普段はあまり意識しませんが、
「お金は何かを得るための手段である。」
「時間は、何に費やすかを自分で決めることができる。」
「積極的に行動すれば人脈が広がる。」
改めて言われなくても、みなさんよく知っていることだと思います。
でも、当たり前をきちんと文章にしてみたり、当たり前のことから始めて何かを考えるって、とても大事なことだと思いませんか?
10月20日(金)に行われた、アソシア志友館さん企画のおもしろ学校、小川雅章先生(犬山市教育委員会)の「中学生が学ぶユークリッド幾何学の入り口」に参加したので、ご紹介しまーす!
ユークリッドという人は、5つの当たり前をきっかけに図形に関するストーリーをまとめた人で、誰もが認める当たり前を出発点としてさまざまなことを証明したそうです。今回の授業では、当たり前のことから新しいことを証明する体験をいくつかさせていただきました。
例えば「3本の線があり、ある2つの角度(同位角)が等しいと2本の線が平行になる。」というものがあります。それを使うと、なんと、三角形の内角の和が180度になることが証明できるのです!
なんだかこう聞くと、難しそうな気がしてしまいますが、小川雅章先生は来ていた小学生にも伝わる話し方でと~ってもわかりやすく、話してくれました。小川先生の授業スタイルは、答えを教えるのではなく、どう考えたらよいかのヒントを出すだけです。それだけで、参加者の中から「あ~~、なるほどー!! 」という声がいたるところから聞こえてくる、すばらしい授業でした。他にも、6角形の内角の和や星型の先端の角度の和はいくつかということをみんなで考えることができました。
何か難しそうな感じがしますが、予備知識は全く無しでも、今回のお話の中で与えられた材料のみで、頭を使って考えれば、授業に楽しく参加することができました。簡単な決めごとをもとに、いろいろなことを組み合わせて新しい発見をしていく。数学の醍醐味(だいごみ)です。みなさんも頭をフル回転させて帰っていった様子でした。
社会人になった今、中学校レベルの数学の授業をあらためて聞くことで、頭を使う練習ができました。「当たり前から新しいことを考える。」他のことに応用していきたいです!!
小川雅章先生、アソシア志友館さん、ありがとうございました!!
(momoレンジャー ながちゃん)