました。
▲パワフルな笑顔〜!
ーそれから10年ほど経ちますが、いまのmomoについて、どう感じていますか?
ここまでmomoが続いてきて、後を継いでもらった人たちに尊敬の念を抱いています。
私がいた当時は「スキルも経験もないけど、志だけはある!」という人が来るということが多かったですが、今のmomoは、専門的なスキルを持つ人が集まっていて、それだけ求心力のある団体に成長したんだと思いますね。
ー最後に、これからのmomoに期待することがあれば教えてください!
momoを設立したきむが退任して、新しい組織になることを想像していますが、それは良いことだと思っているし、応援したいです。
ここまでmomoが続いて来たのは、自分たちがやっていることが地域の役に立っているという信念や確信、誇りがあったからだと思います。
他の仕事の傍でmomoに関わる中で、とても苦しかったり、力が割けなかったりする場面があるかもしれないけれど、理念や自分のやりたことに立ち返って、活動を続けて欲しいですね。
ー設立当初から関わっている方にそう言ってもらえるのは嬉しいです。ありがとうございました!
<編集後記>
総会の後ということもあり、今までのmomo、そしてこれからのmomoに想いを馳せながらのインタビューとなりました。
新体制のmomoの道のりがどんなものなのかはまだ私も分からないですが、長野さんのいう通り「理念や自分のやりたことに立ち返」りながら、一歩一歩進みたいと思います。
momoレンジャーTKG