momoを志金で応援いただいている出資者の思いの少し奥にお邪魔するこの企画。今回は、学生時代に出資をはじめたという吉岡 あずみさん(20代)。今年で出資歴7年の、元momoレンジャーです。
吉岡さんのように、momoの出資者にはかなり長くお付き合いいたいている出資者が実は結構いるのです。その理由を、現代の多様なコミュニティのひとつとしてのmomoから、今回は考えてみることにします。
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momoを知ったきっかけは、NGO系のイベントに行ったときだそうです。もともとボランティア活動などに興味があったという吉岡さん。
-出資してだいぶ長いですよね。どんな思いから出資されたんですか?-
人とのつながりや出会いを通じて、社会の課題や関係を変えていくmomoのあり方に共感を覚えたからかもしれない。いつの時代も人とのつながりは重要なものであると思うけど、今はそれがとても希薄なものになっていると思います。学校だけ、会社だけ、極端な話家族だけ、もしそれがなくなったらどこに新たな居場所を見出すのか。居場所探しを、居場所がなくなってから探すのか?
momoは、出資というかたちではあるけれど、それだけではない、出資した先の人との関わりが生まれるところにひとつの良さがあると思います。
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吉岡さんは仕事のかたわら、仲間と農業をしているそうです。その仲間とはなんと、momoのつながりで出会った人とのこと。同じコミュニティだと情報が偏りがちになりますが、momoの出資者にはあらゆる立場の人がよい意味でごちゃまぜになっています。
そこから広がる立場や想い、考え、仲間、アイデア、意識・・・吉岡さんの活動のように、志高い仲間が見つかるかもしれません。同じ思いの仲間が見つかるかもしれません。
NPOバンクであるコミュニティ・ユース・バンクmomoは、「強い人も弱い人も気持ちよく生きていけるコミュニティ」であると筆者の私は感じます。ここで指す「強い人」「弱い人」は、単純な能力や成果だけではなく、もっと幅広い定義です。人を想う心がmomoへの出資というかたちになり、それが人とのつながりというかたちになって返ってくる。
momoはそんな存在ではないかと、インタビューをしていて感じました。(もえもえ)