こんにちは、momoレンジャーのはるこです!
3/1に新融資先の五段農園さんに訪問してきました。
ビニールハウスでトマトの種を植えているところにお邪魔し、五段農園代表の高谷さんにお話を伺いました。
就農のきっかけ
元々都市でお仕事をされていた高谷さん。
東日本大震災をきっかけに、3年前に岐阜に移住し、就農されました。
「横浜では種の生産をする仕事をしていたのですが、その時に肥料や農薬ありきの現場を見てきました。モノカルチャーの中で、農薬とのいたちごっこを繰り返すばかりで、農業が人の手を離れているような感覚でした。
それから東日本大震災が起こって、たくさんの見ないふりをしていたことが明るみに出てきたな、と思ったんです。」
移住の決意
今までやってきた仕事も、家も、全てを捨てて、わざわざ「岐阜」を選んだと理由を伺うと…
「ロッククライミングをしてて…」
と意外な答えが。
高谷さんは趣味でロッククライミングをしていて、岐阜に訪れることが何度もあったそうです。
何度か来るうちに、山や川、自然に囲まれた場所である岐阜に「ここに住めたらなぁ」と思うようになり「ここに移住すればいいのか!!」と決断に至りました。
奥様に相談したところ「いいんじゃない?何とかなるよ!!」との力強い言葉に背中を押され、決断から8ヶ月で前職を辞め、岐阜県の白川町に移住しました。
今やっていること
新規で就農して、3年。
高谷さんは今、少量多品目で有機野菜を作りながら、有機の培養土を作ることにも力を入れています。
実は、有機の培養土は、あまりいいものがないそうです。
良い培養土を作るために、まずは良い堆肥を作ることから始めています。
堆肥は、窒素と炭素のバランス次第で、微生物がつくるもの。いい堆肥を作ることで、いい培養土を作っていきます。
▲お土産に土いただきました。
これからやりたいこと
今は、培養土を作っている段階で、有機野菜を作ることも同時並行でやっていますが、いつかは有機農業と培養土づくりの分業を目指していくそうです。
岐阜県の白川町には、Iターンで就農する人が多く、この日も高谷さんの周りには多くの若手農家が集まっていました。
そんな人たちが、高谷さんの作った培養土を使って、有機農業をする日は遠くないのかもしれません。
「培養土は農業でたくさん必要だからこそ、全国でいろんな人が作ってくれたらいいなぁ。東海は自分が頑張る。」
と力強く言っていました。
▲今後の夢を熱く語っていただきました。
東日本大震災をきっかけに、就農した高谷さん。そこには、有機農業にかける熱い想いがありました。
より多くの人に、有機農業を広めていくために、五段農園のお披露目会を企画中です!!
(7/8開催です!詳細はfacebookイベントページをご覧ください)
お楽しみに!
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五段農園最新情報は こちら からご覧ください。
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