2018年5月19日、名古屋市港区の重症児デイサービス「社会福祉法人ふれ愛名古屋(以下、ふれ愛名古屋)」さん
の事務所でmomoレンジャーと融資先との関係づくりを学ぶために勉強会を行いました。
ふれ愛名古屋さんは、過去の融資先ですが、現在でもmomoレンジャーとして関わったことがきっかけで職員になった方がいるなど、momoとのつながりの強い元融資先です。今回は代表の鈴木さん、当時momoレンジャーとして関わっていたあずさんのお二人を中心に当時の活動についてお話を聞きました。お二人のお話の中から印象に残った意見をピックアップしながら振り返っていきます。※は私の感想です。
「福祉は1人のニーズがあれば動かないといけない。
どんな子どもが生まれてきても安心して地域で育てていける、親が死んでも子どもが地域で暮らしていけるような仕組みをつくっている。」
※子どもが生まれてくるとき、どんな子どもが生まれてくるかわからないけれど、ふれあい名古屋さんのような施設が自分の地域にあることで子育てがしやすくなると思いました。
「“関係づくり”というけれど、そもそも融資先との関係はできている。
momoが融資をしている段階で、すでにmomoと融資先との関係はできている。」
※「momoと融資先の関係づくり」というテーマでしたが、確かに融資先であるということはmomoとの関係はできているので、どのように関わればいいか悩む前にどんどん関わってチャレンジしていけばいいんだと感じました。
「お金は出すけど、口は出さない。」
※金融機関に対しての鈴木さんの発言です。確かに金融機関はお金を貸すまでの段階は融資するために力を入れるけれど、そのあとの支援は手薄になるかもしれません。また、金融機関の職員の本音の意見はあまり融資先に言えないし、ほめることはあっても悪いことはあまり言わず、あくまでも融資先はお客様という関係にあると思います。
一方でmomoは融資先はお客様ではなくて、同じ地域をよくしていく仲間のような関係であるため、自分たちが率直に感じた意見を伝えたり、融資してからの関係がどんどん深まっていき、融資が完済してからも何らかの関わりを持って必要な時にお互いに助け合えるような関係性があると感じます。
「アリの目とトリの目」
※経営者は自分の団体のことで日々忙しく、さらに日々仕事をして行く中で専門性がどんどんと高まっていくので、アリの目線になりがちとのこと。しかしmomoレンジャーが来て団体に関わり、専門性もなく何にもとらわれない視点から意見をすることはとても有難いとのこと。そういった客観的なトリの目線は、今後もmomoレンジャーの強みになると思いました。