こんにちは!momoレンジャーのはるこです!
2017年11月12日、株式会社スピリット(以下、「スピリット」)の完済イベントを行いました!
スピリットは、高山市で堆肥製造や畜産の総合コンサルテーションに取り組む、momoの46件目の融資先です。
「momo×moriwaku café 畜産たくさんトーク ~森と野菜と人の「ワクワクする関係」を考える~」と題して行った、このイベント。林業、畜産、農業の若手フロントランナーが集まり、森と野菜と人のまだ見ぬ関係にワクワクする時間になりました。
■林業・畜産・農業はワクワクがいっぱい!!
突然ですが、みなさんは、「畜産」や「農業」、「林業」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
今回イベントは、私たちのイメージを覆す事業を行う3社をゲストに迎え行いました。
まずは、momoの融資先でもあるスピリット。その事業は「畜産」から始まり、どんどん広がっています。
畜産の中でも、主に牛の環境改善コンサルタントを行っています。その畜産の糞を利用した堆肥「みな土」づくりを行い、その販売も行います。この堆肥を使えば、家庭でも簡単に野菜作りができるんだとか。
そして、「みな土」を使った野菜の栽培と販売、野菜を使用した飲食サービスの展開も始まっています。
はじまりは畜産ですが、農業、そして、飲食とつながっていて、スピリットの事業はまだまだ広がっていくように感じました。
▲スピリットの藤原さん。農業だけでなく、ミュージシャンととしての顔も持つ魅力いっぱいの方です。
スピリットとコラボしたのは、林業・農業の分野で第一線を走る2社。
1社目は、飛騨五木株式会社(以下、「飛騨五木」)。「2035年には木が当たり前に身近にある社会に」というビジョンを掲げ、林業をもっと身近に感じられるような取り組みを行っています。
例えば、「衣食住学遊」の場面で利用できる商品の開発やサービスを行ったり、日本の森林業がもっとワクワクするようなポータルサイト「日本の森がもっとワクワク」を立ち上げたり。
今回会場となったmoriwaku caféの運営もビジョン実現のための事業の一つ。店内にはなんと日本全国47都道府県の木材が使われているんです!!木の香り漂う癒しの空間は、木を身近に感じさせてくれます。
今後も、日本の森がもっとワクワクするような事業を行っていく予定だそうです。
▲飛騨五木の井上さん。林業のこれからは可能性に溢れています。
2社目は、マイファーム株式会社(以下、「マイファーム」)。「自産自消のできる社会」を目指して、農作物の生産・流通・販売まで行っています。
そのほかにも、体験農園や農業大学校の運営をはじめ、農業コンサルティングや農業分野のCSR活動に参入する企業の支援など、「農業が楽しい」を広める活動も行われています!
▲マイファームの久納さん。この表情からも農業の楽しさが伝わります。
3社の事業紹介を聞いた参加者の方に感想を伺うと…?「農業のイメージが180度変わりました…」と驚きを隠しきれない様子。
■農業・林業のこれからは…?
続いて行ったのは、トークセッション&フロアディスカッション。
違う分野で活躍する3名にそれぞれの立場からこれからについて語ったり、参加者の質問に答えてもらったりしました。
「牛を育てる」「木を切る」「野菜を育てる」
農業や林業と聞くとそんな言葉しか浮かんでこなかった私は3社の語る「未来」にワクワクしっぱなしでした。
家庭でできるように、「みな土」の販売を行うスピリット。
林業についてきちんと学ぶことができるように、林業の大学を作ろうと試みる飛騨五木。
減少していく農家がやめないように、新しく農業に取り組み始める人が続けてくれるように、コンサルティングを行うマイファーム。
3社ともにあった「つなげていく」ための取り組み。
生きていくうえで必要不可欠な「食べる」「暮らす」に関わる分野だからこそ、きちんと残していくことが大事になるんですね。
「これから」の話にゲストの3人もワクワクが止まりません。
■「ひだごぼくのうた」でフィナーレ♪
そろそろ会もお開き…
と思ったら、おもむろにギターを取り出したスピリットの藤原さん。
「最後に一曲…」
と自作の「ひだごぼくのうた」を披露してくださいました。
独特のリズムと頭に残る歌詞が印象的なこの歌。
帰り道に口ずさんでしまうほど、耳に残るすてきな歌でした♪
「畜産」「林業」「農業」にとってもワクワクした1日。
木や野菜が今よりも身近にある社会は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。そして、それを作っていくのは、3社だけでなく、私たちだと思います。
春が来たら、「みな土」を使って野菜を作ってみようかなと思う、はるこでした。