2017年7月2日にmomo事務所にて、融資先「NPO法人ひろがり」さんの完済記念イベントを行いました。
今回のイベントは、ひろがりさんが大切にされている『「食べること、ふれあうこと」について知る』がテーマです。代表の丹羽さんの講演に加え、食べさせてもらう人の気持ちを知ったり、ひろがりさんで行っている「ふれあい体操」を教えてもらったりしました。
まずは、実際に食べたり飲んだりしながら「食べる時の口の動きの仕組み」や「食べさせてもらう人の気持ち」を知る体験をしました。これらを知ることで、より正しい食事のサポート方法がわかるようになります。食べることは生活の土台であるので、ひろがりさんでは食事をとることのサポートを大切にされているそうです。
人は食べ物を口に入れて飲み込むまでに、唇・舌・頬を使って非常に複雑な動きをしています。例えば下唇は食べ物を乗せる台の役割と食べる量を調整していて、舌先はどんな食べ物かを確かめるセンサーの役割を果たしています。普段はあまり気付かないですが、口の中はこのように理にかなって動いているのです。そのため、いきなり口の奥に食べ物を入れると非常に食べにくかったです……。これは、小さなお子さんやお年寄りのサポートにも通じる部分があるのではないでしょうか。やはり「相手の立場に立つこと」は大切ですね。
そして、ひろがりさんで実施されている「ふれあい体操」を体験しました。「海は広いな大きな~♪」の歌に合わせて、優しく背中に触れます。そうすると、お腹や肩に入った力がぬけて、呼吸がしやすくなったりご飯が食べやすくなったりするのです。また、触れ合うことでお子さんの表情がうんと良くなるそうですよ。心と体と生活はつながっているのですね。
今回のイベントは、可愛いゲスト(momoの職員のお子さん)がいて、とてもにぎやかでした。次回以降の完済イベントもにぎやかになると嬉しいです。
(momoレンジャー せきちゃん)