6/23~24にかけてmomo合宿をおこないました。場所は、元momoレンジャーが住職を務めるお寺さん。いつもとは違う非日常空間でmomo合宿はスタートしました。みんなでメンバーが作ってくれた九州料理をわいわい食べたり、夜中までクイズ大会をしたりと楽しい遊びもたくさん行いましたが、一年に一度しかない合宿ということで真面目に取り組んだワークショップについてすこしご紹介したいと思います。
私が担当したワークは合宿のはじめに行なったmomoトレの振り返りです。5月に全4回ゲストを迎えて行ったmomoトレをレンジャーが3グループに分かれ、ワールドカフェというワークショップで振り返りました。
ワールドカフェはグループメンバー全員がずっと同じ場所に居続けるのではなく、伝え役の一人を残してくるくる人が入れ替わるという形式のワークショップ。話した内容や一人ひとりのアイデアが一枚の用紙に重なっていくので、アイデア出しやイベントの整理に向いています。
今回のワークもこれからのmomoを語る上でキーとなる言葉がたくさん生まれました。レンジャーひとりひとりの目からみたmomoトレが集まり、仮想空間の3Dを見るように立体的に振り返られたような気がします。やりっぱなしにするのではなく振り返りをおこなうことで、あのワークの際メンバー一人ひとりが何を考えていたのかが分かりました。またmomoトレから少し時間が経っている為、momoトレをベースとしてその間にあった活動や生活の中で追加された考えや新たな発見なども多く見られました。
次に、レンジャーのゴリが行なってくれたのはサブパーソナリティトランプというツールを使ったワークでした。トランプ はハートタイプ「社交家・目立ちたがり屋」「賞賛・承認」、ダイヤタイプ「友好家・イエスマン」「受容・所属」、クラブタイプ「理論化・理屈屋」「安全・正確」、スペードタイプ「実践家・独裁者」「達成・決断」という性格のペルソナを表した4タイプあります。
進め方として、まずは自分で自分の性格に近いトランプを10枚選びます。次に他のメンバーから自分の選んだ10枚以外から自分の性格に近いトランプをみてもらい、あーだこーだ話しながら4枚追加をしてもらいメンバーとのキャッチボールの中で修正を入れます。最後にメンバーに手をいれてもらったトランプを見ながら本人が感想をいうというものです。自分が思っている自分の性格と他人から見た自分の性格は意外と異なることも多く、カードを貼り付けた途端ざわつく場面もw。でも、理由を話し対話をしていく中でなるほどと思ってくれたようです。
このワークなかなか面白く予定より長引いてしまいました。ワークを通して自分の人格や行動特性を知る(自己理解)とともに、同時にメンバーの人格や行動特性を知る(他者理解)ことで、自分や周りの足元をみつめなおすことができました。今後ワークで得たものをそれぞれの自己実現へつなげていけたらといいなと思います。
■編集後記
momoではレンジャーmtgの際ワークショップ形式でおこなうことが多くあります。それは根底に「対話こそ唯一平和に世の中を変えることができる手段である」という考えや文化があるから。日本の義務教育ではあまり対話の重要性を積極的に指導されないので、自分の意見を言うのは責任が伴って面倒くさいとか恥ずかしいというメンバーも中にはいるかもしれません。でも、わたしは思うんです。意見のやり取りというのは本当はとても面白くて気持ちいいことなのだ、と。伝え合うことの大切さをメンバーとこれからも共有していけたら素敵だなと思います。
(momoレンジャー まなみん)